あれから数日が経った
私は仕事に追われ中々彼に会いに行けなかった
だけどそんな日々もやっと終わり
明日は土曜日…比企谷君に久しぶりに会いに行ける
そう考えただけで胸が踊った
土曜日になり 朝早くから家を出り比企谷君の家に向かった。
雪乃ちゃんは昨日は比企谷君の家に泊まったらしく、
向かうのは私一人だった
陽乃「ひゃっはろー!久しぶりだね比企谷君!」
彼の家の鍵を開け 部屋にドタドタ入っていった
早く彼に会いたかったから
連絡もせずに来てしまった
まぁ、サプライズ見たいな感じでいいよね!
陽乃「ん、んー?」
リビングに入っても人の気配がなかった
まだ比企谷君寝てるのかな?
でも雪乃ちゃんの姿も無いぞ?
出掛けてるのかな?
そんな事を思いながらも比企谷君の部屋をそーっと開けてみた
そうすると布団の中に大きな丘が出来ていた
ふふふ、まだ寝てたのね お姉ちゃんを心配させた罰を与えないとね♪そう思いながら布団をめくり 比企谷君の隣に寝転がろうと思ったのだがそこには
比企谷君の胸の中で少し丸くなって寝ている
雪乃ちゃんの姿があった
比企谷君も雪乃ちゃんを抱きしめるような形で
陽乃「う、嘘?どうして……」
涙が溢れてきた 胸が痛くて…痛くて
張り裂けそうな程に痛くて…
私が居たかった場所に雪乃ちゃんが居て
私がどうしても欲しかったものを雪乃ちゃんが
手に入れて…結局私には何も残らなかった
その事が物凄く辛かった
私は今すぐにでもその場を離れたかった
だから部屋を出ようとしたが その時
八幡「…陽乃さんどうして泣いているんですか?」
彼に気が付かれた 泣いてる姿は見せてないハズ
なのに彼は見破った
陽乃「な、何を行ってるのかな?泣いてなんか無いよ」
外骨格を無理やりつけ 何も無いかのように
装った
八幡「今の俺は騙せませんよ…昔ならまだしも」
多分昔でも通用しなかったかも知れない
あの、初対面で比企谷君には…
陽乃「あはは…比企谷君には敵わないや」
そんなやり取りをしていると雪乃ちゃんが起きた
雪乃「あら、姉さん来ていたのね…」
陽乃「うん、ついさっき来たの お邪魔だったかな?」
雪乃「比企谷君と二人きりでイチャついてもいいのなら邪魔なのだけれど、生憎私は比企谷君の彼女ではないから邪険には出来ないわね」
彼女じゃない?
陽乃「え?2人は一緒に寝ていたのよね?」
八幡「あぁ、それは…映画見てたら2人で寝落ちたんだよ、そこにあるPC立ち上げたらDVDドライブの中にパンさんの映画がある筈だ」
そういう事だったのね…
私の早とちりか…良かった
陽乃「分かったけど、今日は私と寝る事!!
雪乃ちゃんだけずるい!」
雪乃「仕事が忙しいからって
こっちに来ない姉さんが悪いのよ」
この妹本当に生意気になったこと…
こうして、誤解が解けたのはいいのだけど
陽乃「雪乃ちゃんはいつまで比企谷君にくっついているの?」
雪乃「永遠かしら?」
八幡「怖いから…」ブルブル
雪乃「ごめんなさい、冗談よ」ふふっ
目が冗談じゃ無かったのだけど
陽乃「朝ごはん作って上げるから早く来てね」
八幡「…ありがとな 休みの日にわざわざすまん」
本当に優しいんだから
なんだかんだ言いながら私や雪乃ちゃんの事を
心配してくれて…
こんなの好きにならないわけないじゃん