比企谷君と…雪ノ下と…   作:ゼロ少佐

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2話

翌日15時半

俺は久しぶりに千葉駅にやってきた

今は1年に1度しか実家に帰ってきてないから

ちょうど半年ぶり位に千葉にやってきた

 

千葉には楽しかった思い出、辛かった思い出

大切にしたい思い出が詰まっている

だから俺は大好きな千葉を出た

 

醜いもので上書きをしたく無かったから

俺にとっての宝物にしたかったから

 

そんな事を考えながらマッ缶を開け

ゴクゴクと飲み始める

 

都内にも一応売ってあるが

千葉とは違って自販機などにはなく

わざわざスーパーに買いに行かなければならない

そこら辺を考えるとやはり千葉は最高だ

 

会長「やぁ、比企谷君早いね」

 

数分ほど経った頃会長が

きちんとした正装でやってきた

 

八幡「こんにちは会長、お早いですね」

 

会長「あぁ、こんにちは…

ちゃんとスーツを着てきたんだな

偉いじゃないか」

 

俺の服装を見てふむふむと頷き始めた

 

八幡「一応オフな所ですが、会長と平社員の俺では流石に立場が違いすぎるので」

 

会長「ははっ、君ならそう言うと思っていたよ」

 

そういう会長も今日は正装で来ている

ココで違和感を覚えることが出来れば後々あんな事にはならなかったのだろう…

だが、今の八幡に知る由は無かった

 

会長「あそこのホテルのレストランに予約している

少し早いがもう入ろうか」

 

そういい歩き始め、

俺は会長と他愛のない会話をしながら

高級そうなホテルに向かっていった

 

レストランに着くと

 

会長「東堂という名で予約しているものだが」

 

ウェイター「ご確認しますねーーはい東堂様で4名様のご予約ですね ご案内致します」

 

4名?どういう事だ?

他に2名誰か来るのか?

 

そんな事を疑問に思いながら個室に連れてこられた

レストランの中でも特に景色の綺麗な部屋だった

 

八幡「会長?どういう事ですか?」

 

会長にちょいちょいと隣にこいと指さされ

会長の隣の席に座った

 

会長「黙っててすまないと思っている

今日君をここに呼んだのはお見合いをしてもらう為だ」

 

は?俺がお見合いだと?

 

会長「君は仕事もできるし、会社での人望もあるが恋愛方面にはからっきしだったから心配でな、少々強引だがセッティングさせてもらったよ」

 

そんな事をほざいていた…いや仰っていたと言うべきか…だが俺は作れなかったんじゃない

望んで作らなかったんだ

何度か告白されたこともあるし

今では鈍感系は卒業している

 

八幡「どうして、言ってくれなかったんですか?」

 

会長「君逃げるでしょ?」

 

ビクッと肩が震えてしまった

会長は図星だなと笑っていた

 

八幡「相手はどんな方何ですか?」

 

会長「興味を持ってくれたかね 相手方の女性は物凄くべっぴんでな、写真は敢えて見せないが 本当によく出来た女性だよ」

 

八幡「顔がよくて、性格もよく出来たか…」

 

その時1人の女性の顔が浮かんでしまった

雪ノ下雪乃だ…

俺が憧れていた女性の名だ

 

八幡「雪ノ下…」

 

ボソッと呟いてしまった

 

会長「おや、どうしてその名を?」

 

え?何で会長が反応するんだ…

まさか!?

 

席をたち逃げようとしたが腕を掴まれた

 

八幡「離して下さい!雪ノ下だけは!雪ノ下だけはダメなんです!離せ!」

 

声を荒あげ会長の手を振りほどこうとした

だが中々離れず無理やり勢いをつけて動き

その反動で前に倒れてしまった

 

会長「比企谷君!どうしたのかね!」

 

八幡「はぁ、はぁ雪ノ下だけは雪ノ下だけは…」

 

「雪ノ下がどうかしたのかな?」

 

前を向くとそこには

白い肌に綺麗なボディラインに豊満な胸、そして整った顔をした雪ノ下陽乃の姿があった

 

陽乃「久しぶりだね、比企谷君」

 

八幡「………」

 

ままのん「会長さん、お久しぶりです」

 

陽乃さんと雪ノ下と陽乃さんのお母さん…面倒なのでままのんと命名しよう。その2人が個室にはいってきた。

 

会長「お久しぶりです雪ノ下婦人どの

今日はわざわざ御足労ありがとうございます」

 

会長がその場にたち頭を下げ

ご挨拶をした

 

陽乃「比企谷君、取り敢えず座ろっか」

 

その頃俺は陽乃さんに腕を持たれ席につかされた

 

八幡「……」

 

会長「えっと、比企谷君と陽乃ちゃんは知り合いなのかね?」

 

陽乃「はい、妹のk「友達の姉です」」

 

陽乃さんが何を言いかけたのかは分からなかったが

言葉を遮った。

 

ままのん「あら、雪乃とも陽乃とも知り合いだったのね」

 

八幡「はい…」

 

陽乃「お母さん雪乃ちゃんの高校の入学式の事覚えてる?」

 

ままのん「えぇと……確か1人の男子を事故に合わせたって」

 

陽乃「そう、それが比企谷君なの」

 

ままのん「そうだったのね…」

 

重苦しい雰囲気が辺りを包み込んだ

原因は俺だ

顔を俯かせ不機嫌な表情をさせて

黙っていたからだ

 

会長「比企谷君はどうして雪ノ下の名を聞いた時あんなに取り乱したんだ?」

 

会長が口を開いた

 

ままのん「確かに、何かあったのですか?」

 

八幡「……」

 

陽乃「ごめんね、比企谷君。皆に説明するよ」

 

彼女は俺に申し訳なさそうな顔をしていた

 

陽乃「実はね、比企谷君は雪乃ちゃんの元彼なの

そして雪乃ちゃんの唯一の犠牲者」

 

犠牲者という言葉に皆ピクっと身体が動いた

 

ままのん「犠牲者とは?どういう事なのかしら」

 

当然母親である彼女はその言葉に反応を示した

 

陽乃「えっとね…」

 

八幡「いいですよ陽乃さん俺が話します…」

 

そういい過去の事を語り始めた

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