比企谷君が飛び出していき
長い沈黙が訪れた
陽乃「雪乃ちゃん…比企谷君に何したの?
あの怯えよう尋常じゃ無かったよ?」
多分私が知っていること以外かにも何かありそうだと思った。でないと
私達が来る前、いや来ると同時頃に彼は
お見合い相手の家が雪ノ下と知り
怯えて居た。雪ノ下だけは…雪ノ下だけは駄目だと
雪乃「以前、彼が他の女の子に言い寄られて
いて、比企谷君が鼻の下を伸ばしていたのを
たまたま見た私が本気で比企谷君の事を怒って
そこから比企谷君は私を怒らせないようにしてた
位しか思い出せないわ…話の前後が分からないから
私には分からないわ」
多分これは違う、もっと本質的な何か
もしかしたら彼はまだ雪乃ちゃんに会う覚悟が
出来ていなかったのかも知れない
もしかしたら、もう雪ノ下と関わりを
持ちたくなかったのかも知れない
でもそれは本人に確かめないと分からない事だ
会長「ははは…今日はすまなかったね、私もこんな事になるだなんて思ってなかったから」
ままのん「そうですね、さすがの私も実の娘が好きな子に異様な程のストーキングをしていた事実には正直引いてしまいましたが」
雪乃「そ、それはその…えっと 比企谷君に
会いたくて、謝りたくてその」
陽乃「はいはい、そんな事はいいから
比企谷君をどうするか話しましょ
多分彼は今頃自分の事を追い詰めていると思うし」
彼は昔からそういう子だった
自分の事が大嫌いで自分を信じてあげることが
出来ない、真っ直ぐにねじ曲がった子なのだから
雪乃「比企谷君…もう私達に会ってくれないんじゃないかしら? 彼は逃げることだけに関しては一流だから」
比企谷君に会えないそう考えただけで
胸のところがキュッと締まった
胸が痛い 張り裂けそうな程に
八幡「誰が、逃げることに関しては一流だ…」
陽乃&雪乃「比企谷君!」
胸を痛ませ本当に思い悩んでいると
扉が開かれ彼が入ってきた
八幡「まぁ、何だ…さっきは逃げて悪かったな
唐突すぎて頭の処理が上手くできなかったんだ」
彼は少し照れくさそうな表情を浮かばせていた
八幡「それに、逃げたところですぐにでも追いかけてきそうですしね…実際されたし」
雪乃「!そ、それは…」
陽乃「あはは、流石に引くよ雪乃ちゃん…」
周りから哀れみの視線を向けられる雪ノ下
これはこれでありだな
陽乃「それで、戻ってきたって事は結論出したのかな?」
八幡「いいえ、出してませんよ」
「え?」
皆が口をポカンと開いて間抜けな顔をしていた
いや、確かにそんな反応されると思っていたけどさ
さすがに辛いよ
八幡「俺、やっぱり雪乃の事が忘れられないし
陽乃さんの事も愛おしく思ってしまった」
八幡「だから、今の俺は選ぶだなんて出来ない
だから、ゆっくり考える時間が欲しい」
雪乃「そうね、散々待たされたのだから 貴方が選択するの位律儀に待って上げるわ」
陽乃「そうだね…でも、その間にアプローチしまくるから覚悟してね?絶対振り向かせるんだから」
彼女たちはそういい決意を固めた