私は『我らが救世主を崇め讃える会』会長です 作:通りすがりの錬金術師
仕方ないんや、遊戯王の捕食植物デッキ作ろうとしてキメラフレシアだけがどこにも売ってなくて奔走したり(まだ見つかってない)、バトスピのアイツのデッキ3つ買ったり、学校のレポートやったり、グラブルのイベント周回したり、XDUのイベント周回したり……。え?どうでも良いことがほとんど?その通りです、すいません。
なんか、気づいたら4千字越えてた……。
失敗に終わったデュランダル移送作戦から数日が経った。
今日までの間に起きた事で特筆すべきはただ一つ。
「祝え!遍く人々に手を差し伸べ、繋ぎ救い上げる我らが救世主の新たなる力!その名もガングニール・フォーゼアーマー。フォーゼの力を受け継いだ瞬間である!」
「不肖、立花 響!タイマンはらせてもらいます!」
我が救世主がアナザーフォーゼと遭遇、交戦しているとの連絡を空さんより受け急行。ビルドアーマーを纏っていた我が救世主だが、ミサイルやガトリング等の遠距離攻撃を前に一人では中々攻めきれていなかった。そこに私が合流することで一気にこちらが優勢となった。私たちのコンビネーションの前にアナザーフォーゼは手も足も出なくなり、更には我が救世主がフォーゼのウォッチを獲得。
しかし、ウォッチの獲得はどういう条件なのだろうか。この前私と風鳴司令が戦った時は出ず、我が救世主一人でも、空さんだけでも出ず、私と救世主の二人で出た。人が条件ならば私と救世主が必要となるが、それ以外の要因であればわからない。
とりあえず、それは置いといてフォーゼアーマーを纏った我が救世主だが、ビルドアーマーほど変化はない。強いて言うなら両腕の装甲が少し大きくなって白いロケットのような感じになり、ブースターが増設されただけである。
高くジャンプした我が救世主。左腕の装甲が分離し、足に変形合体していく。それは……ドリル。どうみてもドリルである。ビルドアーマーといい、ライダーはドリルが好きなのかと本気で疑問に思ってしまった。
アナザーフォーゼも同じく、手にロケット、足にドリルを展開する。そして二人は揃って飛び蹴りを放つ。初めは拮抗していたが、声をあげて腰に追加のブースターを発現させた我が救世主が押し勝った。
これで倒したアナザーライダーは三人。記憶を失うとは言え、仲間だった、兄姉のような存在だった人たちを出来るだけ早く助けてあげたい。それが我が救世主をサポートする事と同じくらい大切な私の目標だ。
そして私は今、小日向
「あ、響!」
「未来、ミライちゃん」
「探したんだよ?これから買い物に行こ。その後、約束のフラワーに……」
「あ……その、ごめん。たった今急用が入って……」
え?つまり、ノイズ!?しかし、空さんからの連絡は入ってないし……。
「埋め合わせはするから!」
「ちょうど私も図書館で借りたい本あったし、また今度ね。ミライも探すの手伝ってくれる?」
「あ、えと……わかりました」
「それじゃあ!」
そう言って立花さんは走っていった。何があったのか気になるけど、危機迫った表情ではなかったから大丈夫……だろう。何かあったら空さんから連絡が来るだろうし。
そして図書館で本を探していると、小日向さんが驚いた表情で窓の外を見ているのが見えた。
「何かあったのですか?」
「響……翼さんと一緒に……」
「え?」
「ほら、あそこ」
指差された所を見ると、リディアンの横に併設されている病院の一室。確かにそこに立花さんと風鳴 翼が。
「なんで響が翼さんと……。
「……わかりません。まさか、アイドルにスカウトされたとかですかね?」
事情を知っているだけに、こんな風に誤魔化すことしか出来ない。一応、私と小日向さんは、事情があって詳しく話せないけど、とある活動(シンフォギアでノイズを倒すこと)をしてる。別に怪しいことじゃない。と言われている。……うん、なんか怪しさ満点になってしまってる。これなら助言しないほうが良かった気が……。
「響がアイドルに?………あはは!ないない」
「そうですか?」
「もし響がアイドルになっても人助けだ、なんて言って遅刻ばっかですぐクビになりそうな感じしかしないもん」
「あー……」
否定出来ない。人助けの結果学校に遅刻という実例があるだけに……。いや、でも二課のは……あれ自体が人助けに入るから遅れてないだけですね。でも仕事だから遅刻してないと考えると……。
「ねえ、ミライ。これからフラワーに行かない?」
「二人で、ですか?」
「うん。ちょっとお腹すいちゃった」
「わかりました、行きましょうか」
学校を出て、すぐ近くの商店街。そこにフラワーというお好み焼き屋がある。ここのおばちゃんの作るお好み焼きは絶品で、立花さんはいつも一人で数人分食べている。ちなみに私は普通に一人前が限度です。
「いらっしゃい。おや?今日はいつも人の三倍食べる子は一緒じゃないの?」
「今日は私たち二人です」
「そうかい。なら、今日はおばちゃんがその子の分も食べようかね」
「いえ、私が食べます。なんか、凄いお腹空いてて……」
小日向さん!?これは異常事態だ。確かに最近元気がなくなって来たようにも感じられたが……大丈夫なのだろうか?お腹的にも、調子的にも。
「……はぁ」
「悩み事かい?」
「えっと……」
こんなときどうしたらいいか分からない……誰か相談出来る人……。
「お腹空いたまま考えこむとね、嫌な事ばかり浮かんでくるもんだよ」
「そうなんですか?」
「そうだとも!考えるのは食べてからにしな!」
ふーむ、確かに一理あるような……。それと小日向さんは朝から何も食べてないみたいで、ほんとに立花さんの分まで食べていった。
「よし!」
「どうしたんですか?」
「帰ったらもう一回聞いてみる!響が話してくれるまで今日は寝かさないんだから」
そう言って軽く走って行く小日向さん。……立花さんにご武運を祈っときましょう。っとメール?空さんから!?内容を急いで確認すると、ネフシュタンの少女の反応を確認、アナザーライダーが出てくる可能性もあるから準備を。と場所は……このすぐ近く!?まずい!
「きゃあぁぁぁ!!!」
この声は!?間に合え!
「小日向さん!!」
急いで走っていくと、体の一部に傷を作り倒れている小日向さんが。さらにその真上から車が落ちてきている。ダメ、間に合わない!?……いや。
「 Balwisyall Nescell gungnir tron 」
ギアを纏った
「響……?」
「ごめん……」
それだけ言うとすぐに走って行く我が救世主。ネフシュタンの少女もチラッと見えたので、恐らく小日向様を巻き込まないように離れたのだろう。私はとりあえず小日向様の元へ行く。
「小日向さん、無事ですか!?」
「ミライ……響が」
「ええ、私も見ました。あれは、一体……」
「なんで、響が……?あれが、響の言ってた話せない事情の事?」
なんとか、援護には行きたいですがこのまま小日向様を置いておく訳にはいきませんし……ッ!?
「危ない!」
「きゃっ!?」
咄嗟に小日向様の手を掴み、横に転がる。そこに落ちてきたのはノイズ。さらに下り道の方からもノイズが迫ってきている。
「逃げましょう!」
「うん!」
どうしようもならなくなれば使いますが、まだ今なら逃げられる。出来る限り、特に小日向様と我が救世主には正体を隠しておきたい。……その、余り心配はかけたくないので。
必死に駆け上がる、登り道を。時折、我が救世主の向かった先で爆発音と共に煙が上がっている。そちらも心配ではあるが……。
「ッ!?ミライ、前からも!」
「まずいですね……」
前後に現れたノイズ。もうこれは使うしか……。そう思って懐に手を伸ばした、その時。
ちょうど、フライトノイズが突っ込んで来ていた。それと私たちを阻むように、巨大な何かが突き刺さる。これは……。
「盾……?」
「否、剣だ!」
まさか!?この声、この武器は。
「え、翼……さん?」
「その制服……リディアンの後輩か。
大丈夫よ、だからそこを動かないで!」
そう言って手を掲げると、大量の小刀が生成される。そして風鳴 翼は手を振り下ろし……。
同時に落ちた小刀がノイズを貫き、炭と変えていく。そして倒せなかったノイズにむかって剣を振るい、私たちに向かってくるのを片っ端から斬り裂いていく。
「さあ、ここは私に任せてそっちから逃げなさい!」
「は、はい!」
数が少なくなってくると、一方を指差されてそう言われた。
「こちらです!お二人とも無事のようですね」
その方向に走っていると、向かいから来た人に突然声をかけられた。その人は風鳴 翼のマネージャーでもある二課所属のエージェント、緒川 慎次。
「申し遅れました。こちらは特異災害対策課の者です」
「特異災害……あ、確かノイズ関連の」
「はい。とりあえずはここを離れましょう。話はその後でいたします」
彼の案内に従って移動する。着いた所には沢山の職員が集まっていた。少し待っていてほしいと言われたので、その通りにしておく。
「温かいもの、どうぞ」
「あ、温かいものどうも」
「ありがとうございます」
えっと……確か二課オペレーターの友里さんでしたか?二課にお邪魔したことはあれど、司令と我が救世主以外とはほとんど話していませんからあってるかわかりませんが。
「お待たせしました。まずはこちらの書類にサインをお願いします」
書かされたのは機密事項――シンフォギア――の秘匿に関するもの。それに目を通し、サインする。
「あの……響は一体何をしているんですか。あの姿はなんなんですか!?」
「小日向さん、落ち着いて……」
「もちろん、説明させてもらいますよ。ですが、ここでは……」
「あ、そうですよね……すいません」
「気持ちはわかります。それと響さんをあまり責めないであげてくださいね。喋らないように言ったのは僕たちですから」
その後、二課本部へと案内され説明を受けた。時折、緒川さんから感じる視線が厳しかった気がした。……まさか私=黒ウォズだとバレてしまった?いや、でも小日向さんがお花を摘みに行ってる時、二人きりになっても何も話してこなかったことからまだ大丈夫なはず……。しかし、仮にバレてるとしたらどこから?姿も違うし、彼とはほとんど話した事はないし……。
書いてしまった……。カブト×シンフォギアのやつ……。頭の中に強く残りすぎて、つい。なお、ストーリー等は特に決まっておらず、書きなぐっただけ。気が向いたら修正作業等して、投稿するかも?