ジャスミン   作:ミルクティー365

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2話 屋上でしようとしてたこと

次の日、僕は屋上に来ていた。

 

周りを見渡したが、昨日居た女の子はいなかった。

 

「やっぱり居ないか。」

 

予想はしてたがやっぱりいないとなると少し悲しい。

 

「名前も病室も分からないしな、まぁ後で来るかもしれないしここで待ってるか。」

 

「今日はいい天気だな、それにしても眠い。」

 

僕は大きなあくびをして横になった、直ぐに睡魔が襲い、僕は眠りについた。

 

 

 

「ん?、今は何時だ?」

 

目を開けようとしたが眩しくて目があかなかった。

 

それにしてもこの後頭部の柔らかい感触はなんだ。

 

 

 

「やっと起きましたか?」

 

 

 

「ん?」

 

今話しかけてきた人の声には聞き覚えがあった、目を開けて眩しさを堪えて今の状況を確認した。

 

夕日の光に照らされた金髪の女の子の顔がそこにあった。

 

状況を理解した、僕は今膝枕をされてる。

 

僕は直ぐに起き上がった。

 

「何してるんですか!」

 

僕は少し慌てて言った。

 

 

 

「ここに来たら寝てたから膝枕をしてあげた。」

 

 

 

金髪の女の子は表情を変えずそう言った。

 

相変わらず目に光はなかった。

 

「えっとー、何時間ぐらい膝枕をしてました?」

 

 

 

「軽く3時間くらいかな。」

 

 

 

金髪の女の子はたんたんとそう言った。

 

「軽くって、3時間も同じ体制はきついでしょ。」

 

 

 

「私はキツくなかったけど?」

 

 

 

「いや暇でしょ」

 

 

 

「寝顔を見てたら暇つぶしになったよ。」

 

 

 

「えぇ、寝顔を見て暇つぶしになるのか。」

 

この人の考えてることが分からない、一体何がしたいんだ。

 

 

 

「昨日はありがとう。」

 

 

 

「え?」

 

唐突にありがとうと言われて困惑した。

 

「あの、僕昨日何しました?」

 

 

 

「私に生きる意味を見つけるのを手伝ってくれた。」

 

 

 

「あ、その事ですか。」

 

「だけど僕何もしてませんよ?」

 

 

 

「まぁ、あなたには感謝してる。」

 

 

 

感謝される意味がわからないが、まぁ悪い気分にはならない。

 

これは、この女の子と関係を深めるいいきっかけじゃないか?

 

「あの」

 

 

 

「なんでしょう?」

 

 

 

「昨日は屋上に何しに来てたんですか?。」

 

気になったことを聞いて見ることにした。

 

「大した事ではないけど、自殺をしようとしてた。」

 

 

 

金髪の女の子は、息をするように表情を変えず言った。

 

 

 

「え、自殺しようとしてたって、じゃあ今日も自殺するために屋上に来たの?」

 

 

 

「今日はただあなたが居るかと思って屋上に来てみただけ。」

 

 

 

「そうなんですね」

 

自殺しようとしてたことは驚いたけど、もう自殺しようとしてないみたいだから安心した。

 

「そう言えばあなたの名前はなんて言いますか?」

 

名前を聞いてなかったので聞いてみた。

 

 

 

「私の名前はジャスミンよ、アメリカ人と日本人のハーフよ。」

 

 

 

「ジャスミンさんですね、いい名前ですね!」

 

 

 

「ありがとう。」

 

 

 

やっぱりジャスミンさんは表情を変えることがなかった、まるで心がないみたいに。

 

 

 

「あなたの名前は?」

 

 

 

「あ、そう言えば言ってなかった、僕の名前は拓真だよ。」

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