オリキャラ出します()
長かった戦争が終り平和が訪れるかと思いきや実はそうではない。
火の国はいわゆる戦勝国であり、比較的損失は少なかったが他の国は多大な被害を受けて、復興のための予算を優先するため軍事費を減らし復興のための予算に当てることになった。
そうすると各国のいわゆる軍人である忍達は大量に職を失い他の職業に転職したり、また一部の物は里を抜け傭兵となったりしていた。こういった連中はまだいいのだが、一部容認できない連中がいるのも確かであり、その最たる物が終戦直後のこの時期を狙い忍の死体を奪って色々な里へ売る連中だ。なぜ、容認できないかと言えば忍の死体というのは情報の塊であり、死体を研究すれば各里の秘伝の忍術の情報などが洩れることがあるのである。故に高値で売れるのである。それが血界限界持ちの死体などであればなおさら高値で売れる。
そんな状況の中レイはある任務を受けていた。内容は
「レイよ。お主に任務を与える。内容は各地を巡り木の葉の里の忍の遺体の回収すること。
及び、遺体を回収している各里の忍の捕獲、または殺害じゃ。
班員はお主を隊長に上忍 はたけサクモ 中忍 波風ミナト 及び 山中イチ
のフォーマンセルだ。
お主以外の3人には既に伝えてある。明日の明朝から出発せよ。期間は2ヶ月間だ。」
「了解しました。しかし、3代目ありがとうございます。イチを入れてもらって・・・」
「よいのじゃ。お主とハヤトには戦争の間随分と負担を掛けたからな。ハヤトもユカリと同じ任務にあたってもらっているからのぉ・・・それにこの任務が終ったら少し休暇をお主とハヤト、それにイチとユカリに与えようと思っておる。」
「ありがとうございます。では、明日に備えて準備をするので失礼します。」
といいながらレイは火影室から出ようとしたところでヒルゼンから声が掛けられる
「あぁ、そうじゃ。お主の班員の波風ミナトは自来也の弟子で自来也曰く天才らしい。少しお主も目を掛けてやってくれないか?」
「あの自来也さんが天才と呼ぶほどですか・・・わかりました。」
というと今度こそ火影室をでる。
そして忍具の買出しを終えるとイチの家へと向う。
玄関をたたくとイチが出てきたと思うや否やレイはイチに抱きつく。
「お待たせ。そして、ただいま。イチ無事に帰ってきたよ。」
「お帰り。レイ。」
といって二人で目を合わせて笑うとイチの部屋へ行き、バカップルばりにイチャイチャし、レイはそのままイチの家で夕飯をご馳走になり、山中家にお泊りすることになった。当然ほぼ4年間満足にあえていなかったのである。二人はその間を埋めるかのように愛し合うことになる。
そして次の日、二人は遅刻スレスレで大門の前に到着すると班員である二人は既に門についており、一人はため息を、一人は苦笑いを浮かべていた。
「おいおいレイ。頼むぞお前が隊長なんだから・・・。」と言ったのは銀髪を肩位まで伸ばし後ろで結んだ木の葉の上忍「木の葉の白い牙」 はたけサクモ
苦笑いをしたほうが
「はじめまして。速坂レイさん。活躍は聞いてます。今回はお願いします。」と言った。こっちは金髪で青い目が特徴のイケメン 波風ミナト。
二人に対してレイは
「すいませんサクモさん。 それにミナトよろしく。俺のことはレイか隊長で頼む。噂は聞いてるぞ自来也さんの弟子らしいね。期待してるぞ。じゃぁみんないこうか。」
と言うと4人はとりあえず、激戦地の一つ円卓へと向かい続いて雨隠れの里付近を狙うことにした。
そして円卓へと向うと、既にそこでは抜け忍同士で争いが行われていた。数は10人。
恐らく死体を巡っての争いだろうと当たりをつけた4人は一旦様子を伺うことにする。
「どうしますか隊長。」ときくのはミナト
「うーん・・別に殺すだけなら一瞬なんだけどな。あくまで殺すのは最終手段で一番は捕獲だ。別に難しいことじゃないんだけどいかんせん10人ってなると数のうえでは不利だ。サクモさんどうおもいます?」
「俺は捕獲できる自信はあるがミナト・イチどうだ?」
「僕も大丈夫です。幸い僕の得意な術は奇襲に向いてます。」
「私も大丈夫です。私の術も捕獲は得意です。」
二人の返答を聞いたレイは
「よしじゃぁ捕獲でいこうか。俺が砂の4人をやるからサクモさんは霧の3人をイチとミナトは岩の3人を協力してやってくれ。じゃぁ散!」
というやいなやレイは雷を体に纏い体術だけで一瞬で4人を無力化した。
(さてさて、他のみんなは・・・っと流石サクモさん速いなもう終ってる。ミナトとイチは・・・っ?!ミナトが使ってるのは飛雷神の術か?!二代目様と相棒意外に使える忍がいたのか・・自来也さんが天才というだけあるなもう2人無力化してるな。イチは・・・心転心の術で一人を無効化してそれでもう一人に襲い掛かって・・油断したとこをミナトが確実にしとめたか。簡単な連携も問題なしか・・いいチームだ)
と思っていたところ、何かの気配を感じたため無言でクナイをわざと当てないように投げると
「誰だ?出て来い」といい、他の3人は警戒するようにその投げられたクナイをかこむように立つ。
そうして待っていると出てきたのは長い銀髪を赤いリボンで纏めてサイドテールにした少女だった。透き通るような白い肌に人形のように整った顔立ちの美少女であり、普通だったら4人は警戒を解くだろう。だが彼女は震えながらも片手に大きな鎌をもってこちらに殺意を向けてきているのである。少女を見ながらレイが声を掛ける。
「嬢ちゃん。武器を下ろしな。君じゃ俺らには勝てない。それに俺らも君を攻撃するつもりはない。」
「嘘!。お父さんもお母さんも!お前達みたいな忍に殺されんだ!」
「嘘じゃない。それにそのまま武器を俺られに向けたままだったら俺らも君を拘束しなきゃならない。」
そのやり取りを見ていたイチが口を挟む。
「もうレイ!何言ってるの!! ねぇお嬢ちゃん名前は何ていうの??私はイチ 山中イチ。」
とイチがレイを叱った後少女に向ってやさしく微笑む。それを見た少女が武器を下ろしながらゆっくりと口を開く。
「・・・ユキナ 雪 ユキナ・・・」
「ユキナちゃんね?なんでこんなところにいるのかな?」
「最初は・・・霧隠れの里にいた・・・だけど戦争が終った後・・・里の人たちが私達に向って石とかなげt・・なげてきて・・・お、お父さんと・・お、お母さんと逃げて・・・逃げてきたの・・・・」と途中から涙声で言うとイチが優しく抱きしめ
「そっか・・・大変だったね。辛かったね。泣きたいなら泣いていいんだよ。」というと少女は大声で泣き出し、泣きつかれたのか寝てしまった。
イチはそんな少女に膝枕しながらレイに問う。
「ねぇレイこの子どうするの・・?まさか・・・」
「殺すなんてしないよ。だけど俺らも任務中だ。だから俺らが責任を持って護衛しながら任務を続ける。」
それを聞いたサクモとミナトが続ける。
「そうだな。それがいいだろ。話を聞く限りこの子の両親は・・・そして雪一族といえば霧隠れにいた一族で血界限界でレイと同じ氷遁を使えるはずだ。このまま放っておけば殺されて売られるだろう。」
「そうですね・・・・。それに下手に木の葉にいるより鬼神と白い牙がいるこの班にいるほうが安全でしょうしね」
そしてこの任務は4人と1人の少女を加え続行されることになった。
そんな話合いを終えると少女は目を覚ました。
そうすると一瞬周囲を警戒したあとイチの顔を見てホッとしたようにイチに抱きつく。
そんな少女に向ってレイが言う。
「ユキナ・・・どうする?俺らと来るかこのまま一人で隠れて生きるか。もし付いてくるっていうなら俺らが命をかけて守るし、面倒も見る。そして任務が終るまで生きていけるくらいまでの修行を付ける。任務が終った後どうするかは自分で決めて貰って構わない。俺らと一緒に木の葉に来るか、霧隠れに帰ってもいい。」
「・・・行く。イチ達と一緒に・・・」
それを聞いたレイはニッコリと笑い
「よし。じゃぁ俺らは今から仲間だ。俺は速坂レイだ。よろしくな」といってユキナに手を出して握手を促すとユキナはびっくりしながら震える手でレイの手を握る。
それを見たミナトとサクモも自己紹介をする。
「俺ははたけサクモだ。よろしく。」といって笑うとミナトも
「僕は波風ミナトよろしくね?」といって笑う。
そして最後にイチが
「ユキナちゃん。これからよろしくね?」といって笑うとユキナは初めて見せる笑顔で
「よろしく。レイ イチ サクモ ミナト!」というのだった。
リボン・・・エスコン・・・死神・・・