忍の円卓の鬼神と片羽の妖精   作:三本線

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鬼神と子育て

「さてユキナは俺らのスピードにはついてこれないだろうし、あいつに乗せるか。」

といってレイは口寄せの術を使うと一匹の狼が現れた。

「おぉーお前がきたか小太郎。」

「どうしたんです?レイさん戦闘中じゃないようですが・・それに武蔵様じゃなくなんで僕なんです?」

「いやー武蔵の上に俺以外が乗るとあいつキレるじゃん。それに今回は小太郎には足になってもらうから。」

といいながらユキナを指差すと小太郎といわれた狼は納得したのか頷く。それをみたレイはユキナを抱っこすると小太郎に乗せる。それから

「さて、とりあえずさっき気絶させたやつらは後から暗部が回収するらしいから俺らは今日からの寝床を見つけようと思うんだけど3人ともなにか意見ある?」と確認すると3人とも特に意見はないようなのでレイも頷く。そしてユキナに向けて

「とりあえず振り落とされないように小太郎に必死で抱きついててくれ。」とだけいうと走り出す。他の3人も走り出し小太郎も走り出すが、その上のユキナは絶望的な顔でなんとか落ちないようにと小太郎に抱きつき今にも泣きそうになっていた。

そんな中で30分ほど走ると川が見えてきたのを確認しそこにレイが立っていた。ここからの間の寝床はここになるらしい。などと思いながら震える足つきでユキナは小太郎から降りる。

そんなユキナの目の前でレイは巻物を広げると大きなテントがでてきた。それを見ながらレイは

「とりあえず今日から2週間くらいは円卓に来る抜忍を狩るつもりだから二週間くらいはここで寝泊りすることになる。まぁ状況によっちゃ伸びるかもしれないし縮むかもしれないけど。ま、とりあえず火でも起こして飯にしよっか。まだ夕方だけどユキナにも色々話を聞きたいし。ってことでミナトと俺は食料探しイチはテントの設営と火起こし。サクモさんはユキナの護衛をお願いします。小太郎は辺りに敵がいないか散策。集合は1時間後。じゃ、散!」

というとレイは山へ熊やイノシシ、山菜など山の幸を取りに。ミナトは川へ魚を取りに。

イチは言われた通りテントの設営と火起こしを。サクモはユキナをつれて辺りの散策と簡単なトラップを仕掛けにいった。小太郎は嗅覚を生かして周囲を警戒するためにに森の中へと入っていった。

そして1時間後レイは巨大な熊と山菜を大量に持って戻ってきた。そしてミナトも魚を10匹ほど捕まえレイのすぐ後戻ってきた。

そんな二人が見たのはサクモとイチがユキナの木登りをみているという場面だった。

だがそれはただの木登りではなく両手を使わずに木を登るというチャクラコントロールの修行であった。一般的に足の裏は体の部位の中で最もチャクラを寝るのが難しく木を登るために練るチャクラの量というのはきわめて微妙なのだ。なのでこれはユキナくらいの年の子供が行うのはとても難しい。のだがユキナはなんと既に木の一番上に立っていた。

それをみたレイとミナトは唖然としていたがそれに気づいたサクモが声を掛けてくる。

「レイ、ミナト。ユキナは天才かもしれん・・それもお前らを超える可能性がある程の。」

「サクモさん。それは分かったんですけどなんでこんなことになってるんです?」

とレイが答えると

「あぁそれは・・・」と話を続ける。

サクモはユキナと一緒にトラップを仕掛けていたが15分ほどで終ってしまったので雑談していた。

「ユキナは今何歳なんだ?」

「えーと・・今は3歳だけど今年で4歳!」

「4歳か・・・アカデミーにも入ってないくらいの年か。」

「えーっと・・アカデミーってなに?サクモ」

「あー・・アカデミーってのは忍者のための学校だ。簡単な忍術とか体術、それと座学を学ぶ所だ。それと友達を作る場でもあるな。」

「へーそうなんだ。木の葉にいってアカデミーに入れば私にも友達できるかな?」

「ユキナなら一杯できるさ。」

「そっか。ありがと! そういえば忍術ってどんなのがあるの?お父さんもお母さんも忍者だったけどあんまり教えてくれなかったんだ。」

「そうか・・んー言葉でいうより見せたほうが速いか。」

というとサクモは子供には派手な術のほうがいいだろうと思ってテント近くの川へ移動すると印を結んで術を発動させる。

「火遁・豪火球の術!」というと大きな火の塊がサクモの口から川へ飛んでいく。

それみたユキナは目を輝かせ

「すごい!すごい!ねぇねぇ私にもできる?その忍術つかえる?!」とサクモに畳み掛ける。

それを見たサクモは苦笑しながら

「うーんユキナが火の性質変化を持ってるならできるようになるかもね。」

「せいしつへんか??」

「そう。うーん簡単にいうと自分の得意な物って思ってもらえればいいかな。ちなみにさっきのは火の性質変化の忍術で火以外に風・水・土・雷がある。」

「そうなんだー・・私はどれなのかな??」

「それはこれ。感応紙っていうので分かる。そうだユキナ・・ちょっとこの紙を持ってみて。」

「えーっと・・・どうすればいいのかな?」

「その紙に向って自分の力を送る感じで念じてみて。」

「わかったよ!んー・・・・!」

と声を上げながらユキナが念じると感応紙は濡れたあと半分にきれ最後にしわくちゃになった後凍った。

それを見たサクモは「ほう。」と声を上げ

「すごいな3歳で既に3つの性質変化持ちか。それも氷遁も使えるな」

「??私ってすごいの?」

「あぁすごい。才能は俺以上だろう。」

「やったー!!それで私もさっきの術つかえる??」

「残念だけど今はまだ無理だけど大人になれば使えるかもしれないな。」

ときいたユキナはガッカリするが

「まぁガッカリする必要はないさ。それにユキナはさっきのなんかよりすごい技が使えるってことが分かったからな。」

「え?!そうなの!じゃぁ教えてよサクモ!!」

「うーんユキナにはまだ早いかなぁ・・それに俺よりレイのがそれを教えるのは適任だしな。それにまずはチャクラコントロールの修行が必要だ。」

「チャクラコントロール・・?なにすればいいの??」

「うーん見せたほうが速いか・・・」

というとサクモは木を両手を使わずに足だけで登ってみせる。

「これができれば修行の第一段階は完了だ。」

「そうなの?!じゃぁやる!!」というとユキナは木を目掛けて走っていくと木の半分くらいのところで落ちてしまう。

「いったーい・・・・」といいながら頭を抑えるユキナだったがそれをみたサクモは驚いた。

(まだ下忍・・いやアカデミーにすら通ってない少女が一回目で助走ありとはいえ半分までいくか・・・無意識でチャクラを操ってる・・)

そんな中ユキナは「コツはわかったもん!」などといいながらまたもや助走をつけて二回目にチャレンジしていた。その結果にサクモ次こそ驚きを隠せなくなった。

「やったー!」といいながらユキナはサクモのとなりまで来たのだ。

だが気を抜いた瞬間落ちてしまう。さすがに今回は木の頂上でそれなりに危ないので地面に落ちる寸前でサクモが受け止めた。

「ユキナ。次は助走をつけずに歩いて上までいってみてくれないか?」

とサクモがいうとユキナは頷くとなんなくと頂上までたどり着いてしまう。

サクモは驚きながらもイチに見せてやろうとユキナに言うと「うん!」というと降りてきた。

 

イチはユキナの木登りを見て驚くと友にユキナを純粋に尊敬した。

「すごいねユキナちゃん!私初めてそれが出来たの10歳くらいの頃だよ!!」

「えへへ。ありがとイナ。」

とそんな会話をしているとレイとミナトが戻ってきてサクモと会話しているのに気づいたイチ。

そしてなにかを思い出すと「あ・・・・火起こすの忘れてた。」

 

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