忍の円卓の鬼神と片羽の妖精   作:三本線

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木の葉への帰還と休暇

オオノキ率いる強襲部隊を壊滅させてから1ヶ月後レイとハヤトは木の葉への帰還命令がでていた。

理由オオノキの話を聞いた岩隠れが円卓奪取へと消極的になっていたからである。そのため比較的穏やかな戦場となった円卓から他の激戦地へと二人を送るためである。

この二ヶ月間岩隠れの部隊を壊滅させ続けていた二人にとっては木の葉への帰還は嬉しいものであり、ハヤトは久しぶりにユカリに会えるために特に嬉しいものであった。

円卓に駐留中も連絡部隊を介して手紙でのやり取りは行っていたがやはり直接あうのと手紙でのやり取りでは直接会えるほうが嬉しいに決まっている。

そのためハヤトは木の葉へ帰るための道すがらずっと笑みを浮かべていた。

それを見たレイは心の中で

(嬉しいのは分かるけど気持ち悪いぞ相棒」と思った。

そしてハヤトは

「心の声が洩れてるぜ相棒」とレイにむかっていうのであった。

レイは心でおもうに留めただけのつもりだったが言葉にでているようであった。

そんなやり取りをしながら二人は木の葉へと戻っていくのであった。

 

そして場所を木の葉へと変える。

木の葉の里の入り口である大門を越えると二人は盛大な出迎えを受けるのであった。

理由は単純である。彼らの話は戦意向上のために木の葉の上役である 志村ダンゾウ が木の葉の里へとその戦果を大々的に流していたためである。さらに二人が帰還する日付を木の葉の住民達に流していたのである。

それを聞いた民衆が二人の英雄を一目見ようと思って大門へと集まるのは当然のことであった。

 

盛大な出迎えと共に賞賛の声を受ける二人であったが最初は嬉しかったのだが二人への賞賛の声から岩隠れや他里への罵詈雑言へと変わっていくと顔をしかめていく。

「岩隠れの里なんぞ所詮たいした里じゃねぇんだこの際徹底的に潰すべきだ!!」

「砂隠れや雲隠れもだ!!どうせ木の葉には勝てない連中だ!」

「あんな雑魚どもさっさと潰してくださいよ!『円卓の鬼神』に『片羽の妖精!」

そして二人の二つ名が出た瞬間レイが口を開いた。

「どこの国の里の忍も自らの命を賭けて国を守るために戦っている。そんな忍達を侮辱するというなら俺はあなた達を軽蔑する。」と。

それを聞いた民衆は自分達の里の英雄から軽蔑するという言葉を聞き今までの発言を悔やんでいる。

さらにハヤトが続く。

「そして俺らがここで話てる間にもどこかの戦場で木の葉の忍が死んでいる。ってことで俺らも暇じゃない。さっさと道を空けてくれねぇか?」

と少し威圧感を出しながらいうと民衆が道を空ける。

その道を進みながら二人は火影室へと向う。

火影室の扉をノックすると中から「入れ。」と言われ、中へと入る二人。

そこには三代目火影猿飛ヒルゼンとその友であり、里の上役である志村ダンゾウがいた。

「よく帰ったな二人とも。そなたらの勇姿この里へも伝わっているぞ。」

とヒルゼンが言うとダンゾウが

「そなたらの活躍のお陰で里の者の戦意も向上し、他の戦場での士気も上がっていると聞く。」

と言う。

それを聞いたレイとハヤト「ありがとうございます」と素直に感謝を口にする。

その後色々と円卓の状況について聞かれたので比較的穏やかな戦場になっているので自分達がいなくて維持できそうであること。また援軍を送る際は嗅覚が優れている犬塚一族を送ることなどを話す。

そして状況報告を終えるとヒルゼンは本題に入るため咳払いを一つしたあと二人を見て口を開く。

「お主らには5日後に別の戦場へと向って貰う。そのためその日までは休暇とし充分に体を休めておくように。」

それを聞いた二人は驚きと歓喜を交えつつヒルゼンへと訪ねる。

「ありがとうございます。ですがよいのですか?自分達が4日間も休んでも・・戦時中現在どこも人手不足だと思いますが・・・」とレイがいうとハヤトも続き

「俺も相棒の意見に同意です。休暇は嬉しいですが・・・・」

と言う。

そして何かを言おうとしたヒルゼンより早くダンゾウが言う。

「たしかに現在も人手不足ではあるがお主らの活躍もあり多少は余裕ができた。それに戦果を挙げた者にはそれ相応の見返りを与えぬと他の者の士気にも影響がでる。」

とダンゾウが言うとヒルゼンも頷きながら口を開く。

「それに英雄と呼ばれながらもお主らはまだ10台の若者。長期任務の後だ会いたい者もおるだろうしここは素直に甘えておくものじゃ。」と言う。

それを聞いたレイとハヤトは今度こそ笑顔で

「ありがとうございます。火影様。」と言うと部屋を後にする。

そしてハヤトはユカリへと会うために、レイも仲がよい友達や密かに思いを寄せている女性に会うために里へと歩いていく。

 

ハヤトside

ハヤトはうちはユカリの家へと足を進めている。

うちは一族の中でもユカリの両親だけはハヤトとユカリが付き合っているのを知っておりそして応援している。うちは一族は一族での付き合いが深すぎるあまり里のほかの一族とあまり関係が良くないことが多いのではあるがユカリの家は一族同様里のほかの一族に対しても良い関係を続けている珍しい家でもあるので二人の交際を応援しているのである。

そしてあわよくば二人が今までの古いうちはを壊してくれるきっかけになれば。とすら思っている。

そしてユカリの家へと付いたレイは家のチャイムを鳴らす。

そして出てきたのはユカリ・・ではなくユカリの母である うちはアカリ であった。

ユカリと似た顔立ちだが胸はユカリより大きい。また既に30を越えているであろうにいまだ10台といっても通じるであろう若々しい女性であった。

「あらーハヤト君いらっしゃい。ユカリなら上の部屋にいるからあがって頂戴。」

とアカリはいった。

それを聞いたハヤトは「ありがとうございます。アカリさん」とニッコリと笑うとお邪魔します。といいながら目的のアカリの部屋へと入っていく。

そしたら入った途端、目の前から何かが飛んできたと思うと抱きつかれた。

そしてユカリが涙を流し笑いながら

「おかえりハヤト」というとハヤトも笑いながら

「ただいまユカリ」といいながら抱きついたままのユカリの頭を撫でる。

そしてその状態の二人をみたアカリが微笑みながら

「お熱いわね~」といいながらお茶とせんべいを持ってきてくた。

瞬間ユカリはハヤトの背中に回していた腕を解き顔を真っ赤にしながらベットへと腰掛ける。

ハヤトも顔を真っ赤に染めながらユカリの横へ腰掛ける。

しかし二人の距離は0距離である上に手を繋ぎあってる。それを見たアカリはまたも微笑みお茶とせんべいを置いて部屋からでていく。それを見た二人はまたもや抱きしめあうのであった。

その後はハヤトがいない間のユカリの話やユカリの任務での話をきいたり、今街ではハヤトとレイがすごいと里中が持ちきりで鼻が高かったとか。次の任務にいくまでの予定など他愛の無い話で盛り上がった。

その後夕飯をユカリの家でご馳走になった後自宅に帰るハヤトであった。

 

レイside

ハヤトと分かれたレイではあるが仲のよかった友達は全員任務でいないということだった。

もともとレイは幼少時代から優秀すぎたせいで友達が少ないのだ。ハヤトとは親友であり相棒と呼び合う存在だが同期の仲の良い友人は10名ほどであり、戦時中であり同期10名はみな任務か戦争にいっているという。

そうなると特にやることもないので久しぶりの木の葉を満喫しようとある女性に声を掛けられる。

「あっれーレイじゃん!」

声のする方を見ると金髪のポニーテールで青い澄んだ綺麗な目で整った顔立ちの女性で15歳とは思えない(いい意味で)スタイルの持ち主である 山中イチ であった。

その姿をみた瞬間レイは少し頬を赤らめ心が浮ついてしまう。それもそのはずである山中イチはレイが絶賛片思い中の女性であり同期の仲で唯一親しくしていた異性なのである。

そんなレイのことなど知らずイチはこっちにむかって小走りで走ってくると

「やっぱレイだ!久しぶりー 最近すごい活躍らしいじゃん!私なんてまだ中忍で後ろでのサポートばっかりなのに!」

と話掛けてくるのでレイは

「おう、久しぶり。」とそっけなく返してしまう。15歳の男子なんてこんなもんだろうがレイは内心すごく後悔する。

(なんでなんだろう・・・イチにだけはなぜかそっけない言葉がでる・・・)

この姿だけを見れば彼が『鬼神』などと呼ばれる忍にはとても見えない。

だがそんな素っ気無い返しをしたレイにむかってイチはぷくぅーと頬を膨らませながら

「なんか素っ気無くない?・・・まぁいいや久しぶりにあったんだからお茶でも飲みながらお話しない?」と言う。

それを聞いたレイは内心でガッツポーズしながら

「あぁそうだな。」微笑みながら答える。

それを見たイチは胸がドキッとし鼓動があがる。

(なんか・・いまのレイすっごいかっこよく見えた。昔からみた顔なのに・・・)

等と思っているとレイが

「うん?どうしたいかないのかイチ?」

と言うとイチは

「あ・・まっていまいくから~!!」と小走りで追っていく。

そしてこの時レイは一人先に歩きながらある覚悟をきめていた。




7話目はちょっとした恋愛回にしてみました。
レイにも春はくるのでしょうか。
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