そのため、誤字脱字が多くなっているかも知れませんが、そこは目をつむってこっそり教えて下さい。
また、文章や、設定については、指摘していただくのはありがたいことですが、一つ変えると後々が大変になってしまう所など物によっては、見て見ぬふりをさせていただくことがあります。
ご了承下さい。
それでは、第1話どうぞ
(僕は・・・ここで・・・死ぬのか)
日本の首都、東京の地下に広がる空間で僕は仰向けになりながらそう思った。
体の至るところが激痛に悲鳴を上げ、左目は既に潰されている。
最早、指先さえピクリとも動かない。
普通の人なら既に生き絶えているはずの怪我だが、人ではない僕は残り僅かな命に食らいついている。
そう。僕は、人ではない。僕は、喰種だ。
人より何倍も高い身体能力。
刃物や銃弾を通さない強靭な肉体。
そして、人を喰らって生きる人類の天敵。
そんな、喰種特有の臓器を移植されて半喰種となった僕は、大抵の怪我なら直ぐに治るのだが、ここまでの致命傷を負っては、再生には時間がかかる。
そして、そんな時間が僕には残されていない。
何故なら、その原因は既に僕を殺そうと近づいているからだ。
「───IXAの防御壁を損傷させるとは思わなかった。」
微かに見える右目がおぼろげに捉える一人の男性。
彼の名は、有馬貴将。
白いコートを身に纏い、眼鏡をかけ、僕と同じ真っ白な髪をしている。
彼は、人を喰らう喰種から、民間人を守るための組織、CCGの中で、CCGの死神、無敗の喰種捜査官、等と呼ばれている。
その名に相応しく、この地下空間には、大量の喰種の死体が転がっている。
直に僕もその内の一体になるのだろう。
「…そうだな。新しいクインケがいる。」
そう言って僕の元へ歩み寄り、手にしている剣のような形をした武器の剣先を僕の右目の前にもってきた。
残った右目を潰して、僕の息の根を完全に止めるつもりなんだろう。
(………ああ、死ぬな・・・)
薄れてきた意識の中で、僕がそう思ったとき、彼の持つ武器が僕の右目を貫いた。
激しい痛みに襲われながら、僕は意識を失った。
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まぶしい。・・・まぶしい?
僕は目を閉じている。
それなのに、まぶしいと感じるということは、それほど強い光を浴びているということだ。なぜ?
少しずつ、体の感覚が戻ってきた。
体は、柔らかな感触に覆われている。
そう、まるで布団に包まれているような感じだ。
鼻腔をくすぐるのは、薬品等が入り交じった病院特有の匂いと、風に誘われて運ばれてきた桜の微かな匂い。
目を開いてみた。
そこには、どこかで見たことがあるような天井が広がっていた。
どこだったか、と思い、記憶を探ってみると、何故か僕の知らない記憶があった。
僕の知らない幼少期、小学校、中学校。
その後に、僕の記憶が続いている。
さも、僕が何処の誰とも知らない人物に入り込んでしまったかのような状態だ。
さらに不思議に思うのは、記憶の中の人物は、僕と同じ姿形をしていることだ。
もう少し情報が欲しいと思い、体を起こす。
胸に付いていた、何かが取れてしまった。けど、それはおいといて。
目の前に広がったのは、やはりというか、病院の一室だった。
カーテンの開いた窓から暖かな陽射しが射し込んでいる。
窓も開いているので、そこから心地よい風も入ってくる。
ふと、僕は思った。
頭の中にある、記憶は何なのだろう?
ここは、何処なんだろう?
何故、僕は死んでいないんだろう?
・・・
様々な疑問が渦巻き、混乱にみまわれていると、部屋の外から慌ただしい足音が聞こえてきた。
起き上がったときに外れた何かが原因だろう。 多分、心電図とか言ったはず。
足音は、暫くしてこの部屋の前で止まると、扉を開けて部屋に入ってきた。
「やぁ、こんにちわ金木研君。目が覚めたんだね。」
人当たりの良さそうな笑みを浮かべて白衣を着ているいかにも医者の男性と、その後ろにいる一人の看護師さん。
どうやら、何かを話し出したようだが、あまりの出来事に、話が入ってこないので、取り敢えず明日にしてもらうことにした。
食事も、出されはしたが、一口だけ食べてみて、今日は食欲が無いと断った。
本当は、食欲が無いわけではなく、一口だけ食べた白米が、口の中で糊でもこねているような感じがしたからだ。
つまり、この不思議な状態にあっても、体は喰種のままなのだという事がわかった。
───先ずは落ち着いて冷静になってみた結果、僕の現状は、いくつかのファンタジー要素が混ざってしまっていることが予想される。
まず、転生。
恐らく、僕は有馬貴将に殺され、この体として新しい命をもらったのだろう。
次に、憑依。
僕の前世の記憶よりも前にある謎の記憶。これは、恐らく今世の僕が生きてきた記憶だろう。
今世の僕の体に死んで転生した僕が入ったため、僕の記憶の前に今世の記憶があるのだと思う。
さらに、異世界。
これは、今世の記憶から分かった事だが、ここは、前世の世界とは違う、所謂パラレルワールドと呼ばれる地球のようだ。
この世界については、また後で考えるとして、今世の記憶では普通の人だった僕が、何故先程は人の食事を美味しいと思えなかったのか。
それは、恐らくだが、僕の体は有馬貴将に殺された時と同じ姿をしていることに起因している。
詳しく言えば、
左目だけの赫眼も出たし、
リゼさんの赫子も感じる。病室だし出さないけど。
今世の記憶では、黒かった髪と、普通の爪は、ヤモリの拷問で変色したように、真っ白な髪と赤黒い爪になっていた。
また、今の僕は中学3年生で、あまり高くなかったはずの身長が、前世の時と同じまで伸びている。
まとめると、体が急に中学生から大学生にまで成長し、髪は真っ白に、爪は赤黒く変色して、人しか食べられない喰種の体になった。
うん。ファンタジー。
なぜ、急に体が作り変わったのかは僕にもわからないが、必要なら追々考えよう。
そして、この世界の事だけど、今世の記憶から得た知識から分かったのが、
この世界は、世界総人口の約8割が、魔法のような不思議な能力“個性”を持った超人社会。
そして、敵と呼ばれる“個性”を悪用して犯罪を犯す人。
それを、“個性”を発揮して取り締まる、ヒーローと呼ばれる職業が存在している。
なにより、この世界に喰種は存在しない。
これらが、この世界が、パラレルワールドだと思った理由だ。
次は、今世の僕の出生を理解しよう。
名前は、前世と同じで 金木 研。
今世の僕は、『筋力強化』の個性を持った父と、『強化睡眠学習』の個性を持った母の間に生まれた子供だが、残念ながら個性はなにも持っていなかったようだ。
そして、無個性だということで、友達は居らず小学校から、ずっと一人ボッチだった。
でも寂しくは無かったようだ。家には優しい家族がいて、なにより僕と同じで遊ぶよりも、本を読んでいる方が好きだったのだ。
そんな今世の僕には、誰にも言っていない密かな夢があった。
それは、ヒーローになるということだ。
無個性だから、無理なのは分かっていた。けれど、どうしても憧れてしまったようで、体を鍛えたり、格闘技の本を読んでそれを再現してみるなどしていたらしい。
身に覚えがある行動に、ちょっと笑いかけた。
そうして生活してきたなか、中学3年になる前の春休みに、僕がこの体に入ってしまった。
僕がこの体に入った時のことは、記憶として残っていないが、急に記憶が途切れたので、そこで僕が入ったんだろう。
ある程度の状況が把握出来て、落ち着いて来たところで、前世であんていくがどうなったのか、とても気になってしまった。
僕はトーカちゃんに、僕の大切な人を守りたいという行動は独りよがりで、ただ孤独を恐れているだけだと、「他人を想うようで自分の事しか考えていない」と指摘された。
それを受けて、自分を見つめ直した僕はあんていくに戻ろうと思った。
しかし、そんなときに舞い込んできたのが、梟討伐作戦だった。
梟。つまり、店長を討伐するためにCCGがあんていくを襲撃すると知った。
僕は、店長たちを助ける為に一人で20区に向かい、古間さんと入見さんは助けるとこができた。
しかし、そのあと亜門さんと戦い、半赫者の力が暴走してしまい、亜門さんを殺してしまったたかもしれない。
そして、重傷を負い地下空間で極度の飢餓に陥った。
そのとき、ヤモリやリゼさんの幻覚を見てうなされているときにヒデを見た。
僕が喰種になったことを知ってると言っていた。
それからの記憶は無いけど、ヒデは無事なのか、とても気になる。
そのあと、古間さんと入見さんと落ち合う予定だったV14で大量の喰種の死体と有馬貴将を目にした。
たぶん古間さんも入見さんも生きてはいないだろう。
そして、僕も有馬貴将に殺され今に至るわけだ。
いや、違う。死ぬ寸前に何かを見ていた。
そうだ。あれは、僕の小さかった頃の・・・。
そこで、ハッキリ気づいたんだ。
僕は今まで、
周りを救っているつもりで、
守っているつもりで、
結局一番かわいいのは自分だった、と。
守りたいのは自分の幸せと平穏だった、と。
僕も母さんとおんなじだった。
優しくなんかない。
小心者で怖がり。
孤独を畏れるばかりで・・・なにも手離せない。
トーカちゃんの、言う通りだった。
僕は、
僕自信を、
守りたかったのだ。
僕はこれから、どうすればいいんだろう?
僕の頬を涙が伝う。それは、とどまることを知らず、ずっと流れ続けた。
・・・こんな不思議な事が起きてるんだ。もしかしたら、古間さん達もこの世界にいるかもしれないな。
僕は、そんなことを考えながら、涙を塞き止めるように瞼を閉じ、静かに眠りについた。
目を閉じる前に見た、窓から射し込む光は綺麗なオレンジ色だった。
次の日、僕は朝早くに起きて、ボーッとしていた。
これからどうすれば良いのかをかんがえていると、昨日の看護師さんが朝食を持って入ってきた。
しかし、喰種の僕は人間の食事を食べれないので、食欲がないから、と断っておいた。
それと、落ち着いてきたのでいつでもお話が出来ると先生に伝えるように言っておいた。
暫くして、先生が入ってきた。
何を話すのか不思議に思っていると、僕がどうして入院しているのかという事と、今の症状の事らしい。
話によると、自室で急に頭を押さえて叫びだし、のたうち回っているところを駆けつけた両親に119通報され、病院に搬送。
丸一日呻き続け、ついには失神してしまったらしい。
そのときに、髪が白くなり、爪が赤黒くなったという。
その後、二日間は起きることなく眠り続けて、昨日にやっと目を覚ましたのだそうだ。
先生が言うには、急激な体の成長に伴う激痛から、ストレスにより、髪が変色したのだと。
赤黒い爪と、激しい頭痛は原因が分からないらしい。
僕が思うに、これは体の成長ではなく、改変。それも、前世の僕の体に改変されたのだと思う。
だから、爪も変色したし、急に大量の記憶が脳に入ってきたから、脳に負荷が掛かり頭痛がしたのだろう。
話を戻すが、俺が寝ている間に脳の精密検査等は既に終わっていて、異常は見られなかったため、明日には退院出来るそうだ。
と、部屋の外から全力で走る足音が聞こえてきた。……ここ病院なんだけど。
扉を開けて入ってきたのは看護師さんで、その顔には、驚愕の表情が張り付いている。
どうしたものかと、先生が訪ねると、看護師さんは、叫ぶように、
「金木君、のご両親が!!
こちらの病院に来る途中に敵に!」
と言った。
すると、先生は慌てて看護師さんと病室から出て行き、病室の外で話し込んだ。
二人は僕に聞こえないように小声で話しているが、この体に入って鋭くなった聴覚はしっかりと二人の声を聞き取っていた。
どうやら今世の僕の両親は、この病院に来る途中に、強盗をした敵の逃走車に跳ねられて死んでしまったらしい。
そのあと、神妙な面持ちで部屋に入ってきた先生から話の内容を告げられ、これから僕はどうすれば良いのか分からなかったので、それを聞くと、悲しまなかった事に驚きながらも今後のことを教えてくれた。
先生は、僕が悲しまなくて驚いていたが、
ハッキリ言って、確かに今世の記憶には思い出が残っているが、自分が体験したわけでは無いし、両親が死んだことは多少悲しくは思うが、涙を流す程ではなかった。
さて、いかがでしたでしょうか。
これからこの物語を進めるに当たって、重要になってくるヒロインですが、候補はあります。
もう、何話分かはあるので、出来るだけ早めに推敲を終わらせて、出せたらなと思います。
ヒロインアンケート。⚠️あくまでも調査です。1位が絶対にヒロインになるわけじゃぁないです。⚠️
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トーカちゃん
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響香ちゃん
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ねじれちゃん
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その他→コメントでキャラ名のみ送って。
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トーカちゃん&響香ちゃん