喰種の僕がヒーローに   作:『『白』』

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だいぶ時間が空きました。ごめんなさい。
一応体育祭まではあるんですが、推敲と手直しって中々しんどくて。
あと、この先の展開を凄く悩んでて。
あとヒロインとかも。一応書いてるやつでは、、、。
まあ、アンケートやってくれると嬉しいです。
注意⚠️アンケートやったからってそれにするかは別問題です。⚠️

それでは、ちょっと進んだかな?ってぐらいですけど、どうぞお楽しみください。


986-7=?

 

 

 

 

 

店の前で睡さんと別れた僕はサイン会が開かれる、デパートの本屋に来ていた。

 

正直なところ、まだデビュー1ヶ月程の作家のサイン会に、多くの人が来てくれるとは思っていなかった。

 

しかし、僕の予想は大きく外れ、まだ20分前だというのに、既にサイン会の為に並んでいるであろう人達が長い列をなしていた。

 

「あ、こんにちわ高槻先生。」

 

僕が書店に入ると、僕のマネージャーの速見 読小速見 読小(はやみ とうこ)さんが挨拶をしてきた。

 

「こんにちわ。読小さん

思ってた以上に人数が多いですね。」

 

「いえ、高槻先生の作品はそれほど面白いものなんですから当然だと思います!」

 

彼女は、どうやら高槻作品のファンらしく、とても熱く語っている。

 

ただ、先生呼びは嫌だからやめて欲しいんだけど、本人に言ったら拒否されたから諦めた。

 

「ありがとう読小さん。

ところで、時間は早いけど、まだ人も来てるみたいだし、もう始めようか。」

 

「え?もう良いんですか?」

 

「ええ。終わった後に用事があるので、あまり長引くのは避けたいですから。」

 

そう言うと、さんは書店のスタッフにその事を告げて、すぐにサイン会を始めてくれた。

 

高槻先生は、自由な人で握手は当然だが、一人一人と軽くお話しをしたり、写真等も撮ってあげていた。

 

彼女がそうしていたなら、彼女の名前を勝手に使っている僕もそうするべきだろう。

 

そう思って、握手や写真は求められればしたし、一人ずつ、職業や些細な話をしたりした。

 

その結果、予定よりも早く始めたのに、時間が一時間近くも長引いてしまった。

 

別に、僕のファンサービスだけが原因ではなく、来てくれた高槻作品のファンの方々が本当に多く、200枚の整理券が全てすぐに無くなったと聞いた。

 

サイン会の帰り道、今日のサイン会での事を振り替えると、様々な人が来ていた。

 

中にはヒーローの人もいたし、鼠のような小さな人もいた。女の子も男の子もいたし、結構幅広い人に読まれているのを知って、本物の高槻ファンとして嬉しかった。

 

聞けば、今年度雄英を受ける学生もいれば、士傑高校という関西の有名高校の生徒の人も、態々ここまで足を運んでくれていた。

 

ただ、僕が望んでいた人達は、一人も来なかった。

 

 

 

「ただいま」

 

いつも通り、誰もいない家に入り、帰りに買った食材で夕飯の支度をする。

 

下準備を終えた所で、睡さんの足音が微かに聞こえてきた。

 

しかし、サイン会の休憩時間にメールで聞いた帰宅時間より30分は速い。

 

いつもなら言っていた時間通りに帰ってくるのに、どうしたのかと思い、耳に意識を向ける。

 

すると、家の外の音がまるで耳元で聞こえるかのような感覚になる。

 

どうやら睡さんだけでは無いようだ。

 

足音から分かるのは、睡さんとそのすぐ後ろに一人と、その隣に一人いる。

 

聞こえる音から、睡さんの後ろにいるのは、睡さんよりも大きめの人で、もう一人は、対照的にとても小さな、毛の多い動物だとわかる。なぜなら、歩くたびに毛が擦れる音が聞こえてくるからだ。

 

それにしても、この立ち位置はおかしい。

 

睡さんの知り合いなら、後ろを歩いていてもおかしくは無いだろうが、睡さんと後ろの人の距離が近すぎるのだ。

 

睡さんの歩き方も少しぎこちない。

 

まるで後ろの人に手を縛られているかのようだ。

 

だが、そんないかにも犯罪っぽい事をしている二人も、捕まっているであろう睡さんも心音が落ち着き過ぎだ。

 

・・・何かのドッキリか、それとも犯罪が当たり前の敵か。

だが、睡さんは?

僕なら大丈夫だと思って落ち着いている?

 

しかし、睡さんの個性ならこれだけ近くに居るのだから簡単に無力化出来るはずだ。呼吸音に違和感は感じないからマスク等をしているわけでもない。

なら、そういった個性を持っている?

睡さんが個性を使用できる状況じゃない?

どれも、想像ではあるがその可能性が0とは言い切れない。

 

何にせよ、どんな意図があるのか気になるが、睡さんを奪還して二人を取り押さえる。

 

それから、話を聞こう。

 

でも、どうすれば?

 

相手に視認出来ないように近づくまではいいが、縛られている(かもしれない)腕をどうやって離すか。

 

紐とかだったら切ればいいんだけど、手で握られてるなら、手を切り落としたりは出来ないから……まあ、その時考えよう。

 

そろそろ入ってくるな。

 

ガチャ

 

「ただいま~」

 

鍵は立ち位置から考えて、睡さんが開けたようだし、紐を外すような音も時間も無かったから恐らく手で握られているのだろう。

 

ここはいつも通りに行こう。

 

それでいてさりげなくこちらに来させるんだ。

 

「お帰りなさい。睡さん。

まだもう少し時間がかかるのでこっちで待っていて貰ってもいいですか?」

 

ダイニングの中から玄関まで聞こえるように声をかける。

 

すると、3人揃って僕の声に従って、こちらに来たようだ。

 

ドアノブが下がり、扉が開く。

 

そこには、案の定手を後ろで掴まれた睡さんと、後ろで掴んでいるボサボサの小汚ない男と、その隣に子供くらいの鼠がいた。

 

てか、あの鼠サイン会に来てたんだけど。

 

「初めまして。お二人とも。取り敢えず、睡さんを離していただけますか?」

 

先ずは優しく声をかけてみる。

 

「無理だ。彼女を無傷で返して欲しかったら、そこに膝をついて大人しくしていろ」

 

まぁ、当然だよね。

 

けど、やっぱりドッキリだろうな。

 

心臓のリズムが全く変わらない。

 

警戒はしているみたいだけど、攻撃的な感じが全然しない。

 

仕方ない。付き合うとするか。

 

「はぁ…離せよ」

 

ため息をつき、今度は相手を睨み付けて少しきつく言ってみる。

 

そして軽く殺気を浴びせる。

 

すると、3人共驚き、怯んだようなので、その瞬間に鼠に近づいて軽く蹴る。

 

だいぶ軽くしたが、玄関まで転がって行ってしまった。

 

そしてすぐに隣の男の腕をあまり血が出ないように浅く切りつけ、痛みに手が緩んだところで睡さんを抱き寄せて男から距離を取って、ソファーの上に睡さんを降ろし男の元に戻り、足を払って男を倒し馬乗りになる。

 

この、数秒のうちに起こったあまりの出来事に、睡さんも男も呆然としている。

 

 

男は、はっとした様子で状況を理解して、驚愕の眼差しを向けてくる。

 

「ドッキリなら今すぐそう言わないと、怪我しますよ。」

 

まだ少し睨みをきかせながら、微笑んでそう言うと、諦めたように小さなため息をついて

 

「降参だ。ドッキリってわけでは無いが、敵ってわけでもない。少なくとも危害を加えるようなことはしない。

 

だから俺から降りてくれると助かる。」

 

そう言ってきた。

 

けど、そんな証拠はどこにもない。

 

「では、何かそれを証明出来る物はありますか?」

 

「ああ、上着の胸ポケットに雄英の教員証がある」

 

男の言った通り、ポケットを探ると教員証が出てきた。

 

「つまり、貴方はプロヒーロー?」

 

「ああ、分かったなら退いてくれると助かる。」

 

本当かどうか確かめようと睡さんを見てみると、ニヤニヤしながら此方を見ていた。

 

どうやら本当のようだ。

 

「はぁ、すいません。」

 

「いや、いいよ。此方もここまでとは思わなかったが、多少の抵抗は予想してた。」

 

僕が謝罪すると、まだ少し痛むのか、痛みを堪えるように顔を歪めてそう返してきた。

 

そのあと、鼠さんもこちらに運んできて、外傷は特に見当たらなかったので、安心した。

 

鼠さんはまだ気を失っているので、寝かせておいて、腕を切りつけた男、相澤さんの手当てをする。

 

丁度手当てを終えた所で、鼠さんが起きたようなので、そろそろ話が始まりそうだと思い、珈琲豆を挽く。

 

珈琲ができた時には、資料等も机に出して話す用意が整っていた。

 

珈琲をそれぞれの目の前に置き、話を促す。

 

「それで、どうしてこんなことを?」

 

「うん、それのことなんだけど、先ずは謝らせて欲しい。本当に申し訳なかったよ。」

 

鼠さんがそう言って立ち上がって頭を下げると、相澤さんもそれに倣って頭を下げる。

 

「いえ、もういいですよ。

こちらこそ少し手荒なことをしてしまいましたし、お互い水に流しましょう。

早速ですが、理由を聞かせて下さい。」

 

二人は座って、話始めた。

 

「取り敢えず、自己紹介からだね。

僕は、根津。雄英高校の校長だよ!」

 

「雄英で教師をやってる。相澤消太だ。」

 

「上井中学3年の金木研です。」

 

「今回、こんなことをしたのは、君をスカウトするためだよ。金木君。」

 

「スカウト、ですか?」

 

「ああ。君のことはミッドナイトから聞いていてね。ヒーローに成りたがっていて、実力は既にプロでも通用すると。

 

つまり、ミッドナイトの推薦ということだよ。」

 

「でも、何故睡さんが?」

 

「それは、彼女が来年度から雄英で教員として復帰することになったからだよ。」

 

聞いてなかった。

復帰ってことは、前にも勤めてたってことだ。

このタイミングってことは、もしかしたら僕のため?

 

素直に驚き、睡さんを見てみると、肩を竦めて

 

「雄英の教員は忙しいから、帰るのが遅くなっちゃうの。

流石に、中学生をずっと一人には出来ないわ。」

 

と言った。

やっぱり僕を想って。本当に睡さんには頭が上がらない。

 

「それは分かりましたが、まさかあれが適性検査だと?」

 

「そういうことだね。」

 

「そうですか。なら、結果は?」

 

テストだと言われれば、その結果は気になるもので、ついつい聞いてしまった。

 

「勿論、合格だよ。何もかも完璧だ。僕は何も見れていないけど、彼がそう言ったんだ。文句はないと。」

 

「そうですか。ありがとうございます。」

 

「いや、そこまでは言ってませんが。

 

けど、確かにお前はプロでもトップレベルの実力を持っていると思う。」

 

「そこで、ひとつ教えて欲しいんだ。

 

あの殺気はどうやって出せたんだい?」

 

どうしよう。ここで前世が、とか言っても信じられないだろうし、危険だと思われてしまうかもしれない。

 

何より下手なことを言って墓穴を掘りたくはない。

 

ここは嘘をついておくか。

 

「えと、あのとき何か隙を作って睡さんを奪還するのが先決だと思って、前に本で急に殺気を浴びせれば相手は怯むって書いてあったので、それをしてみたんです。」

 

「殺気については、殺意をおもいっきり込めて睨んだだけです。」

 

いつも僕が嘘をついたときに不思議な笑みを洩らす睡さんを横目でチラッと見てみると、今までに見たことのない悲しげな眼差しを僕に向けていた。

 

「そうか。所で金木君はどういった進路を考えていたのかな?」

 

「えと、高校は雄英に進んで、そのままヒーローになろうと思って。」

 

「どうしてヒーローに?」

 

これは、どう答えようか。

 

ハッキリ有名になりたいからと言えば、理由を聞かれて、面倒なことになる。

 

なら、今世の僕がヒーローになりたかった理由を言えばいいか。

 

「えっと、僕は小さな頃からヒーローに憧れていて、ヒーローのように人を助けられる人になりたかったからです。」

 

この発言にも、睡さんは悲しそうにしていた。

 

「なるほど。よく分かったよ。ありがとう」

 

「では改めて、雄英高校にスカウトしよう。それも、特待生としてね。」

 

「よろしくお願いします。

 

けど、特待生って特別推薦入学とはどう違うんですか?」

 

「その事は後で渡す紙に書いてあるが、簡単に言えば君はこの場で雄英への進学が決定したんだ。」

 

「それって、入試を受けないってことですか?」

 

「うん。犯罪を犯したとか、よっぽどの事がない限り君の入学は決まっている。」

 

「でも、学力検査は?」

 

「ハハハ!君は面白いことを言うね。

全国の学力検査では、満点で全国トップだったじゃないか。」

 

確かに、ついこの間学校で行われた全国で行う学力検査では全国1位だった。

 

だって前世ではそこそこ偏差値の高い大学に通っていたんだ。

 

公民とかの、内容の変わっていた教科もあったけど、教科書や専門書等を読んで全て覚えた。

 

高校の範囲ももう終わっている位だ。

 

けど、凄いな特待生。もう、入学決定か。

 

いや、待てよ?

 

「じゃ、じゃあ学校には行かなくても良いんですか?」

 

とても気になったのでを少し身を乗り出して聞いてみた。

 

「まぁ、出席日数とかはもう要らないし、行かなくても問題はないね。

けど、行きたくないのかい?」

 

「はい。あの、勉強はもう出来るし、友達も居ないので、本を読んだり体を鍛えたりする方がよっぽど有効な時間を過ごせます。」

 

「・・・なるほど。

僕もあまり友達が多い方では無いから、友達が居なくちゃいけないとは思わない。

だから、明日から君に雄英のトレーニング施設の利用を許可しよう。」

 

「!ほんとですか!」

 

「うん。だけど、高校に入ったら友達をつくる努力くらいはしようね。」

 

「はい!ありがとうございます。」

 

「あら、研は私では満足できなかったのかしら。」

 

僕が、あまりの厚待遇に少し興奮して返事をすると、隣から睡さんが少し意地悪な笑顔で言ってきた。

 

「いや、睡さんとの組手も物凄く良い練習になっていました。

 

あれのお陰である程度の加減の仕方もわかったので、今回も校長に大怪我をさせずにすみました。」

 

「加減の仕方?

ちょっと待って、今までずっと加減してやってたの?」

 

しまった。適当に流すつもりがつい、本当の事を言ってしまった。

 

「あ、えっと、はい。」

 

言ってしまったものは仕方ない。そう思って素直に返事をする。

 

睡さんは開いた口が塞がらないようで、校長が話をしてきた。

 

「その事なんだが、君は無個性だよね?どうしてあんな威力の蹴りがうてるんだい?しかもさっきの話から、手加減していたと言うじゃないか。」

 

「それは、僕が原因不明の激痛で気を失っていたのは知ってますよね?

あのとき目が覚めてから、個性が発現したみたいなんです。」

 

「!それは、どんな?」

 

「変わったのはいくつかあって、先ずは身体能力が飛躍的に上昇しています。

後は、五感もとても鋭くなっています。

それと、体が頑丈になったのと、治癒力が高まったこと。

お腹が空かないこと。

これくらいでしょうか。」

 

「なるほど。身体強化に食事不要か。

もしかしたら、異形系かも知れないけど、なぜか産まれた時からそうじゃないってことだね?」

 

「はい。」

 

「まあ、詳しいことはこの紙に書いておいてね。」

 

そう言って取り出したのは、個性届けの用紙。

 

これがあるなら、僕が今話したのはなぜ?

 

「後は、この書類も入学に必用な書類だから。全部書けたら纏めてトレーニングに来たときにでも、私に届けてくれたらいいよ。それと、これを持っていればスムーズに雄英に入れる。

毎回職員室の教員に使用許可を貰ってもらう必要があるんだけど、これを見せれば問題ない。

紛失したらすぐに連絡を入れてね。」

 

今度は、1枚だけでなく、クリップで纏められた数枚の書類と、雄英の入校許可証が渡される。

 

「それでは、僕たちは失礼させてもらうよ。何か分からない事が有れば、ミッドナイトに聞けばいいからね。

雄英で待ってるよ。金木君。

珈琲とても美味しかった。また、機会があればご馳走してね。」

 

「それじゃあ、ミッドナイトさん。

失礼しました。

金木。慢心なんてするなよ。それと、珈琲美味かった」

 

「はい。ありがとうございました。」

 

恐らく、あれが相澤さんなりの激励なんだろう。

不器用な人だ。なんとなく四方さんを思い出してしまった。

 

二人は僕がお礼を言うと、睡さんに頭を下げて家から出ていった。

 

なんにせよ、第一目標が思わぬ形で達成できた。

 

取り敢えずは、雄英入学までは体を鍛えることに専念しよう。

 

「ところで研、手加減について詳しく話してね?」

 

睡さんがイイ笑顔で僕にそう言った。

どうやら、避けられない大変なことが僕を待ち受けているみたいだ。




はーい、ちょっと入試はめんどくさいので飛ばします。
次はもう、入学の日からになります。
前書きでも言いましたが、ヒロインのアンケートします。

ただし、あくまでも皆さんの反応をみたいだけです。
別に、誰かが1位だったから、そいつにするってわけじゃぁないぞ!

ということです。
一応自分の中では、決まってますので。
あまりに人気無かったら、変えることも考える。くらいの感覚です。

もう一度言います。アンケート、1位が絶対ヒロインになるわけじゃぁないです。

でも、アンケートはやってくれると嬉しいです。
少なすぎると、モチベーションに関わるので。
お願いします。

あと、誤字脱字、訂正した方がいいところ送って下さると、嬉しいです。

ヒロインアンケート。⚠️あくまでも調査です。1位が絶対にヒロインになるわけじゃぁないです。⚠️

  • トーカちゃん
  • 響香ちゃん
  • ねじれちゃん
  • その他→コメントでキャラ名のみ送って。
  • トーカちゃん&響香ちゃん
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