浮き雲に成り代わった者   作:白炉丸

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「 君はここで… 咬み殺す 」



浮雲 42

雲雀恭弥side

 

 

10年前から来た獄寺隼人と山本武にトドメを刺そうとしていた電光のγ(ガンマ)匣兵器(ボックスへいき)を使って止めた。

 

今、彼らを殺されるのは、少し、困る。

彼を倒す役は 沢田綱吉にやってもらおうと考えていたんだけどな…。 やはり、原作通りになるのか…笹川京子の独断行動・・・

 

 

ブラックスペルが、今 此処に来る事は 計画の内

入江正一が 上手く彼らを焚きつける事ができた。そういう事だ。

 

 

 

「ん… 思い出したぜ。 おまえはボンゴレ雲の守護者、雲雀恭弥だ」

「 だったら? 」

 

 

「おまえにはうちの諜報部(ちょうほうぶ)も手を焼いててね。 ボンゴレの敵か味方か… 行動の真意(しんい)がつかめないとさ。 だが、最も有力な噂によれば、この世の七不思議にご執心だとか。 (ボックス)のことを()ぎ回ってるらしいな」

「 どうかな 」

 

得体(えたい)の知れないものに命を預けたくないってのには同感だぜ。 で、こいつは、本当(ほんとう)には誰がなんのために、どうやって創ったか、真実はつかめたのか?」

 

「 それにも答えるつもりはないな。 僕は、機嫌が悪いと言ったはずだ 」

 

 

「やはり雲雀恭弥は、ボンゴレ側の人間だったというわけだな。いざ仲間(ファミリー)()られるとなれば、黙って見てはいられない」

 

「 (? 何言ってるの )それはちがうよ。 僕が怒っているのは、並盛(なみもり)風紀(ふうき)(けが)されていることだ 」

 

雲ハリネズミの(ボックス)を用意し、Dランクの雲のリングに炎を灯す

 

「風紀……? まあいいさ、敵の守護者の撃墜記録(げきついきろく)を更新するのはうれしいかぎりだ。 オレも…男の子なんでね」

 

電光のγ(ガンマ)も、雷のマーレリングに炎を灯し、電狐の(ボックス)に注入した

 

 

開匣(かいこう)された互いの(ボックス)から出た(ボックス)アニマルは、死ぬ気の炎を纏いながら空中でぶつかり合う

 

 

「ハリネズミとはかわいいが、何てパワーだ・・・ これだけの(ボックス)ムーブメントを よくそんな三流(さんりゅう)リングで動かせる」

 

「 僕は 君達とは生き物としての性能が違うのさ 」

 

パリ…ンッ と音を上げ、炎を灯した Dランクのリングが砕ける

次は、Dランクよりも 少しだけ石の大きさが大きく 性能も少し上のCランクの雲のリングを指にはめ、炎を灯し、(ボックス)開匣(かいこう)する

 

「 さあ 僕らも、始めよう 」

 

(ボックス)から出した雲の死ぬ気の炎を纏ったトンファーを構える

 

 

 

 

 

 

僕と彼はぶつかり合う、空中では匣アニマルが拮抗している。

 

 

・・・・つまらないな… 電光のγ、僕の力量を探る事に意識をさいて、まったく、油断しすぎだよ。これだからロリコンは

〔ロリコン関係ないやん! いいやんロリコンでも! それに相思相愛だから勝手にさせてやって!〕

 

 

「くっ ・・・ ちっ」

 

彼はリングの力を使い、雷の炎のシールドをつくった

 

 

だけど、そんなもの関係ない。トンファーを使いその炎のシールドを破り、そのまま攻撃をし、殴り飛ばす。

 

 

「 立ちなよ。 うまくダメージを逃したね 」

 

土煙が上がる中、彼が立ち上がる

彼は、攻撃される瞬間に後ろに跳び、攻撃の衝撃を逃していた

 

 

「ふ〜〜 さすがだ。 もし守護者だったなら最強だって噂も本当らしいな。 いやー まいった。 楽しくなってきやがったぜ」

 

彼は、キューで雷の炎を纏ったボールを飛ばし、いくつも連鎖させ、攻撃してくる

 

 

顔を目掛けて飛んできたボールを避ける

だが、その避けたボールが他のボールに当たり、連鎖し、いくつものボールが様々な方向から飛んで来た

 

 

「あいにく、このショットの軌道には、人が生きられるだけの隙間はないんだ」

 

「 へぇ、それはどうかな( あとは追い込むだけ… ) 」

 

左手に炎を集中して灯し、飛んでくるボールを避けながら、彼の元へ走る

 

「3番ボール」

 

左前から飛んできたボールを左手のトンファーで受け止める

 

「 ぐっ 」 ブシャッ!

 

トンファーにヒビが入り、受け止めた腕からは血が吹き出る

 

「ビンゴ」

 

だけど、そのまま走る

 

「 たしかに全ては避けきれそうにない。 だから、当たるのはこの一球だけって決めたのさ」

 

たとえ油断していても、彼の実力は本物だからね。僕は彼と違って油断はしない

いきなり原作力が働かなくなる可能性もあるからさ。

 

 

ボールが飛び回る地帯を抜け、彼のすぐ前までたどり着く

 

「 もう逃がさないよ 」

「ふっ、それとこれとは話が別だ」

 

トンファーを振るうが、F(フィアンマ)シューズで宙へと飛ばれる

 

「残念だな」

「 ……… (…かかった )」

 

 

( ……!)ガフッ!

 

彼は口から血を吐き出した

 

「………な…… なんだぁ…? こりゃあ…」

 

彼の背後には 球体に沢山の針が付いている物体が、その周りには雲のような形をした物体に針が刺さっているものが浮かんでいた。その球体の針に、彼は突き刺さった。電狐も 球体の針に刺さっているのが見える。

 

 

「 言ったはずだよ。逃がさないって 」

 

「あの… ハリネズミか…」

 

「 そう…… 君のキツネの炎を元に 彼がこれだけの針を発生させたんだ。 まるで雲が、大気中のチリを元に発生して(ひろ)がるようにね 」

 

「そーか… 雲属性の(ボックス)の特徴は…… 増殖(ぞうしょく)……だったな。だが、こんな量の有機物を増殖させられるなんて、うちの奴からは聞いていない・・・ナンセンスな(ボックス)だぜ… 」

 

「 すばらしい力さ、ゆえに興味深い。 さあ、終わらせるよ 」

 

両手のトンファーに炎を灯し、彼にトドメを刺しに走る

そのとき、ガサガサと、近くの茂みから音が聞こえ そこから沢田綱吉と門外顧問のラル・ミルチが顔を出した

 

 

「 遅すぎるよ君達 」

 

一言(ひとこと)声をかけ、そのまま浮いている雲の形をしているものを足場に アッパーの要領で彼を倒す

着地し、雲ハリネズミを(ボックス)に戻した。

 

 

「 雷のリングはいらないな(それに、君にはまだ やってもらうべきことがある )」

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