浮き雲に成り代わった者   作:白炉丸

45 / 67
浮雲 43

 

電光のγ(ガンマ)を倒した。

途中から来た彼らに振り向き、声をかける。

 

「 何してたんだい? 沢田綱吉 」

「ヒバリさん!!」

 

・・・うるさい……

やはり、若いな。 今の彼はこの頃より 大分(だいぶ)落ち着きを持ってる。今との見た目の違いは 身長と声ぐらいか。

 

「 山本武と獄寺隼人は その林の中だ 」

「! え!?」

 

過去の沢田綱吉は 林の中へと走っていった

僕と共に来た(てつ)が、2人の状態の確認をすませてたようだ。

 

背後から視線を感じ 目をやると、ラル・ミルチがこちらを見ていた。 ・・・・・アジトに入ろうか

 

「待て、負傷者もいる。今、彼らを抱え あの距離を引き返し ハッチに戻るのは危険だ」

「その心配はいりません。我々の出入口を使えば」

 

ラル・ミルチの言葉に哲が答える

 

 

指にはめていたリングを外し、石灯籠(いしとうろう)に向かって歩き、研究施設に入る。

 

霧系のカモフラージュリング、もっと性能が良いものが欲しかったんだけど、精製度の低いものしか手に入らなかった。

だけど、精製度が低いものをいくつも手に入れて、使うときは 数個同時に使って効果を上げたから、簡単にはバレないように隠すことはできた。

それに 純度の高い僕の炎を使い その分も上乗せできたから 僕が張ったカモフラージュを見破れる者のは少ないだろうね。

 

 

 

・・・左腕、血はもう止まったけど服が汚れた。着替えて()よう…

 

 

〜〜〜〜〜〜

 

 

 

研究施設内・ヒバリの部屋

 

 

キズを消毒し、包帯を巻いた。

防御用に炎を集中させていたから、キズの深さは それほどでもなかった

 

 

動かしても問題ないね

 

 

するとそこに、

 

「恭さん、今よろしいでしょうか 」

 

「(その声は哲か、)開けていいよ 」

「はい、失礼します」

 

(ふすま)を開けたのは、草壁哲矢

 

「 彼らは? 」

「山本武、獄寺隼人の両名の治療は終わりました。2人とも命に別状はありません。時期に目を覚ますと思います。沢田綱吉は その2人の様子を見に行きました。場所は第二医療室(だいにいりょうしつ)です」

 

「 そう、わかった 」

 

哲の報告を聞き、立ち上がる

 

「 行くよ 」

 

哲にそう告げ、ボンゴレアジトに向かう

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

ボンゴレ地下アジト・B13F 第二医療室

 

 

声が聞こえてきた。

 

 

「だが、今は死ななきゃそれでいいんだ」

 

 

 

 

「イタイ間違いにぶつかるたびにぐんぐん伸びるのが、おまえ達の最大の武器だからな」

 

 

この声、赤ん坊か…

 

・・・そうだね、今の彼らには 成長力という武器がある。

それをわかっていたからこそ、この時代の沢田綱吉は 過去の自分達を呼び寄せ、白蘭(びゃくらん)を倒す この計画に協力した。彼には超直感があるから、この計画の成功確率の高さも わかっていたのかもしれない。

 

 

「つーか、赤ん坊のおまえに言われたくないよ‼︎ 」

 

「 いいかな。 (はなし)

「ひいっ ヒバリさん!!」

 

「会いたかったぞ、ヒバリ」

「 僕もだ、赤ん坊( この時代の君はもう居ないから… )」

 

僕的には、その尻尾の生えたスーツが気になるよ。その尻尾、意味ないよね?

 

 

「あのー」

 

ひょこっ と、医療室の(とびら)から 顔を出すジャンニーニ

 

「ちょっとよろしいでしょうか?」

(なん)だ?」

 

赤ん坊が問う

 

「グッドニュースですよ! 情報収集(じょうほうしゅうしゅう)に出ていた ビアンキさんとフゥ太さんが帰ってきましたよ」

「! フゥ太⁉︎」「アネキが⁉︎」

 

ニッ 「言っただろ? ピンチの次にはいいことがあるってな」

 

 

 

 

 

 

 

「リボーン!!」

 

医療室に、毒サソリビアンキとフータ・デッレ・ステッレが入ってきた

 

・・・・・・。

 

今この部屋には、僕、赤ん坊、沢田綱吉、獄寺隼人、毒サソリ ビアンキ、フータ・デッレ・ステッレの6人が集まっている

 

・・・・・・・・・・。

 

「ヒバリさんも何か知ってそうだし―「 ―これ以上()れれば、咬み殺すよ 」

「ひいいっ!!」

 

プチッ

 

バキッ!

「 もういい! ( *`ω´) 帰る 」

 

無理・・・ (せま)い部屋に5人も…

 

 

情報提供は哲に任せ、僕は研究施設へ帰る。

 

他の施設から回収してきた(ボックス)や書類を仕舞わないと…

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。