浮き雲に成り代わった者   作:白炉丸

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浮雲 49

「恭さん! クローム髑髏が!」

「 ! 」

 

 

〜〜〜〜〜〜

 

 

パリ ン

 

「ク……クローム!!「あぁ‼︎」

 

ガラッ

 

中が騒がしい部屋の扉を開ける。

 

 

「ヒバリさん!」「 邪魔(じゃま)だよ 」

 

青い顔をした沢田綱吉を押しのけ、クローム髑髏に近づく

口もとは吐き出した血が付着し、その腹はベコりとヘコんでおり中に何も無いことがわかる。

 

彼女に 僕のことを認識させるため、頭を支え 上半身を少し起こさせる。

 

「 死んでもらっては困る 」

 

 

後ろの方で呆気(あっけ)に取られている沢田綱吉含め、部屋に居た者は外に出た。

 

始めよう

 

 

 

+++++++++++

 

 

 

クロームをヒバリに任せることになり、綱吉達は 作戦室(ブリーフィングルーム)でそれを待つことになった。

 

その部屋に草壁が入って来た。

 

「クローム髑髏は一命(いちめい)をとりとめました」

 

「本当!? よかったー!!」

 

その言葉を受けて皆ほっとした。

 

「どーやってあの状態から持ち直したんだ?」

 

リボーンが問う

 

「ボンゴレリングです。雲雀がクロームに(うなが)したのは、ボンゴレリングそのものの力を引き出し、(おのれ)の力で生きること。現在、クロームは自分の幻覚で 失われた内臓を(おぎな)ってます。」

 

「そっそんなこと…可能なのかよ⁉︎」

 

「ですが、今の彼女の力では 幻覚は不完全……生命維持がやっとの状態だ…」

 

「あの…じゃあ… 骸はどーなっちゃったの⁉︎」

 

 

「・・・ 骸の行動については、我々よりも ヴァリアーにいた笹川氏の方が詳しいのでは?」

 

「骸からヴァリアーへの指示は一方的(いっぽうてき)なものだったと聞いている。 オレはその指示を信じ 行動したが、骸がどこで何をしているのかは わからんのだ」

 

「クロームへの力が一切(いっさい)途絶(とだ)えたのよ。最悪の事態も考えるべきだわ」

 

「!!」 ちっ

「そんなぁ‼︎」

 

「10代目! あのしぶとい骸です。まだわかりませんって」

「だが、どっちみち5日後にクロームは戦えそうにないな」

 

「…痛いな」

「心配するな。クロームの不足分はオレが補う」

 

そのラルの言葉にリボーンが口を挟む

 

「そんなこと任せられるわけねーだろ。お前、今 座ってんのもしんどそうじゃねーか」

「「「!!」」」

 

「リボーンッ」「何を言っている!!」

 

今の体の状態を当てられ、焦る

 

「無理すんな。顔を見れば、お前の体調ぐらいわかる。お前の体は(ノン)7³線(トゥリニセッテ)を浴びすぎてボロボロなんだろ?」

 

「黙れ! 過去から来たお前に何がわかる!」

「オレだって地上に充満してる(ノン)7³線(トゥリニセッテ)を肌で感じたんだ。お前のやろうとしてることの無謀さぐらいわかるぞ」

 

「だが、(ノン)7³線(トゥリニセッテ)を放出してるのはミルフィオーレだ!! 奴らを倒さなければこの世界は 正常には戻らない!!」

 

その決めつけている言葉にジャンニーニと草壁が現在の情報を口にする

 

「え〜と、それについてなのですが… どうして(ノン)7³線(トゥリニセッテ)が地上に漂っているのか、まだ原因は特定できていません… ミルフィオーレとの因果関係は恐らくあると思われるのですが・・決定打がなく…」

「我々も同じく…」

 

 

 

いや!! 奴らの仕業だ!!

 

少年達は、その強い物言いに気圧される

 

「コロネロもバイパーもスカルも… 奴らに殺されたんだ!!」

 

ズキ ン…

ぐっ う

 

興奮しすぎたラルは倒れてしまう

 

「ラル・ミルチ‼︎」

「大丈夫ですか!」

 

「さわるな!! 立てるっ」

 

 

駆けつけようとしていた綱吉はラルの言葉で立ち止まってしまう

その綱吉に了平が近づき、話しかける

 

「沢田…5日後だが… これだけ戦力に悪条件がそろっては、おまえが何というか見当がつく… 作戦中止は オレが上に伝えに行こう」

 

 

「ただの貧血だ!!」

 

「無理するな、ラル…」「いえ、やりましょう」

 

その言葉に皆、綱吉に注目する

 

「敵のアジトに行けば、過去に戻ることだけじゃなくって、骸の手がかりも何かつかめると思うんです。 それに、そのノン・トゥリニセッテのことも わかるかもしれないし・・・・・でも、どっちもゆっくりしてると手遅れになっちゃう気がして」

 

うむ

 

「それに・・やっぱりオレ…こんな状況(とこ)に 1秒でも長くいて欲しくないんだ。」

 

 

「並盛の仲間はもちろんだし、クロームやラル・ミルチだって・・・・こんな状況(とこ)、全然似合わないよ‼︎」

 

 

はっ「えと…あのっ オレはそんな感じです……けど……」

 

「よく言ったぞ!男だ沢田!!」

 

「・・・・ガキが」

「とにかく」

 

綱吉は死ぬ気(がん)を飲み、(ハイパー)モードになる。

 

「5()しか時間がない。一刻(いっとき)も無駄にはできないぞ」

「はい!!」「だな‼︎」

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