浮き雲に成り代わった者   作:白炉丸

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浮雲 52

話し合いが終わり彼らは彼らのアジトに戻って行った。

 

 

そしてまた、入江正一から緊急メッセージが送られてきた。

急いでいたか、隙を見てたからか知らないけど、メッセージの文字が所々(ところどころ)抜けていたり誤字だと思われる所がいくつかあって、焦る理由は予想できたけど、イラッときた。

読めない部分もあったけど、前世(まえ)の情報と合わせ、読み取ったところ、敵が1人増え、そいつが計画の害になるなら倒してほしいという事と、ボンゴレアジトの位置がミルフィオーレにバレ、攻撃を仕掛ける事になってしまったという内容だった。

 

増えた敵というのは麻呂眉(まろまゆ)こと幻騎士(げんきし)だろうね。

まあ、僕にとってそれは計算内だったから別にいいけどさ。

 

アジトバレの攻撃に関しては、敵が来るのは夜明け頃になるだろうから、その前に睡眠をとっておこうか

 

 

さて、もうすぐだ。

 

 

 

+++++++++

 

 

 

夜明け前・風紀施設の自室

 

 

カ カカ カ

 

ん…なんだい?

 

今まで寝ていたのだが、廊下から聞こえる音で目を覚ました。

立ち上がり、(ふすま)を開けて廊下を見てみると 1匹の猫がフラつきながら歩いていた。

 

 

この猫・・獄寺隼人の(ボックス)兵器・・・また逃げ出したのか

この時代の彼も、よく逃げられて 探し歩いていたな

 

猫に声をかける

 

「 君、こんな所にまでどうしたんだい? 」

「にゃ お〜ん」ゴロゴロゴロ

 

猫は僕が出した手に擦り寄り 喉を鳴らす

 

「 酒臭いよ、君。 酔ってるのかい?」

「にょおん」

 

ハァ、もう数時間で作戦が開始するのにね。まあ、ちょうどいいか。

 

猫の後ろ首を掴み上げ、彼らのアジトへ向かう

 

 

というかこれ、原作にあったよな…

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

真っ暗な廊下を歩く、ガリガリガリ と 猫が壁を引っ掻いて暴れている。

 

彼らの寝室スペースに近づくと、部屋の中から、赤ん坊、沢田綱吉、山本武が出てきた

 

「 酔っぱらって僕の所まで来たよ 」

ヒバリさんと獄寺君の猫ー!?

 

うるさいよ

 

「ああっ‼︎ てっきり(ボックス)に戻ってっかと」

 

獄寺隼人も部屋から出てきたのを見て、猫を手放す

 

「何してやがったんだ…(うり)‼︎」

 

 

 

・・・・この時代の君と同じ名を付けたんだ

 

 

目の前の彼は猫に引っ掻かれている

 

「 君達… 風紀を乱すとどうなるか知ってる?」

 

トンファーを出して脅すと、赤ん坊以外は焦り出す。でも、

 

「 …眠い …今度ね 」

 

 

「ま…待てヒバリ‼︎」

 

来た道を引き返していると、獄寺隼人に声をかけられた

 

「あ…あんがとな…。いずれ、この借りは返す…ぜ」

 

「 期待せずに待つよ。獄寺隼人 」

「なっ 期待せずだと⁉︎」

「あ、ヒバリさん! 明日… 一緒にがんばりましょうね」

 

「 いやだ 」

 

沢田綱吉の言葉を一蹴(いっしゅう)する

 

「 僕は死んでも君達と群れたり、一緒に戦ったりするつもりはない。強いからね 」

 

「おやすみ」

 

そう言い今度こそ施設に戻る

 

 

 

 

そろそろ準備をしようかな

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