浮き雲に成り代わった者   作:白炉丸

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浮雲 56 10年前雲雀来る!

ガラガラガラガラ…

 

 

煙に包まれながら聞こえる、何かが崩れる音

 

 

 

 

あのロリっ子・・・そういう事は先に言えっての…

あと、俺にいじられてする ああいう反応、ゼッテーわざとやってるよなあれ…

 

 

 

 

ミードーリー タナービクー ナーミーモーリーノー ダーイナーク ショウーナク ナミーガーイイー

 

 

声が聞こえた方を見上げてみると、黄色い鳥が飛んでいた

 

 

! 10年後のヒバードか? 少し大きくなった気がする… 同一個体かは判らんが

 

 

止まれるように手を出してやると、そこに止まってくれた

 

うん、ヒバードだ

 

 

 

煙が晴れていく

 

 

「 ふぁ〜あ。さわがしいなあ…。 君…誰? 僕の眠りを妨げるとどうなるか知っているかい? 」

 

体は今まで寝ていたから あくびが出た

 

 

立ち上がり 瓦礫の上から降りる

目線の先に立っているまろ眉がこちらを見ている

周りには 所々にトゲが付いている瓦礫が散らばっていた

足下や壁には植物が生えている

壁の一部は何故か溶けている所がある

 

 

 

まろ眉こと幻騎士に近づき話しかける

 

 

「ねぇ、君。 並中なら その眉毛は校則違反だ 」

「‼︎」

 

「こ…これは…」

「 まあ いいさ。 しかし、なぜうちの行方不明だった生徒が倒れているんだい? 」

「!」

 

 

「・・・・・・山本武はオレが屠った」

 

「 ふぅん 君が…。 じゃあ話は早いね 。君の行為を並中への攻撃とみなし、僕が制裁を加えよう 」

 

トンファーを構える。雲のボンゴレリングは指にはまっている

 

 

「 いくよ 」

 

 

幻騎士に向かって走り出し、トンファーをくり出す

 

だが、ガツッ! と、幻騎士の霧の炎を纏わせた柄での攻撃をカウンターにくらい後ろに吹き飛ばされた

吹き飛ばされた俺は、ドオンッ! と、背後にあった瓦礫にぶつかる

 

 

 

ガラ ガラ…

 

 

ムッ ス〜

 

眉間にシワが寄る

 

野郎……

 

(やいば)ではなく柄で倒そうなんて、ずいぶんふざけてるね 」

 

 

立ち上がり、出てきた鼻血を拭う

 

 

あいつが油断して 攻撃時の踏み込みが浅くてなって助かった…

大人雲雀さんと同等の体術+死ぬ気の炎を使った攻撃を鼻血程度で済ませるこの肉体スゲー。たしか頭蓋を割るつもりの攻撃だったんだよなこれ…

 

 

幻騎士が話しかけてくる

 

「貴様、この時代の戦い方を知っているか?」

「 ? 」

 

「では、これを見たことはあるか?」

 

そう言い、(ボックス)を見せてくる

だが、今世でそれを見たのは初めてだ

 

「 ・・・・・オルゴールかい? 」

 

まだ匣を知らない雲雀が言うには正しい答え

 

 

「ならば、圧倒的に倒すのみ」

 

幻騎士が匣を開匣(かいこう)すると、新たに幻覚が作られた

上にパイプやホースなどが多く現れ、そこから複数のミサイルのようなものが出て、浮かびながら俺を囲む

 

 

「これは、貴様の置かれた状況をわかりやすく視覚化したものだ…。貴様は何百という誘導弾に囲まれている。更に…」

 

幻騎士がそう言うと、俺を囲んでいた誘導弾は全て消える

 

「我が匣兵器は姿を消し、霧の中の(まぼろし)となる。 成長したおまえは経験によりこれを退けたが、貴様にそれはない。オレと戦うには10年早い」

 

 

 

 

「さらばだ、雲雀恭弥」

 

 

 

ヒュォォォオオオオオオオ

 

風を切る音がだんだんと迫ってくる

だが…今の俺では まだそれを対処できない

 

( ご、ごっきゅん! はよ来い‼︎ 来るよな! 原作通りだよな、原作通りだよなぁ!! )

 

 

 

!!ドド ウッ!!!

 

 

誘導弾が何かに、いや、SISTEMA(スィステーマ) C・A・I(シー・エー・アイ)によって阻まれた。

多少の爆風は届いたが、俺にダメージが入ることはなかった。

 

 

「へ… 借りは返したぜ…。 つっても、てめーじゃわかんねーか…」

「恭さん!!!」

 

声がした方には、髪型が少し変わったような草壁副委員長と 5人と1羽の群れがあった

 

 

 

( 言葉からも察せるが、原作通り俺を助けたのは獄寺隼人か……だが、 )

 

「 草壁哲矢。 いつ群れていいと言った? 君には風紀委員を退会してもらう 」

 

俺は草壁に向けてそう言い放った

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