眉間にしわを寄せながら草壁が叫ぶ
「恭さん、リングの炎です!!
「 リングの炎…? ボックス…? 」
「そうです‼︎」
必死な言葉だが、
「 ボックスが何かは知らないけど・・・リングの炎…、跳ね馬みたいな口ぶりがイラつくな。 あの男も、これからの戦いに重要になるのは、リングの炎だとうるさくてね 」
リングに炎を・・・ムカツキを炎に・・・・
(雲雀の心も言っている。
昼寝をしてたのに いきなりこんな訳の分からないことになって・・・敵が現れたのはいいけど、ずいぶんとふざけたやつ で・・獄寺隼人にも借りを作ってしまうし、草壁は群れてる…)
ボ オッ!
「 君達なんて来なくてもよかったのに 」
リングには炎が灯った。それも、ヒト1人 軽く越すほどの大きな炎が
その炎を見た草壁は
「恭さん、
ム スッ 「 いつから命令するようになったんだい? 草壁哲矢。 やはり君から咬み殺そう 」
「なっ お待ちください委員長‼︎」
そんなことをしていると、フクロウが クローム髑髏に何かを教えるように動いた
「…ぁっ ! 雲の人…後ろ!!」
彼女に言われたのもあるが、原作を知っていた俺はリングの炎を盾にしながら振り向く
!ドオ!!
( っ! )
幻騎士の
雲の炎には絶対遮断力があるため、今の俺でも攻撃を防ぐことができたのだろう
そして、クローム髑髏は体力の限界で倒れた。
俺は幻騎士と向かい合う
「二度も仲間に救われるとは つきがあるな。だが、もう次は…」「 仲間? 誰、それ? (そんなもの知らない )」
ボ!ウッ!
幻騎士の言葉に反応し、リングに灯る炎がさらに大きく、一気に膨れ上がる
「 跳ね馬が言ってた通りだ・・・・・リングの炎を大きくするのは・・・ムカツキ 」
( ツッコミが入ってるだろうが気にせず行こう。どうせ何もできないし…)
「 副委員長… やはり先に剣士の彼を倒すよ。 君の言うことを信じよう 」
「 やり方は見ていたからわかるさ 」
ど しゃっ
「 ? 」
出てきたものは足元に落ちた
「キュ… ウプ キュゥゥ…」
出てきたのは 酔っているような様子の、針が銀色をしているハリネズミ。伸び縮みしている針が目立つ
俺はそのハリネズミ、雲ハリネズミの横に片膝をつき 手を差し伸べた
「キュッ♪」
それに雲ハリネズミは反応し振り向く
グサッ!
雲ハリネズミの伸びた針が 差し出していた掌に刺さり ポタポタと血が垂れる
( こんぐらい平気だからな、暴走すんなよ。 マジで暴走すんなよ? 大丈夫! 傷は浅いぞ‼︎ 貫通してっけど! )
そんな俺の思いとは裏腹に 雲ハリネズミの目は揺れていき、涙が溜まっていった。そして・・・
「キュウゥゥ… !キュアアアア!」ボ ボ ボ ボ ボッ!
グ オオ!!
「 くっ 」 ガキイッ!
一瞬だった。ハリネズミが分裂したと思ったら トゲが付いた球体がどんどん増え、巨大化していった。
その時に俺に迫ってきたトゲをトンファーで防いだ
増殖は止まらない
球体群は壁や天井を壊しながらもまだまだ増えていく。
〜〜〜〜
(
直に
そこを草壁に見つかる
「恭さん!! どちらへ!!」
「 妙な技を使う 丸い眉毛の彼にやられっぱなしだからね 」
だが、球体のトゲが伸び出し 移動を阻まれ 球体から落ちる
ダッ 「 ・・・・・ 」
「この状況では無理です‼︎」
「****‼︎」「あっちに道あるよ!」
少し離れた所にいた
「よし! とりあえずそこへ‼︎」
草壁は、気を失っている4人を担ぎながら移動する。
しかし、さすがの草壁でも人数が多く 1人落としそうになった
それに肩を貸す。
「 この男には借りがあるからね。 それに君にここで死なれたら咬み殺せない 」
「きょ…恭さん…」
そして、10年後笹川了平にも肩を貸す。草壁の移動速度を少しでも上げるためだ。
( デけーんだよテメーら…。 フン、俺だっていずれ180cm位には・・・・前世の記憶によると、跳ね馬ですら180以上あったはずだ。だったら俺だって! ・・・ん? 人種が違う?・・・・・知らんな )〔獄寺の身長は雲雀より少し低い〕
そんな理想を考えながら、草壁の言葉を聞き流し 移動をする。
これは閉まるだろうなー、と思うような所を過ぎると、案の定。
ガシャン! と、シャッターのようなものが降りて 来た道が塞がれ、ゴゴゴゴゴ と音を立てながら左右の壁がすごいスピードで迫ってきた
「このままでは押しつぶされる!! 恭さん‼︎ 他に
「 もうないよ 」
肩を貸していた2人を落とし、トンファーを取り出す
取り出したトンファーにリングに灯した死ぬ気の炎を纏わせ、迫ってきている壁を殴る
メ キャッ!
炎を纏わせたのにも関わらず、壁は少しへこむだけ
( ! ・・確か…対炎性…だったか・・・これ程とは…。 一般人なら殺せる力だぜ? )
壁の進みは止まらないだが・・・潰される! とも思っていない。
そして、壁がいきなり ピタっと止まり、プシュー っという音が聞こえたと思ったときにはもう、意識が闇へと落ちていった…