浮き雲に成り代わった者   作:白炉丸

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浮雲 62

( ・・・・ハァー……仕方ない… )

 

 

バキ!

 

俺はトンファーでデイジーを殴り飛ばした

 

「 ねぇ 君達。並中で暴れるのやめてくれる? 君達には制裁を与えなきゃね 」

 

跳ね馬を蹴り飛ばし端に寄せる。

 

 

 

「 いくよロール。形態変化(カンピオ・フォルマ)

クピィイイイ!!

 

 

ロールの姿が変わる

 

なにものにも囚われず 我が道をいく浮雲と謳われた アラウディの手錠

 

 

ガシャン

 

「 覚悟はいいかい?」

 

手錠の輪の片方から雲の炎をおびたトゲが出る

 

 

 

俺と彼は互いに距離を詰め 戦闘を始めた

 

 

 

手錠のトゲで彼の皮膚を傷つけるが、それは一瞬の内に再生される

 

彼の拳を避け、その腕を手錠で捉える

 

「 もう逃がさないよ 」

 

片手に持っていたトンファーで殴りつけようとするが、彼は手錠がはめられていた腕の 一部だけ を切り離し、すぐさま再生させ、俺の顔面を殴り 吹き飛ばす。俺は勢いよく校舎に叩きつけられた。

 

 

修羅開匣(しゅらかいこう)は能力の掛け算なんだよ。 (ボックス)アニマルの持つ特殊能力と 人間の能力が掛け合わされて あらゆる生命体のリミッターを超えた能力を生み出すことができるんだ。 だから、トカゲのしっぽでは考えられないことも」

 

先ほど切り離された腕が再生していき 俺の首を締めつける

 

再生し始めのそれはまだ脆く、殴ることで簡単に崩れた

 

( ウェ… グチャだって…気持ち悪 )

 

内心の感情をおくびも出さず 俺は立ち上がった

 

 

「残念だけど、君のボンゴレ(ボックス)は 僕チンと相性最悪さ。もう諦めてユニ様の居場所を吐いちゃいなよ」

 

 

「 いらないな。 その程度なら武器(トンファー)はいらない。 校舎を壊した罪で、君を逮捕する 」

 

手錠を2つ…4つと増殖させる

 

「面白い手品だね。 でも、手錠をいくつ増やしたところで・・同じだよ!!」

 

彼は前かがみみになりながら飛んで来た

 

「 僕も同感さ。 10や 20ならね 」

 

腕を突き出しての攻撃をしてきた彼の腕に2つの手錠をはめ、それを雲の炎で増殖させていく

手錠は凄まじい勢いで増殖し、いくつもの手錠が拘束具のように彼の全身を捕えた。

 

 

「こんなの……聞いてない!!」

 

 

「 君……死にたがってたみたいだけど、そんな甘えは許さないよ。・・・しめあげよう 」

 

俺が持っている方の手錠をひねると 彼を捕らえている手錠がギリギリと音を上げながら締め付けられ、彼の全身からどんどん血が噴き出る

 

彼は血を吐きながら叫ぶ

 

「聞いてない!! 白蘭様に聞いてないよ!!手錠がこんな風になるなんて!!! (くる)チィー!!!」

 

 

 

「ぼ・・・ばふっ」

 

彼は泡を吹き、仰向きに倒れた

 

 

「 思ったより情けないね。 君が死にたくても死ねないのは、晴の活性の炎が体内を巡っているからだろ? これは風紀委員が没収する 」

 

俺は倒れている彼に近づき、晴のマーレリングを抜き取った。

 

 

 

 

 

( ・・・さて……次は明日の夜明け、未来編最後の戦いか… )

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