地霊殿の日常    作:Mt.Fuji

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文字数がなかなか安定しない・・・


番外編その2 黒い魔法使い 下

 

 

魔理沙はさっそく俺に弾幕を打ち込んできた。とりあえず俺は回避行動をとる。

 

 

これでも俺は魔法使いだ。弾幕ごっこだっていつもこいしに付き合わされているから、慣れていないわけじゃない。

でも、この勝負には大きな問題がある。

 

 

・・・俺、スペカ3枚しか持ってないんだよな。

 

 

「待て魔理沙!俺スペカ三枚しか無いんだ!だから---」

 

 

「問答無用!!魔符 スターダストレヴァリエ!」

 

 

星型の弾幕が大量にばら撒かれた。カラフルな色合いで綺麗なのだが、じっくり眺めている暇はない。

 

 

「くそっ!」

 

 

俺はスピードを上げ、回避に徹する。だが、あと少しでかわしきれるところで弾幕に囲まれてしまった。

 

 

(やるしかねえ・・・!)

 

 

俺は目を瞑り、自身の能力に頭を集中させる。

もし成功しなければ、俺は弾幕の餌食になる。自身の集中力にかけるしかなかった。

 

 

数十秒後、俺はおそるおそる目を開けてみる。

 

 

「・・・ふう」

 

 

周りの弾幕は全て消えていた。

 

 

「弾幕が・・・消えた?」

 

 

霊夢は驚嘆の声を上げる。

 

 

「あんたの兄、どんな能力が使えるわけ?」

 

 

「おにいちゃんはね霊力、魔力、妖力を集める程度の能力が使えるの。説明しなくても分かるでしょ」

 

 

「なるほどなー」

 

 

魔理沙はこいしと霊夢の話を聞き、関心していた。まだまだ余裕がありそうだ。

俺はぎりぎりだったってのに・・・

 

 

「俺もなかなかやるだろ?」

 

 

なんとか冷静を装う。

 

 

それを聞き、魔理沙はにやっと笑った。

 

 

「面白くなってきたぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙は再び弾幕を展開して、此方に突っ込んでくる。

俺は逃げるように弾幕を避ける。

 

 

そうして、俺と魔理沙はしばらく空を飛び回っていた。しかし、彼女の方がスピードが早くだんだんと距離が詰められていた。

 

 

「逃げてばかりじゃ勝てないぜ?」

 

 

魔理沙は2枚目のスペカを取り出す。

 

 

「魔弾 アステロイドベルト!」

 

 

再び星型の弾幕がばら撒かれた。しかもこれには追尾機能がついているようで、俺に向かって真っ直ぐ飛んでくる。

 

 

こうなっては直撃してしまう、此方もスペカを使うしかないか・・・。

 

 

俺は後ろに振り返り、此方に向かってくる弾幕に狙いを定める。

そして、スペカを宣言した。

 

 

「魔砲 エターナルディザスター!」

 

 

放たれたレーザー砲は魔理沙の弾幕を全てなぎ払う。

 

 

「おっと!」

 

 

弾幕を打ち消すだけじゃなく魔理沙に被弾させるのも狙いだったのだが、どうやらかわされたようだ。

 

 

「危なかったー。私もあれの餌食になるところだったぜ・・・

でも、これで三月樹のスペカは残り2枚だな!」

 

 

「・・・!」

 

 

しまった・・・三枚しかないスペカをこんな早期に使ってしまった。あとのスペカは大切に使わないと・・・

魔理沙、お前は5枚もスペカがあるんだから少しは手加減してくれよ。

 

 

「さあ、試合再開だぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一度、魔理沙は弾幕を撒き散らしながら突っ込んできた。俺もさっきと同じように回避するが、どれだけ逃げようと、彼女は食らい付いてくる。

 

 

これでは、いずれ追いつかれてしまう。逃げていたら負ける・・・なら、攻めるしかない!

 

 

俺は体を返した。

弾幕をなんとかかわし、手薄になった魔理沙に急速に接近する。

 

 

「うわっ!」

 

 

ここで、意外なことが起こった。魔理沙は俺の突進をぎりぎりでかわすどころか、体勢を崩しふらふらしていた。

これはもしかして・・・

 

 

「お前ってさ、移動速度が速いぶんこういう細かい動きは苦手なのか?」

 

 

「ギクっ」

 

 

「なるほど・・・少し勝ち筋が見えたぜ」

 

 

俺は一直線に魔理沙に向かっていく。魔理沙は弾幕を展開するが此方も弾幕を展開し、迎撃する。

そして、がら空きになった彼女に突撃する。

 

 

「くっ!」

 

 

彼女はなんとか俺のタックルをかわすが、やはり体勢を崩していた。

俺は体の向きを変え、再び彼女に向かっていく。

 

 

「あまり調子に乗るなよ!恋符 マスパースパーク!!」

 

 

魔理沙から極太のレーザー砲が放たれた。だが・・・

 

 

「甘い!」

 

 

俺はマスパをすれすれでかわす。甘い!とか言っときながら、結構ぎりぎりだったのでちょっとどきどきした。

 

 

そのまま俺は魔理沙に向かっていく。

 

 

「わっ!」

 

 

スペカの反動で反応が遅れ、魔理沙はタックルをよけきることができなかった。完全にバランスを崩し箒から滑り落ち、彼女は箒にぶら下がった状態になった。

 

 

その状態でこれはよけられまい・・・!

 

 

「魔砲 アクセルシューター!」

 

 

4つの弾幕が魔理沙に向かって飛んでいき、爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

今のはかわすことはできないはず・・・俺の勝ちだ。

 

 

勝ちを確信していたそのときだった。

 

 

「ブレイジングスター!!」

 

 

魔理沙がもの凄い速度で此方に突っ込んでくる。まさか今のをかわし---

 

 

「ぐふっ!」

 

 

俺は魔理沙のタックルをもろにもらい、地面に落下した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「おにいちゃん!」

 

 

こいしの心配する声が聞こえる。

 

 

「ふぅーあぶねー。でもまあ、油断は禁物ってことだな」

 

 

魔理沙はスペカを取り出す。

 

 

「これは私のとっておきのスペカだ。これでかっこよく決着といこうぜ!」

 

 

そういって、彼女は最終攻撃の準備を始めた。

 

 

その様子を見ていた霊夢がこいしに向かって言う。

 

 

「あのスペカは魔理沙の切り札、私でも受けたらひとたまりもないわ。残念だけど、この勝負魔理沙の勝ちね」

 

 

「・・・勝敗を決めるのはまだ早いよ。

おにいちゃんは弾幕ごっこで教えてくれた、そうだよね?」

 

 

「ああ、そうだ」

 

 

俺はこいしに返事をし、立ち上がる。

 

 

「何を教えたんだよ?」

 

 

魔理沙の問いに、俺とこいしは声を合わせて言った。

 

 

「「切り札は最後まで取っておくものだって」」

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は魔法陣を展開させ、そこに周辺の魔力をかき集めていく。魔法陣の中央にある弾幕には、凄まじい量の魔力が溜まっていた。

 

 

「何よ・・・あの馬鹿でかい魔力・・・」

 

 

これにはさすがの霊夢も驚きの声を隠せないようだった。

 

 

「いけーおにいちゃんー!ぶちかませー!」

 

 

こいしは応援してくれていた。

 

 

「そうこなくちゃおもしろくないぜ!」

 

 

魔理沙はこんな状況でも、のりのりだった。

 

 

「これが私の切り札だ!魔砲 ファイナルマスパースパーク!!」

 

 

魔理沙から超極太のレーザー砲が放たれた。それはマスパを遥かに超える大きさだった。

 

 

俺はそれに狙いを定める。そして、自分の切り札であるスペカ名を宣言した。

 

 

「月符 ルナティックブレイカー!!」

 

 

此方も超極太のレーザー砲を放つ。

 

 

両者のレーザー砲は中央に向かっていき、そして激しい衝撃波と共に激突した。

まるでドラ〇ンボールみたい!とこいしが騒いでいる。

 

 

確かに魔理沙のレーザー砲は大きかったが、此方のはそれを遥かに凌駕する大きさだった。

 

 

此方のレーザー砲は魔理沙のを完全に飲み込んだ。

そして、それは言うまでも無く魔理沙に直撃し、決着が付いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい勝負だったぜ」

 

 

そういって魔理沙は立ち上がる。

 

 

「傷は無いか?」

 

 

「心配いらないってこれぐらい」

 

 

魔理沙は服についた汚れを手で払う。そして、俺に手を差し出した。

 

 

「また弾幕ごっこしようぜ」

 

 

「・・・もしかしたらな」

 

 

俺は彼女と握手をかわした。

 

 

 

 

ちなみに、その後温泉に入ったりして帰るのが夜になってしまい、晩飯ぬきにされました。

 




私事ですが、最近は朝起きるのがほんと辛いです。
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