ちなみにタイトルに特に意味はありません。なんとなくですw
「「おにいちゃん!あそぼー」」
ふと、こいしとすみれに声をかけられた。だが、最後の仕事が終わってないため、まだ遊ぶわけにはいかない。
「まだ仕事が残っているんだ。悪いが無理だな」
「「えーつまんないー」」
ここでもハモるとは・・・やっぱ姉妹なんだなぁ。
そんなことを考えながら、二人を後にした。
「さとり様。入ってもよろしいですか」
「ええ、入って」
中からさとり様の声が聞こえた。俺は扉を開け、部屋に入る。
「私に頼みたいことがあると聞いてきたのですが・・・なんでしょう?」
「その・・・この前のやつ、また頼めるかしら・・・?」
さとり様は少しもじもじしている。
「もしかして、肩たたきのことですか?」
「ええ・・・三月樹の肩たたき、すごく気持ちよかったから・・・」
さとり様は少し頬を赤らめて言った。なんかその言い方だと、誤解を生む気がするような・・・
とりあえず余計な思考を頭から追い払い、仕事を実行に移すことにした。
「分かりました。ではさとり様、少し肩をお借りしますね」
そうして、俺はさとり様の肩を叩き始める。
「どうですか?強すぎませんか?」
「大丈夫、丁度いいわ」
「でも結構凝ってますねえ~」
さとり様はめったに外には出歩かないから、家で本を読むことくらいしかやることがないはずだが・・・
でもこんなに凝っているってことは、やっぱりストレスが溜まっているからなのだろうか?まあ、ここの連中の面倒見るのは大変だからなあ。
よし、今回はサービスしてあげよう。
「あまりにさとり様が凝りすぎているので、今回は揉み解すことにします」
「え?揉み解すって・・・あっ!」
俺はさとり様の肩をもみ始めた。さとり様は逃げ出そうとするが、そんなのおかまいなしに肩を揉み続ける。
「あっ・・・んっ・・・。三月樹、そんなに強くしたら・・・」
「声がでちゃう?」
「ーーっ!!」
さとり様は突然黙り込んだ。どうやら意地でも声を出さないつもりらしい。
面白い、俺の肩もみテクニックで絶対に---
「「じ~~っ」」
俺とさとり様は同時に扉の方へ目を向けた。そこには、ジト目で此方を見つめるこいしとすみれが居た。
「な、なんのようかしら」
「おにいちゃん、仕事ってもしかしてそれ?」
こいしがジト目で俺を見つめてくる。
「あ、ああ・・・これだ」
「二人でいちゃいちゃしながら肩もみするのがしごとぉ~?」
さとり様の顔が真っ赤になった。
「いちゃいちゃなんてしてないわ!」
「そうかなぁ~?」
こいしはさとり様をこれでもかといじりまくっていた。
そんな彼女を落ち着かせて、すみれは言う。
「こんなの仕事ではありませんよね?おにいちゃんはもらいますから」
すみれは俺の手を掴んだ。
「・・・待ってくれ」
俺は少し考え、動きを止める。
「もう始めてしまったんだから、最後までさせてくれ。
これが終われば遊ぶからさ」
「・・・」
この言葉を聞き、しばらくすみれはきょとんとしていた。
「・・・ふふっ」
ん?笑った・・・?
「わかりました。いきましょ、こいし」
すみれはこいしの手を掴む。
「えーいやだよー」
「あとで遊んでもらえるでしょ。さ、いくわよ」
すみれはこいしを引きずりながら、部屋を出て行った。
「なんだったのかしら?」
さとり様は首をかしげる。
「さあ?」
「とりあえず・・・肩もみの続きしてくれる?」
「・・・喜んで」
「ふぅーおわったぁー」
俺は廊下の前を歩きながら、伸びをする。
それにしても、今回はわがままいっちゃったなあ・・・。
いくらさとり様の声が聞きたいからって肩もみを続けるなんて・・・け、決してふしだらな気持ちなどではないからな!
「あっ、しまった」
そして、これからこいしとすみれと遊ぶはずだったのだが、俺はどこで遊ぶのかを聞くのを忘れていた。
とりあえず、自分の部屋で待っていればいずれ来るだろうと思い、そこに向かった。
部屋の扉に手をかけた時、ふとすみれのことを思い出した。
さっき一瞬笑っていたような気がしたのだが、一体何だったのだろうか?
「・・・考えすぎか」
そう自分を納得させ、扉を開けた。
「おかえりなさい、おにいちゃん」
その張本人が、ベットの上に座っていた。
「なっ、なんで俺の部屋にいるんだよ!」
「いいじゃないですか別に~」
すみれはにこにこしながら話す。こいつ何考えてやがる・・・
「なんのようなんだ?遊ぶなら外で---」
「どうしてあのときおねえちゃんの肩もみを続けたのか、少し気になりまして」
俺の言葉を遮り、すみれは問い詰めてくる。
「そ、それは肩もみをしてあげたかったからで・・・」
「本当にそれだけですかぁ~」
すみれはしつこく問い詰めてくる。まさかバレてるのか・・・?
心臓が少しドキドキし始めた。早くこの話は終わらせないとまずい。
「そんなしょうもないことはどうでもいいだろ。
とりあえず今は何処で遊ぶ---」
「私の能力、知ってますよね?記憶を操る程度の能力。
でも、おねえちゃんに聞きませんでしたか?私、記憶を読み取ることも出来るって」
「それは・・・つまり?」
「今あなたがおねえちゃんに抱いている気持ちは、私にはお見通しってことです。」
すみれは満面の笑みでそう言った。
・・・それはどういうことなんだ?
やばい、軽いパニックで何も考えられない。心臓もバクバクいって言うことを聞かない。
「ずばり言ってあげましょうか?今おにいちゃんが抱いてる感情を」
「お、俺は何も感情を抱いてなんかいない・・・」
すみれは小悪魔的は笑みを浮かべると、俺の耳元まで近づき小さな声で囁いた。
「おねえちゃんのこと、好きなんでしょ?」
こいしは放置プレイされてます。