...それ以外特に書くことないですけどw
ドカーン!!
凄まじい爆発音で俺はベットから飛び起きた。うすうす分かってはいるが、俺は目を擦りながらキッチンに向かう。
案の定、そこにいたのは真っ黒こげになったお空だった。
「うにゅ~、また失敗しちゃった。てへ☆」
さすがにお空のこの台詞を聞いて、ブチ切れないわけにはいかなかった。
「お前は二度とキッチンに立つんじゃねぇ!!」
「.....ってわけで、今日の朝食は地上で買ってきたサンドイッチなんですね」
「すまんな、朝食作れなくて」
お空がまたキッチンを吹き飛ばしてしまったので、今日の朝食は俺が急いで買ってきたサンドイッチとなった。
今は俺とお燐とさとり様で、朝食をとっている真っ最中である。
「まあ、キッチンが使えないんじゃしょうがないわ。それにこのバカにはきっちり直してもらうから、大丈夫よ」
お空はというと、お尻を真っ赤にして倒れていた。前にもこの光景見たことあるような...
「そういえば、こいし様が見当たりませんね」
ふとお燐に言われ、俺は周りを見渡してみた。確かにこいしの姿は無い。
「でもこいしが居なくなることって、いつものことだからな.....」
「はぁ.....まったくあの子はいつも勝手に何処かに行くんだから.....」
こいしはふと居なくなったと思いきや、気が付けばすぐ隣に居たりするのだ。無意識の能力のせいとはいえ、さとり様も心配するのは無理ないだろう。
「まぁ、こいしはいつの間にか帰ってきてますよ。大丈夫ですって」
「そうだといいのだけど.....」
そして俺は後で気づいたのだった。この言葉は露骨すぎるフラグだと.....
朝食後、俺は自分の仕事でもある玄関の掃除をしていた。地霊殿の掃除は、居候である俺の手伝いの一つだ。
玄関の扉の先にある、これでもかというくらい広いエントランスホール。
使われていない大量の小部屋。
無駄に広く、なぜか手入れされている庭。
正直に言えば.....これらの掃除は非常にめんどくさい。なんでこんな広い建物さとり様は作ったんだろうか。絶対こんな広い必要なかったと思う。
そしてこの無駄に手入れされた庭。これを前まではお燐一人で手入れしていたらしい。一人でこなしてたとかお燐さんマジパネェ。
そこで、この前お燐にどうやってこんな広い庭を手入れしていたのかと聞いてみた。彼女いわく『怨霊にやらせてれば楽勝ですよ』とのことらしい。くそう、俺も怨霊と会話できたらなあ.....(ちなみに怨霊がどうやって庭の手入れのしたのかは聞かなかった)
これから待っている庭の手入れに絶望しながら掃除を進めていると、ふと扉に何かが刺さっていることに気付いた。手に取ってみると、それは地霊殿の皆さんへと書かれた手紙だった。それを裏返すと、そこには赤い文字でこう記されていた。
――――紅魔館の主 レミリアスカーレットより
手紙を読み終えたさとり様は真剣な表情で言った。
「簡単に言うと、こいしが紅魔館の方たちに誘拐されたわ」
「本当ですかさとり様.....?」
「ええ.....返してほしければ紅魔館に来なさいとこの手紙には記されてるわ」
確かにこいしは自由奔放な奴だったが、まさか誘拐されるとはな.....
でも、あいつは無意識の能力のおかげで姿さえ捉えることが難しいはずだ。そんな彼女を誘拐した紅魔館の人たちって一体.....
「話は聞きました」
俺は真剣に紅魔館の人たちについて考えていたところ、一人の少女が俺の前に降り立った。
紫の髪に黒いサードアイが特徴で古明地の二人目の妹、すみれだった。
「すみれ様じゃないですか!なんか久しぶりですねー」
「.....気のせいですよ、お燐。ってかそんなことより!
もう行くしかないんじゃないですか?紅魔館に」
すみれが6話ぶりに出てきたことはひとまず置いておくとして.....
まあ、行くしかないよな。こいしが人質にとられてしまった以上、もう俺たちにはそれしか選択肢は無いと思うし。
それに.....
「ええ、私もそれしかないと思うわ。行きましょう三月樹?」
なぜかさとり様もやる気満々だし。
「でもすみれ、さとり様はいいとしてもお前はいいのか?
地上にいけばたくさんの人を第三の眼で見てしまうことになるが.....」
忘れている人もいると思うので説明すると、すみれには第三の眼で見た者のエピソード記憶を全て読み取る能力がある。しかし、そのとき脳に負担がかかり彼女は激痛に襲われてしまう。会う人会う人に能力が勝手に発動してしまうため、彼女はできるだけ人と会うことを避けているのだ。
「分かっていますよお兄ちゃん。だから、今回は秘密兵器を用意したのです!」
そう言ってすみれはジャジャーンと自分で口ずさみながら、その秘密兵器とやらを第三の眼に装着した。
「はい!眼帯です」
「「「.....」」」
すみれのその言葉を聞いて俺たちは静まり返ってしまった。
何かなぁ、もっと凄いものを期待してたんだが.....予想以上に普通だった。
「どうですか?中二っぽくてかっこいいでしょ?」
親父ギャグをしてスベったみたいな空気の中、すみれは一人その眼帯を見せ付けていた。
まぁ、勝手に凄いものを期待してた俺達が悪いんだけどね。
「と、とりあえずすみれも準備ができたみたいだし、紅魔館に行きましょ!」
「そうですね!早く行きましょう!」
こうして、俺達はお燐とお空に留守番をまかせて紅魔館に向かった。
手紙にあった地図の通りに行くと、俺達は紅魔館にたどり着くことができた。だが、俺達はそれを見たとき思わず言葉を失った。
時計台があるその大きな屋敷は、見ていて痛いくらい紅色で染まっていた。目の前の門から屋敷へと続く道ですら、赤色に統一されていたのだ。それは周りの風景にまったく溶け込めておらず、酷く浮いていた。
「ここが紅魔館で合っているの.....よね?」
「地図はここを示してますね.....」
言いすぎかも知れないが、人が住むような建物には見えない。まあ住んでるのは吸血鬼だけど。
「あ、門の前に誰かいますよ」
すみれが指差した方向を見ると、緑色が主体の帽子とチャイナドレスのような服装が特徴の女性が目に入った。門の前に立っていることから、彼女は多分門番だろう。
しかし、俺にはどうしても一つ分からないことがあった。
「.....何で寝てるんだ?」
門番の女性は立ちながら眠っているようだった。でも、寝る門番なんて俺は聞いたことがない。
もしかして俺達に寝てると思わせることで油断させる作戦とか!?
「どうやら彼女は本当に寝ているみたいね。幸せな夢をみているわ」
ただのサボっている門番だった。
「まあ此方は誘われている側だし、勝手に入っても問題はないでしょう。先に進みましょ」
さとり様に賛同し、俺達は門を飛び越えて紅魔館に入っていった。
次はまた戦闘です。
なんか日常とかいってながら戦闘ばっかですね。ほのぼの書くの本当難しい.....