地霊殿の日常    作:Mt.Fuji

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第四話です!今回は想像で書きましたが、旧都ってどんなところなんでしょうねえ。


第四話

 

俺はお燐に旧都を案内してもらっていた。

旧都とは元々は地獄の縮小計画によって切り捨てられた地獄の都で、現在は地上を追われた荒くれ者達が住まう地底の土地のこと。また、地霊殿は旧都の中心にある灼熱地獄跡の真上に建てられた古明地姉妹の屋敷のこと・・・だそうだ。お燐はそこに飼われているペットだという。

 

 

 

 

「ペットってことはお燐の種族は猫ということでいいのか?」

 

 

「うーん、正しくは火車なんだけどあながち猫でも間違いではないかな?」

 

 

「じゃあなんで耳が4つもあるんだ?」

 

 

俺は先ほどからの疑問をぶつけてみた。

 

 

「・・・・・」

 

 

お燐は少し考えた後、笑顔で答えた。

 

 

「幻想郷の秘密です」

 

 

「そ、そうか」

 

 

なんだよ幻想郷の秘密って。適当に誤魔化された感じが凄くするのだが。

とまあそんな話を続けていると、街が見えてきた。

 

 

「あそこがこの旧都一の街、地獄町ですよ!」

 

 

おい作者、地獄町はねえだろ。もう少し考える気なかったのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達は地獄町の商店街へ来ていた。確かに、お燐の言うとおりそこに人間の姿はなく、鬼やら妖怪やらでいっぱいだった。

お燐は地底の妖怪達の顔見知りが多く、いろんな妖怪に声をかけられていた。

 

 

「お燐~。この方は誰なの?」

 

 

「地霊殿に住むことになった、春夏秋冬三月樹さんよ」

 

 

「はじめまして、黒谷ヤマメです。種族は土蜘蛛、よろしく人間さん」

 

 

「ああ、よろしく」

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだか人間にかなりなれなれしいな」

 

 

俺はお燐に率直に感想を述べる。まあ、人間ではないのかもしれないが。

 

 

「地上から追放された方々ですからね。人間に普通に接してもらえることに、よろこんでいるのかもしれません」

 

 

地底の妖怪達にもいろいろ事情があるようだった。

 

 

「あんたが地霊殿の新入りってやつかい」

 

 

突然、後ろから声がした。その声の正体は頭に一本角が生えた、例えるならヤンキーのボスみたいな女性だった。

 

 

「あら、ひさしぶり。星熊」

 

 

「ひさしぶりだな、お燐」

 

 

星熊と呼ばれた女性はこちらへ近づいてくる。

 

 

「あたしは星熊勇儀、この地獄町の妖怪達を鎮めている鬼だ。あんたは?」

 

 

「俺は春夏秋冬三月樹。地霊殿に住むことになった者だ」

 

 

「なら三月樹、さっそくで悪いんだが・・・あたしと勝負しろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・え?」

 

 

いきなりすぎて、理解することができなかった。

 

 

「あたしと勝負しなっていったんだよ。

あたしはねえ、地霊殿の連中が大嫌いなんだよ。あたしらのこと堕ちた妖怪だのなんだのっつって見下しているんだろ?そのくせ自分らは引きこもって偉そうにしてるだけ。お燐はこうして会いにきてくれるが、あのさとり妖怪はあたしらと会う気すらない。ほんと何様のつもりだよ」

 

 

おいおいさとりのやつ・・・地底のやつからも嫌われてるじゃねえかよ。

 

 

「あんたもどうせあたしらのこと見下しているんだろ?なら実力で勝負しな。あんた達がそんなことを二度と思えなくなるぐらいに、ボコボコにしてあげる。

それとも、男たるものが女との勝負から逃げるのかい?」

 

 

さとりぃ・・・お前のせいでなんか面倒なことになっちゃったじゃないか。

鬼である星熊に勝てるわけがない、かといって断れば男としてのプライドを捨てることになる。(というか、もう絶対に断れない空気が流れていたと思う)

最悪の選択肢に絶望していたところ、お燐が俺に耳打ちする。

 

 

「星熊は鬼の四天王と呼ばれる女、三月樹さんがどれぐらい強いかは知りませんが相手が悪すぎます。ここは断ったほうがいいのでは?」

 

 

確かに、そうした方が得策である。プライドを捨てて助かれば、安いもんじゃないか。

 

 

「いいぜ星熊。お前との勝負、受けてたとう」

 

 

だが俺は勝手にそんなことを口走っていた。ほんと、どうなっても知らないからな。

 

 

こうして、俺と星熊は勝負することになった。

 

 




パルパルとキスメの出番はもう少し後になります。
もうしばらくお待ちください。


次からはバトルですね。

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