Front mobile base《フロントムーブベース》…鋼の移動要塞… 作:oldsnake
とある地区跡…
銃痕が生々しくのこり、爆撃によるクレーター、もうどのような形か分からない人形宿舎。
鉄血の余りにも激しい侵攻により出来たばかりだった基地この地区はもう鉄血の支配下にあった。
こんな中、一際目立つ巨体な鋼の塊が押し進んでいた。
鉄血兵side…
我々はこの地区を支配下に置き数ヶ月がたった。
G&Kもこの地区の奪還は諦めている筈だ…
しかしあんなバケモノが来るなんて想像が出来なかった。
ドドォォン!!
ズババババババ!!
「なんだあのデカブツ戦車は!?」
「知らん!早く応援部隊を要請しろ!」
「早くしろ!全滅するぞ!」
その戦車、山の様に巨大。
ドイツのマウスなど比較にならない程の超重戦車。
巨大な砲を2門による圧倒的な破壊。
周りにはオートタレットによる掃射により鉄血兵達は押し込まれていた。
そして何より追い込まれていた理由は他にあった。
「なんだコイツ!爆弾が効かない!?」
「構わん!足止めしろ!」
「効いている素ぶりすら見せないなんて!バケモノすぎよ!」
驚愕する鉄血兵達。
その巨大な見た目に見合う重厚で頑強な装甲は爆弾を物ともせず以前と砲撃やオートタレットの掃射をしていき鉄血兵達は応援に期待するしかなかった。
??? side…
電子的な明かりの中、戦車の後部ハッチには戦術人形達がスタンバイしていた。
「眠い、だるい…」
「こらしっかりしろ。G11」
「あら、まだ眠いのかしらコネズミちゃん?なんとか出来る?G36」
「私にお任せを…」
G36はG11ほっぺに手をかけた。
「御覚悟を。」
「えっ?何?…ちょっ!」
そしてほっぺをチネった。
「あぁァ!痛い!分かったから!起きるから!」
その一言を聞いてスッと手を離した。
「分かりました。
ではそろそろ出撃なので準備してましょう。」
そしてアナウンスが鳴り出した。
『ハッチ開放まで30秒です。準備してくだい。』
緊張感溢れる30秒間。
その間はとても長く感じられる30尾だった。
そしてカウントダウンが始まった。
『5秒前
5
4
3
2
1
ハッチ開放します。』
鳴り響く警報音と共にハッチはゆっくりと開き戦場に突撃していった。
そしてkarが指揮を取り始めた。
「MG5は後方から制圧射撃を!」
「任された!あの愚か者共を一人残らず倒すぞ!」
「G11は目に付いた鉄血の奴ら片っ端からを倒して!」
「りょ〜か〜い」
「G36は私の援護をお願い出来るかしら?」
「畏まりました。ご主人様。」
そして殲滅戦は2時間であっけなく終わった。
P1500 モンスター
重量
1500トン
全長
42メートル (138 ft)
全幅
18メートル (59 ft)
全高
7メートル (23 ft)
要員数
100+
装甲
250ミリメートル
主兵装
125m戦車砲×2
副兵装
7.62mm弾オートタレット×15
L16 81m爆撃砲×4
など…
超重戦車を移動基地に改造。
部屋はとても広く娯楽スペースがある程。
元々、15Km/hというとても遅い戦車だったがエンジンを最新鋭のエンジンに変え出力が上昇しなんとか50Km/hまで上げる事ができた。