仮面ライダーエグゼイド外伝 ヒドゥン・エンディング 仮面ライダースラッシュ 作:ネフェッシュ
この作品にはオリジナルアイテム、新設定などがとても登場します。ご了承ください。
0話 ~The beginning story~
1999年ーー全ては一つの電子端末から始まった。一人の男のパソコンに感染したコンピュータウィルスは男のパソコンへ巣食い、本人も知らぬ内に成長を続け、インターネットという海をさまよい続けた。
そして結果ウィルスは既存のものより進化し
黎斗の父、
これが全ての始まりだった。
それから12年後、未知のコンピュータウィルス、『バグスターウィルス』が市民に感染。突如として多数の人間が消滅した。その後衛生省はバグスターウィルスの存在を知り、発端とされた檀正宗を逮捕した。
この事件は『ゼロデイ』と名付けられ、その存在を秘匿にされた...。
ーーこの物語はこの事件に隠された本人さえ知らなかった一人の少年の物語ーー
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気づけば辺りは一面パニックと化していた。人々は逃げまどい倒れこんでいる。
「--まー真...
母さんが何か喋っているがよく聞こえない。
「え?--人はど--るの...?」
自分の声すらも途切れて聞こえない。多くの人間が地に伏して苦しんでいる。
「必--達も行--から!...ね?いい?」
「約束--だから!」
自分がそう言い終わらないうちに視界が暗転しーー
ハァ...ハ...ハ..ハァ...。はぁ....最悪の寝覚めだ。額の汗が凄いな、マジで。それにしても悪夢を見たのはかなり久しぶり...と言いつつ時計を見ると...!
「うわ、やべ...」はぁ、ありがとう悪夢。そして死ね。
リビング行くと食べ物のゴミや脱ぎ散らかした服などが散乱していて朝の準備どころではなかった。
「あー、クソ。昨日のまんまだわー」
昨日の夕方に友達を呼んで夜までずっとゲームをして、皆が帰った後にそのままベットに入ったせいで後片付けをろくにしていなかった。昨日の時は早く起きて片付けようと思ってたのになぁ...
...じゃねぇ!早くしねえとまた生徒指導の教師に怒られる!
はぁ、朝ご飯は無理っぽいなぁ。などとひとりごちつつ、制服を着て家を出た。
じゃあ将来はゲームクリエイターになりたいのかというとそうではない。むしろ自分は文系なのでいずれは教師になりたいと思っている。日本史好きだし。
ここからは少々話がシリアスになってしまうのだが、兄弟はおらず一人っ子。両親はとても優しかったが10年前に死んだ。当時6歳だった俺は遊びに行った先で新種の化学薬品の事故何かに家族で巻き込またらしく、結局俺だけが生き残った。おかしいくらい泣いたのを鮮烈に覚えている。おそらく朝見た夢もこの事件のせいだ。その後は父方の親戚に引き取られ、現在は伯父さんの仕送りで住宅マンションに一人暮らしをしている。足りない生活費と趣味のお金は全てバイト代で賄っている。
学校からの通学はバイクだ。去年までは電車だったのだがバイクの方が早いし交通費も浮くので免許を取った。伯母さんからはかなり心配されたが。
今登校している先は聖空市第5区にある私立
と、画面の前の皆様に一人語りをしていたところで、学校についた。
「あ~、今日も高等教育が始まるのかぁ~。めんどくせ~」
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「よっしゃーー!朝礼三分前ギリギリセェー――――フッ!!」
教室のドアを開けたと同時にアホみたいに大きな声音で聞こえてきた。
「朝からうるせぇぞ。森男~」
「俺は森男じゃねぇ!」 「ヘイヘイ分かってますよ~」
この馬鹿の代表みたいなやつは
「嘘だろお前!ぜってぇ分かってねえじゃん!!」
はぁ...この男、口を閉じるって動作を知らないのか?w
「ところで今日転校生来るらしいぜ?しかも女だってよ!」
「ラブコメかよww」
「いや、森男の話マジらしいぞ?」
と、話に入ってきたメガネを掛けたこいつは
「はぁ、マジで?いやだって5月だぞ?なんでこんな中途半端な時期に入ってくんだよ。普通、夏休み明けとか新年度に来るだろ。」
「それが、帰国子女らしくてさ。なんでも戸籍とか編入の手続きのせいでこんなに遅れたんだと」
「ほぉ~ん。それで朝から教室が騒がしいのか。」
「お前の隣、空いてるだろ?...もしかしてなんじゃないの~?w」
「八ッw。それこそありえねぇよ」 「お前、フラグって知ってる?」
それは二次元でのお約束だろ、全く。
「ハイハイそこの男子三人組!もうすぐ朝礼始まるから席について!」
「言われなくてもわかってますよ~委員長さ~ん」
「だったら早く席に着く!」 「ハイハーイ」
この見るからに口うるさそうなのは俺の幼馴染み、
「ちょっと!聞いてる??ねぇ」 「あー、へイへイ」 「もぉ!絶対聞いてないじゃん!....蒼真も朝礼とかの時は早く席に着くこと!分かった?」
「オッケ~」 「ホントに頼んだからね!」
ふぅ、全く。ま、本人も善意で行ってるわけだしなぁ...などと考えてると担任の
「初めまして。今月からこの学園に転校しました
パチパチパチパチパチパチパチ
どうやら転校生の件は本当だったらしく朝の朝礼で転校生の空野が紹介された。
「え~っと、空野はご両親のお仕事の関係で長い間イギリスに渡っていたそうだ。まだ、日本に帰って日も浅いそうなので皆空野の事を助けてやれよ。じゃあ~...空野の席は...横田の隣が空いてるから...」
おっ、どうやら席は俺の隣じゃなかったようだな。ハッ、そうホイホイと事が進むかって―の。
「せんせーい。なんか涼崎君が是非とも転校生のことは僕が!だそうでーす」
......は? ふざけんなよ。誰がそんなこと言ったんだよ!
「マジか...」 「あの涼崎が?」 「意外だわ~」
おいおいおい、そこかしこであらぬ噂が広まってんぞ。...ほら、転校生もキョロキョロして困ってんじゃねぇかよ。
「先生、これは大森が勝手に言ったことで...」って、おい先生!あんたも笑ってんじゃねぇか!
「お、そうなのかw?でもまぁ、せっかくだし涼崎の隣でいいかw。じゃあ涼崎~頼んだぞ~」
はぁぁぁぁ?!...最悪だぁ~めんどくせぇ~!
ふと、前を見ると大森が前の方で大笑いしていた。よし、あいつ後で殺そっと。
「んじゃぁ、空野。あいつの隣の席だ。机は後で持ってくるからな」 「はい。」
はぁ、変な噂立てられたら嫌だなぁ~。そんなことされたら思春期真っ只中の俺はきっと学校にこれなくなるだろう。まぁ、次の席替えまでできるだけ穏便に過ごすか~。
「...よろしくね?涼崎...君だっけ?」 「ン...あ、あぁ、その、よろしく...」
...近くで見ると結構可愛いな.....何言ってんだ俺は...ッッあぁ~、もおクソッ!
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「イギリスにはどれくらいいたの?!」 「お父さんなんの仕事してるの?」 「好きな食べ物は?!」 「もしかして向こうに彼氏いたりするの?」
うるさっ!いやいや、一気に質問しすぎだろ!転校生も困ってんじゃん。
しかし転校生の空野は困っている様子もなく、一つ一つ質問に答えていた。
「てゆーか。空野さんメチャクチャかわいくない?」 「あ、それ私も思った!」 「だよね~!」
ほぅ、やはり俺の目がヤバかったのではなく、他人から見ても空野の顔面偏差値は良いと見える。
「おや、足元にゴミが.....あぁ!これはこれは大森君だったのかぁ!いや~ゴメンね?全く気付かなかったよ~」 「テ、てめぇ....」
森男に何が起きたかはお察しの通りである。
「空野可愛いよなぁ、相棒。お前もそう思うだろ?」相棒じゃない。もう復活したのか、もう少し寝とけばいいものを。
「...まぁ、顔は綺麗ではあるな」 「おいおい、素直になれよ、相棒~」だからお前とは相棒じゃない。
と、男子高校生にありそうな雑談をしていたところで授業開始のチャイムが鳴った―――
連続投稿がんばるぞい。
*見やすいように一部言い回し等を変更しました。