衝動で書いた黒歴史   作:熱くないヨーグルト

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正直UA一人も来ないかなって思って友達にダイマしてました。

この物語は000の終了後のお話でサンダルフォンがナンセンスだ!!と叫んだ後です。


1-2

ルリア達が日誌を読み、ヨハンとアルシャが自室に戻り暫くした後

「おーい戻ったぞー」

「ラカム、お帰りなさい」

「おう、ところでお前達何を読んでいるんだ?」

「それはですね、この前私とビィさんで行ってきた図書艇の司書長さんから頂いた日誌を皆さんと一緒に読んでいたんですよ」

「へぇ、図書艇……ってマジかよ!?」

「ラカムも知ってるんですか?」

ルリアはラカムが図書艇の事を知っている事に興味を持ち、聞いてきた。

 

ラカムは懐かしむような顔をしながら

「そりゃなぁ、俺もガキの頃にグランサイファーの修理や騎空艇の勉強をするために図書艇を何度か利用したことがあったしな」

「ラカムもちっちゃい頃に図書艇を使ってたんだなぁ。じゃあじゃあもしかしたらグランサイファーにいる殆どのやつらは図書艇を今までに利用した事があるのかもしれないんだな」

「そりゃあの艇は全空を行き来できるらしいからな。知らない奴なんて殆どいないんじゃないか?それに俺ら騎空艇乗りにあの艇は有名だからな」

「有名ってさっき司書の姉ちゃんが言ってた国や十天衆を撃退したって話か?」

「まぁそれもあるがあの艇はそれだけじゃないぞ。ほら、お前さん達も実際に見てきたから分かるだろ。あの艇の大きさ、それにあの大きさに不釣り合いな程に船内が広いってのもあってな。それらは俺達にとっては長年の謎ってことで結構有名なんだよな」

「へぇ、なるほどなぁ。確かにあの艇めちゃくちゃデカかったし中もかなり広かったけどまさか艇よりデカいなんて謎がドンドン増えてきてるな」

 

 

そんな話をしてるとラカムはそういえばと前置きし

「ガロンゾの知り合いから図書艇に納品する本を持って行って欲しいって頼まれてよ、次の場所はポート・ブリーズになるぞ」

「わーい、また図書艇に行くことが出来るんですね。司書長さんに色々聞きたいことがありましたから良かったです」

「聞きたい事?」

そこでルリアはラカムに彼女が長年生きている事の疑問などを話した。

 

 

「ハハッ、なるほどな。しかしなぁそれ聞いていいのか?」

「ラカムも気になるだろ?」

「そりゃ確かに気にはなるさ。でもそれを女に聞くのはさすがにマズイんじゃないかって俺は思うし、前にグランが似たような事をマギサに聞いて軽く怒られていた事もあるからそういうのはよしといた方がいいとは思うぜ……」

と少しゲンナリした顔でラカムは言った。

 

 

「そこまで言うならよぉ、オイラは聞くのやめとくぜ」

「私もそうします」

ビィとルリアは若干しょんぼりした様に言った。

 

「ま、そういう事だ。ああ、あと今回ポート・ブリーズにノアもついて行く事になったからよろしくな」

そう言うとラカムの後ろからひょっこりとノアが表れ

「やあ、さっきぶり。僕もラカムが図書艇に行く事を聞いてね、同行させてもらうよ」

「おう、よろしくな!ノア」

「よろしくお願いしますね、ノアさん」

そうして一行はポート・ブリーズへと進路を新たに旅立った。

 

 

 

ポート・ブリーズ群島 主島エインガナ島にて

 

「よぉし、着いたぞ。早速本の納品、と言いたいところだがまずは団長であるグランとジータに会いに行かなくちゃな。依頼の話と艇の整備費の話をしなくちゃいけないしな」

「そうですね、まずは二人に会いに行きましょう」

「そうと決まったら行こうぜ。オイラも久々に二人に会いたいしな」

そうして3人は予め約束していた場所に歩みを進めた。

 

約束の場所に向かっている最中にルリアは

「そういえばノアさんは今回図書艇に何か御用があるんですか?」

とノアにそういえばと疑問をぶつけた。

 

ノアはというと

「ああ、以前彼女と話していたんだけど聞きそびれた事があってね。あとはあの騎空艇がどんな作りで出来ているのか気になってね。あれは僕の知らない技術で作られている艇だからね。」

「お前も知らない技術で作られている艇ねぇ。て事はあの艇は誰が作ったんだろうな?」

「まぁそれは司書長の姉ちゃんに聞けば分かるかも知れないんだしよぉ。そんな事よりオイラ腹減っちまった……」

ビィがお腹を押さえながら言うと隣からグゥゥゥという音が聞こえ

「はぅぅ、そう言われると確かにお腹が空きますね。よし、ビィさん!グラン達との集合場所まで競争ですよ!」

と言ってルリアは走り出した。

「あっ、おいっ!ズリィぞルリアー!」

とビィも全力で飛んで行った。

 

「はーあいつらホントに元気だな」

「ラカムもちっちゃい頃はあの二人みたいにそこらじゅうを駆け回ってたじゃないか」

「よせやい、恥ずかしい。さてと、俺達も追いかけるか」

そうして二人も先に行ったルリア達を追いかけた。

 

とある宿屋の食堂にて

「ルリア達来るの遅いねー、グラン」

「もう少ししたら来るんじゃないかな?」

彼らはジータにグラン。グランサイファーの団長にして双子の兄妹である。かつてエルステ帝国にルリアが狙われた際にグランは命のリンクによって一命を取り留めた。

そんな彼らはシェロカルテの依頼によって暫くポート・ブリーズにいる事になり、その間に艇の整備をしに行ったらどうだとラカムに話し、別行動になった。

そしてイオやカタリナ、ロゼッタにオイゲンもそれぞれの用事のために一時別行動をしている。

 

「ふむ、なら俺は暫く席を外すとしよう。この前寄ったカフェの珈琲、あれは薫り、コク、味、全てが良いものだったのでな。」

「分かったよサンダルフォン、また前みたいに財布を忘れないでね」

「うぐ、分かっているさ。ホラ、ちゃんとこの通り財布は持っているから安心しろ」

彼の名はサンダルフォン。かつて全空を混乱に陥れた犯人であり後に二代目の天司長となる。その後ルシファーの野望を阻止するためにグラン達と共に戦った星晶獣である。好きなものは珈琲。いつか珈琲店を開くために色々と練習している。前に船酔いで吐いた事がある。

 

 

 

サンダルフォンが席を外した後ジータは頭を押さえ

「うーん、頭が痛い」

「え、ジータもしかして風邪でもひいた?」

グランが心配するが、ジータはゲッソリとした顔をして

「そうじゃないよ。ホラ、この前のルシファーが起こした事件の所為で整備したばかりなのにグランサイファーがボロボロになったからね。そのせいでまた整備に加えて修理もしなくちゃいけないしその費用を考えると頭が痛くなってきてね……」

グランも納得したようになり、ジータから今残っている資産と今後に必要な費用を言われサッと顔が青褪めた。

「どどどどうしよう!?それだとかなりヤバいんじゃないの!?」

「幸いにもシェロさん達から褒賞金は貰っているからそう早く資金が尽きることはないだろうけどさ、けど今後の事考えると依頼受ける数増やさなくちゃね」

「団員の皆にも話さなくちゃね」

二人そろって盛大にため息をはき、憂鬱になりながらルリア達が来るのを待っていた。

 

 

 

「はぁ…はぁ……私の……勝ち……ですね、ビィさん……」

「ゼェ…ゼェ……ああ、そして…オイラの……敗北…だ」

そんな茶番をやっていると

「まったく、何やってるんだお前達」

ラカムが呆れて見ていた。

「ほら、中でグラン達が待ってんだから先行くぞ」

扉を開けて先に入って行った。

 

ラカムが中に入っていると頭を抱えている見慣れた二人がいた。

「……オイオイオイ、どうしたんだよ二人とも」

「……ああ、ラカム。今回の艇の整備費諸々は合計でいくらだったの?」

と暗い、深い闇を思わせる声でジータが問いかけた。

「え?あ、ああそれはだな……」

ラカムは明細書をグランとジータに見せると二人はかなり驚いた表情し、

「えぇっ!?どうしてこの値段なの!?」

ジータがラカムに掴みかかって聞いてくる。

「オブッ!?ジ、ジータ落ち着グェッ……」

「ラ、ラカムゥゥゥゥ!!!」

グランの叫びが虚しく響いた。

 

「フー、死ぬかと思ったぜ」

「ごめんなさい……でもなんでこの値段で済んだの?」

ジータは謝りながらも強かに聞いてくる。

「ああ、それはだな俺の知り合いが修理してくれたって事もあるし、どうやらシェロカルテが口利きしてくれたらしくてな、そのおかげもあって色々安く済んだって事だ」

「なるほどね。さっすがシェロさん、やっるー!」

ジータは感嘆の声をあげた。

そこにラカムはジータをジト目で見つつ

「もしかしてアレか?俺はその費用が安く済んだ理由を聞くためだけに絞殺されかけたのか?」

ジータは目を泳がせつつ

「そそそんな事ナイヨ~」

「はぁ……マジでそんな理由でかよ……」

「あはは……災難でしたねラカム」

「オイオイ、そりゃ流石にラカムがかわいそうだぜ」

店内にいる客達の視線に耐え切れなくなったジータはラカムに土下座した。

 

 

その後彼らは図書艇への依頼の話や、ノアが同行することになった話をした。

 

「えっと、じゃあ今回僕達は図書艇に本を納品すればいいんだね?」

「ああ、それであってる。俺の知り合いから頼まれた依頼でな、中々良い金額だしまだ復興を手伝っているお前たちの手助けをする序でに依頼もこなせるから受けてきたんだよ」

「なるほどね。確かに司書長さんは復興の手伝いのために各島にゴーレムを貸し出し回って今この島に滞在しているから丁度よかったね」

ジータは納得したように頷いた。

「よし、そうと決まればご飯を食べてその依頼を達成しよう」

グランがそう〆て各々は昼食にありついた。

 

 

各々の食事を終え、図書艇へと向かい始めた。そこでラカムは

「お前らと一緒にポート・ブリーズに残ったやつらは今どこにいるんだ?」

その質問に代表してグランが

「ローアイン達とシエテは知り合いの喫茶店の店長さんと一緒に復興をしている人たちへの炊き出しをやっていて、サンダルフォンは珈琲を研究しに最近気に入ったカフェに行ってるよ。たぶんその後復興の手伝いでもするんじゃないかな」

「あーそっか、確かその喫茶店の店長シエテの知り合いだったか。前にローアインがそんな事言ってたな」

「そうそう。今回の事もあって十天衆の皆も各地の島の復興の手伝いやその間の魔物の討伐なんかしてるんだよ」

とジータは補足した。

「なるほどなぁ。だったらオイラ達も急いで依頼を終わらせて復興の手伝いをしなくちゃな!」

ビィの言葉に皆頷いた。

 

 

図書艇へ着き、まず一行は図書艇へと入船しようとしたがそこに立ちふさがる物がいた。

「現在図書艇ヘノ入場ハ許可サレテオリマセン」

図書艇に存在するゴーレムの一体が止めに来たようだった。

それに対しラカムは頭を掻きながら

「参ったな、これじゃこの依頼の本を渡せないじゃないか」

とゴチたが、その言葉にゴーレムは反応し、

「暫シオ待チヲ」

とどこかへ向かって行くのを一行は見送った。その数分後ゴーレムは戻ってきた。

「オ待タセシマシタ。コチラニ納品サレル本ヲオ渡シ下サイ」

と、ゴーレムのお腹が開きそこに本を収納するのであろうスペースがあった。

「あ、ああわかった」

ラカムは少したじろぎながらも本をそこに入れた。そしてお腹が閉じ、ゴーレムは

「アリガトウゴザイマス。コレハ私達ノ主カラノ依頼達成書ト報酬デゴザイマス」

そしてゴーレムが去って行こうとしたが

「あ、あの司書長さんは今どちらにいますか?」

それをルリアが引き留めた。

その問いにゴーレムは

「本日司書長ハ復興ノオ手伝イモアリ面会スル事ハ出来マセン。面会ヲゴ希望サレルノデシタラ明日図書艇ヲゴ利用出来マスノデソノ時デシタラ面会スル事ガ出来マス」

と答えた。

ラカムは納得したように

「あーそりゃ仕方ないな。よし、だったら今日は復興の手伝いをしてまた明日会いに行くとするか」

「「「「「おー!!」」」」」

気合を入れ一行はその日は復興の手伝いをした。

 




ゴーレムの見た目に関してですが人型が多く、一部はエルステ帝国のビットみたいな形のゴーレムもあります。

この物語はグラン、ジータの二人団長となっており、原作冒頭で命を失ったのはグランになっています。
そしてこのグラン、ジータは十天の極みに至りし者です。
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