Eltoria Trilogy Side A&K 作:宮永 悠也
更新を楽しみに待って頂いていた皆様!
大変遅くなり申し訳ございません!!!( ;∀;)
自分の無計画さが腹立たしい( ;∀;)
ですが、じっくりゆっくりと考えたおかげで、なんとか形にすることが出来たと思います(≧∇≦)b
アミタとキリエの想いが交錯する第5話。
そこから繋がる第6話を言葉で表現するのはとても難しかったですが、頑張って書き終えるまでに到りました♪
アミタ・キリエだけでなく、他のキャラクター達の言葉にも沢山命を吹き込みました♪
そこにも注目して是非ゆっくりとご覧ください♪
では、本文へどうぞ……♪
キリエ「え……?」
歪んだ視界に、ぼやけた肌色が近付いてくるのが分かった。
それは私の頬を撫で、涙を拭ってくれる。
あたた……、かい………。
優しく頬を撫でた温かい感触は、そのまま頬に留まって、撫で続ける。
涙が少し晴れて、ベッドのシーツから肌色を瞳に映し、頭をゆっくりと上げる。
そこには……、柔らかいまなざしで私を見つめるひとりの男性…、ううん、私の…、パパの優しい笑顔が見えたんだ……。
グランツ「ん……♪」
キリエ「あ……、、、。」
優しくて、私の全部を包んでくれるような瞳。
懐かしくて、でもずっと私を見てくれていたような…、そんな不思議な感覚。
その感覚に、また瞳が熱くなって涙が溢れてしまいそうになる。
グランツ「キリエ…、ありがとう……。
ずっと…、大変だったね……。」
きゅっと、頬に留まった温かい手に力が入る…。
じわじわと流れる涙を手のひらで受け止めて、涙が溜まるごとに温かみが増すのが分かった…。
優しい顔のまま、パパは私だけを見つめて言葉を重ねてくれる……。
グランツ「自分の気持ちを伝えることは…、凄く難しくて、勇気のいることだと僕は思う……。
キリエの素直な気持ちが聴けて、僕は安心した……♪」
キリエ「パパ……。」
グランツ「変われないことが辛くて…、苦しくて…。
だけど誰にも言えなくて……、、、。
そんな気持ちで、ずっと心が痛かったんだね……?」
キリエ「ん……、んん……。」
私は、弱々しく小さく頷く。
瞳を閉じて、涙がまたポロポロと頬を伝う。
グランツ「キリエは……、自分が変われていないことが辛いんだよね……?」
キリエ「ん……。」
グランツ「うん……、、、。
キリエ、良いことを教えてあげよう……♪」
キリエ「え…?」
優しい微笑みから、パパは、くしゃっとした笑顔に変わって、言葉をゆっくり丁寧に紡いでいく。
グランツ「《変わらないこと》、《変われないこと》は……、何も悪いことなんかじゃないんだ……♪」
キリエ「どう……、して……?」
《変わらないこと》が、どういうことか知ってる……。
何も踏み出せないこと……。
変わらないと強くなれない、誰も守れない……。
だから私にとって、《変われないこと》が1番苦しくて……。
なのに………、、、。
グランツ「《変わらないこと》を悲しむことが…、自分を変えたいと思った時に…、1番やってはいけないことなんだ……。」
キリエ「え……?」
グランツ「変わりたいという願い……。
それを唯一邪魔するものが《変わらないこと》を悲しむことなんだ……。
《変わらないこと》は、決して人を救えないことじゃない……♪
キリエや、アミタやエレノアが…、変わらず元気でいてくれて、いつまでも笑顔でいられること……♪
僕にとってそれは…、何よりの救いであり願い
なんだ……♪」
キリエ「パ、パパ……。」
グランツ「ふ……♪」
優しく…、ほんとに優しく……、パパは私の頭を撫でてくれた……。
グランツ「昔から変わらない…♪
僕に似たくせっ毛…♪
無邪気で、甘えん坊なところ…♪
ちょっぴり泣き虫なところ…♪
そんなキリエの全部が、僕にとってどれだけの勇気と力になったことか…♪
傍にいてくれるだけで、どれだけ愛おしいと思ったことか……♪」
キリエ「ん……!」
パパに沢山沢山貰った大切なモノ……。
自分が欲しかった言葉が、私の胸に柔らかく入り込んで…、体を温めてくれる…。
嬉しくて涙は止まらないまま…、ぽろぽろぽろぽろと、落ちる雫が、床を濡らしていく……。
グランツ「どんなに難しい論文を書き上げた時より、どんなに研究の成果を出せた時より…、僕に力を与えてくれたのは、キリエ達がいつまでも、変わらず僕の傍にいてくれたことだったんだよ……♪
僕の支えは、いつも君達だった…♪
変わらず笑顔でいてくれることが、僕は何より嬉しかった…♪」
キリエ「う……、く……!ん、んん……!」
声も抑えられないほど、嬉しい気持ちが溢れて…、息が出来ないほど苦しいのに、心が満たされていって……。
グランツ「《変わらないこと》を悲しむことと、《変われないこと》を悲しむことは、全く別なんだ…。
《変われないこと》を悲しむことは、変われない自分を自覚しているということ……。
自分を大切にしていなければ、気付くことさえ出来ないことなんだ……♪
だから、自分を大切に思っているキリエを、僕はほんとに誇らしいと思う……♪」
キリエ「そ、んな……、私……、私は……、、、!」
私は……、ただがむしゃらに自分の言葉を全部吐き出しただけで……。
自分が抱えていた全部を、こぼしてしまっただけで……。
絶対に不安にさせてる……。
絶対に失望してる……。
こんな私に……、そんな温かい言葉なんて……!
グランツ「キリエ……♪」
キリエ「あ……、、、。」
グランツ「ん♪大丈夫……♪
言ってくれて良いんだ……♪
悲しいことも、嬉しいことも…♪
僕達は…、家族なんだから……♪」
エレノア「ん……♪」
キリエ「あ……、、、。
う…、う、く…!うぅ…!!
う、あああぁぁぁ……!!!!
ああああぁぁぁ……!!!!!!!」
溢れる……、全部……。
悲しい想い、辛かった今までのこと……。
胸に残っていた痛みもトゲも全部…、溶かされていく……。
温かい…、ただ温かい言葉と笑顔が、私の心を救ってくれる……。
私が、今の私でいて良いって…。
そんな私でも受け入れてくれることが嬉しくて…。
今まで私は…、こんな簡単なことに気付いていなかったんだ……。
ただ傍にいること…、守りたい誰かが、いつまでも元気で笑ってくれていることが、希望になっているんだってこと……。
私にとってのパパやママ…、お姉ちゃんと同じ……。
ずっと、感じてきたのにいつのまにか忘れてしまっていた大切なモノ……。
それをまた、私は貰ったんだ……。
温かい言葉と、温かい笑顔に乗せて……。
キリエ「ひ……、う……!くっ……。」
椅子からベッドにもたれかかり、ただ溢れる気持ちと涙をシーツにこぼして……。
そんな時にも、ずっとパパは私の頭を撫でてくれていた……。
エレノア「キリエ……♪」
私の横に屈んで、背中をさすってくれるママ。
優しい撫で心地に、気分も落ち着いて、段々と涙も晴れていく……。
キリエ「ありがとう…、パパ…、ママ…♪」
エレノア「ん♪」
グランツ「うん…♪」
スーッと、心が軽くなって、自然と笑みがこぼれる。
それにパパもママも応えてくれて…♪
嬉しい…♪すごく嬉しい…♪
グランツ「僕達と同じように、アミタもきっと…、キリエのことを受け止めてくれる…♪
自分の思う通りの気持ちを伝えてごらん……♪
きっと……、上手くいくから……♪」
キリエ「ん…♪うん……♪」
《きっと……》
特にその言葉に力を込めて、パパは私に向けてくれた……♪
そう……、きっともう私は、《変わらないこと》を悲しまない……。
けど、《変わりたい》っていう願いは、ずっと大切にしていきたい……♪
この願いも、みんながいてくれたから抱けた、私の大切な一部だから……♪
お姉ちゃん……、、、
今なら、きっと……、、、♪
……………………………………………………………
アミタ「え……?」
低く…、鋭い声が耳に届きました。
声の主は、ちょうど私の正面…。
バスケットや紙皿を隔てた向かい側……。
王様の…、ディアーチェの鋭い目が私の方を向いていて……、、、。
気付いた瞬間、緊張感が走りました……。
ディアーチェ「もうよい……、と言ったのだ……。」
ユーリ「ディアーチェ?」
シュテル・レヴィ「???」
私も含め、その場にいる全員が驚いた顔をしていました。
言葉を発した本人のディアーチェを除いて…。
ディアーチェ「隠さずともよい……。我は勿論、ユーリ達も大体の察しはついておるだろう……?」
アミタ「えっ……、、、?」
ユーリ「あ……、ん……。」
私に向けられていた鋭い視線が、少し柔らかい視線(もの)に変わって、ユーリやシュテル、レヴィの方に移っていきました。
シュテル「…………。」
レヴィ「ん?王様ぁ~、それってさぁ?
アミタとキリエの事???」
アミタ「え……、、、。」
ディアーチェ「ん……。」
すごくあっさりと…、ピタリと正確に……。
一番澄ました顔をしていたレヴィが、私がずっと抱えていた【重し】について口にしました…。
ディアーチェ「意外、であったか…?」
アミタ「あ……、、、。」
レヴィの言葉に動揺することを、当然知っていたかの如く、ディアーチェが言葉を投げてきます。
ディアーチェのその視線は、レヴィ達に向けられていた柔らかい視線のままでしたが、私にはそれ以上に先程レヴィに告げられた
ディアーチェ「ここ数日、貴様らの様子を見ておれば嫌でも察するというものよ……。我だけが察した訳ではない、と理解もしたであろう?」
アミタ「は……、い……。
その……、、、。すみません……。」
ディアーチェ「今聞きたいのはそんな言葉ではないわ。バカ者め…。」
ユーリ「ディアーチェ……!」
ディアーチェ「ふん……。」
厳しい言葉……。
でも、全く正しい言葉でした……。
私が話すべきなのはこんな言葉なんかじゃありません……。
そんなディアーチェのまっ直ぐすぎる言葉が続くのを、ユーリが優しく止めてくれました。
ユーリ「ごめんなさい、アミタ。
私達も触れていいか、とても迷っていたんです…。
安易に踏み込んではいけないと思って…。
わざと黙っていた訳では……。」
アミタ「あ……!違います…!
私が悪いんです……!
私が…、隠していたから……。」
ずっと隠してきたと…、
隠しきれていたと思っていたことを…、
その変化を……、
皆、本当は気付いていて……。
それで不安にさせていたことを、
重く受け止められずにはいられませんでした…。
シュテル「アミタ…。私達で良ければ聞かせて頂けませんか……?
ディアーチェも…、そして私達も…、それを望んでいます……。」
レヴィ「うん!!ボク達、話聞くよ♪」
アミタ「あ……、、、。」
ディアーチェ「お互い、いつまでも煮えきらぬ様子であったからな……。
我らにも関係のある話ゆえ、見て見ぬフリとはいかぬであろう……。」
ユーリ「ん♪」
アミタ「ん……。」
シュテル、レヴィの紡いでくれる言葉とは違って、ディアーチェは手厳しい棘のある言葉でしたが、何だか心配してくれているような言葉に感じて、少し安心を感じました。
ユーリも隣で優しく微笑んでくれて、私の心がほどけるのを促してくれました。
ゆっくりと…、私は声を出していきます…。
アミタ「………私、どうしたら良いか分からないんです……。」
ディアーチェ「ん……?」
アミタ「あの子に…、キリエに何をしてあげたら良いのか……。
キリエは、今とても悩んでいて…。
恐らく今まで自分がしてきたことを…。
あの子は考えすぎてしまう子ですから、まだ心のどこかで自分を許せないでいるんだと思います…。
私は…、そんなキリエを救いたいんです…。」
シュテル「ん……。」
アミタ「でも…、それを上手く…、伝えられなくて……。」
胸がきゅうっと痛くなります……。
伝えている言葉全てが自分を戒める言葉として助けを求めるように口から溢れて……。
レヴィ「むぅ……?アミタはさぁ?
なんでキリエに言えなくて困ってるの???」
アミタ「それは…、、、。すいません…。
私にも……、分からないんです……。」
レヴィ「んん??」
アミタ「今まで真っ直ぐにぶつけられていた気持ちが…、今では心のどこかに引っ掛かっていて…。
伝えたいことは、手遅れになる前に伝えるべきだと…、あの時学んだはずなのに…。
これではまた……、、、。」
また…、離れていってしまう…。
そう、感じました……。
1度経験したからこそ、今胸の中にひしめいている感情が、あのときと同じものであると分かった瞬間、不安で押し潰されそうになってしまっているんです……。
ディアーチェ「何故か分からぬ…、か。
そこについては、貴様が導き出さねばならぬことであるからな……。我等から告げることは出来ぬ。」
アミタ「は…、い……。」
そうです……。
これは私の問題…。私達の問題です……。
今でもこれだけみんなを不安にさせてしまっています……。
解決させるなら……、やっぱり……。
アミタ「やっぱり…、私達だけで……、、、。」
ディアーチェ「貴様は重要な部分で勘違いをしているようだな……。」
アミタ「え……?」
言いかけた言葉が
アミタ「勘…、違い……?」
ディアーチェ「うむ……。貴様が悩んでいるのは、キリエへの言葉…。
それそのものだろう…?
先に考えるべきはそこではない…。
アミタ……。貴様は、キリエに対してどんな気持ちで接しておるのだ……?」
アミタ「え……?」
ディアーチェ「どんな言葉をかけるか、よりも大切なことであろう……?かけるべき者の心を汲まずしては何も為せん……。貴様が持っている感情は、ただ傷心している者を救いたいというものか…?それともそんな確執に捕らわれているあやつを哀れむ気持ちか…?」
アミタ「私、は……。」
私が、キリエをどう思っている……、か?
確かに、忘れていたのかもしれません……。
伝えたい言葉も、伝えるという大切さも、伝えるべき相手がいてこそのもの…。
そんなことも考えずに、私は……。
ディアーチェ「が、これも勘違いのひとつよ……。」
アミタ「え……?」
繋がった言葉に、また動揺した私がいました…。
思い悩む暇なく、ディアーチェが続けた意味を考えます。
でも、考えに至る前に、またディアーチェは言葉を紡ぎだして…。
ディアーチェ「自分がどういった気持ちで相手に伝えるか理解するのは当然である……。
今、貴様がやらねばならぬことは他でもない……。
どういった気持ちで接するかではなく、どういった気持ちをぶつけたいか……、だ。
先程貴様は言ったな…?
その気持ちがぶつけられずにいると……。
ならば何故伝えられないか、まずそれを考えるべきであろう……?」
アミタ「私が気持ちを伝えられずにいる理由は……、、、。」
考えたことは、ありました…。
一度考えて…、でもそんなのは身勝手過ぎると捨て置いた
本当に自分勝手で、それこそキリエに伝わってほしくなかった一番の感情…、だからこそそれが一番根本にあるモノだったんです…。
これを…、言うべきなのか、わかりません…。
でも、言わなければ前に進むことなんて…。
アミタ「………。
あの時から…、言えずに仕舞っていた
キリエにだからこそ、言いたかった…。
キリエにだからこそ、言えなくなってしまった…。
それは……、、、。
アミタ「ん……。
私は……、姉、として…、妹を助けてあげられないのが……、辛かったんだと思い、ます……。
キリエの…、妹の力になれないことが…。」
ユーリ「アミタ…。」
アミタ「いつからか、
それが寂しくもあり、でも嬉しく思っていたことに偽りはありませんでした……。
でも……、それでも……、、、。
アミタ「本当は……、お姉ちゃんとして、ずっと、ずっと……、キリエの手を引いてあげたかったんです……!あの子をいつでも支えられるようにずっと傍に…!私にとって、キリエが世界で一番大切なように、キリエにも私を世界で一番のお姉ちゃんとして認めて欲しかったんです……!」
そう、これは今まで隠してきた私のたったひとつのワガママ……。
声に出して改めて実感する自分の醜さ……。
キリエが望んでいないと分かっているのに…、
いつまでも捨てきれずに心に閉じ込めておいたモノ……。
いつかは…、と心にずっと留めておいた感情・言葉・真実…。
アミタ「キリエが生まれた時から、幸せそうに眠るあの子の顔を見たときから、私はこの子を守ろうって…!何があっても守りたいって…!
ずっと……、ずっと……、、、。」
目頭が熱くなって、視界がぼんやりと霞んでいきます。
キリエの顔が…、大切な妹の顔が、霞んだ視界とは別に、閉じた瞳の奥にハッキリと映りました…。
無邪気に笑って、私を呼ぶ声も、ハッキリと…。
ディアーチェ「姉として…、妹を守りたい…。
それもずっと……、か。
確かに、それは相当なワガママであるな…。
例え姉妹と言えど、いつまでも子供のままでいるわけにもいかん……。
離れていくというのは必然よ。
貴様が言ったようにな。」
アミタ「ん…。はい…。」
やっぱり、私は…、、、。
ディアーチェ「ふ…、、、♪
それで、よいではないか♪」
アミタ「え……、、、?」
ディアーチェは一瞬優しく微笑んで、顔を上げた私の顔を…、瞳を見つめ、ゆっくりと話し始めました。
ディアーチェ「それがうぬの心よりの言葉であろう?
大切な者ならば守りたい……。
苦しんでいる姿を瞳に映すことなどしたくない……。
それがワガママであってもなお突き通したい…。
それは何も悪いことではないのではないか…?
守るために…、繰り返さぬように…、それが例え己のワガママであっても貫き通す…!
血の繋がりのない我等でさえ、そのワガママとやらを貫いたおかげで今の我等がある…、、、。
姉妹であるうぬらが、そうならん道理は微塵もない…。
そうであろう…?」
アミタ「ん…、、、。」
ディアーチェ「姉として…、、、。
そう思うならば、うぬは何も怖じずただ
きっと……、あやつもあやつなりの答えを出してくれるであろうからな……。」
アミタ「で、でも……、、、。」
それでも……、もし駄目だったら……、、、?
ディアーチェ「我らを信じよ。」
アミタ「え……、、、?」
カチッと何かが外れて落ちたような音が胸の奥で響きました……。
その感触の謎に触れる暇なく、ディアーチェは言葉を掛け続けて……、、、。
ディアーチェ「繋がりとは…、想いとは…、決して折れはせぬし、いつか繋がり伝わるものだ……。
あの時、我らは再び出会い、通じ合えた……。
その我らを信じよ…!何も恐れるな……!」
アミタ「あ……、、、。」
《カチッ……!カチッ……!!》
ディアーチェ「我らがおる……。
例え自分を信じられずとも、我らが支える……。
我らが生まれたこの星を…、我ら自身を救い受け入れてくれたうぬらを……、今度は我らが支える番なのだからな……♪」
ディアーチェに強く、優しく告げられた
これは私の……、ずっと心に閉じ込めていた過去の確執や、抱えていた不安が解き放たれていく音……。
その音と共に心臓は脈打ち、体は熱くなって、けれど肩の力は不思議なほどゆっくりと抜けていって……、、、。
抜けていく力に反して、心に暖かさが、元気が込み上げてきて、自然と笑みが零れました……♪
アミタ「ん……♪」
ディアーチェ「んん…!?
わ、我なら…!少なくともそうすると…、うぬに伝えているだけに過ぎんがな……、、、!」
ユーリ「ふふ♪」
シュテル「ん…♪」
レヴィ「にひひ♪」
微笑む私に気付き、ディアーチェはそれに気付いたようにスッと顔をそらして、頬を赤らめながら言葉を付け足しました…♪
私と同じく、ユーリもシュテルもレヴィも微笑んで…、、、。
ユーリ「ディアーチェの言う通り、きっとキリエも、アミタの言葉を受け入れてくれます♪
大切な家族として、まっすぐにありのままの言葉を伝えてあげれば…、きっと…♪」
まっすぐに…、ありのまま……、、、。
シュテル「私も…、そう、思います…。
必ず助けたいという意志は、必ず…、未来に繋がっていきますから…♪あとは勇気を持って…、伝えるだけ、ですね…♪」
勇気を持って……、伝える……、、、。
レヴィ「アミタならだいじょ~ぶ♪
僕達が言うなら間違いない!どーん!とぶつけて、どーん!と返してもらったら良いと思う!うん♪」
私なら……、大丈夫……、、、♪
アミタ「ん♪ありがとう…、ございます…♪
ディアーチェ、ユーリ、シュテル、レヴィ…♪」
感謝の言葉より先に、ポロポロと零れ落ちる涙……。
それを頬に感じながら、そんな私に微笑みを返してくれるみんな……。
とても温かくて、それがじんわりと心に伝わって……、、、。
離れた時間があったからこそ…、すれ違ったからこそ紡げた絆と出会い……。
私が怖がっていた
こんなにも温かい奇跡と魔法に繋がっていたんだと、
改めて教えて頂きました……。
いつのまにか私は立ち上がっていて…、
零れていた涙も吹き渡る風に乗って遠くへ行ってしまっていました……。
でも、大切なモノは
だから……、、、。
アミタ「伝えてきます…、キリエに…♪
私の全部を…、もう何も隠さずに…♪
ずっと仕舞っていた私の想いも、これからのことも…、全部…♪」
大切な、新しい家族に背中を押してもらえて……、
もう…、何も迷うことがないくらい心は澄んで…、、、
私は、緑の丘の上にある研究所に目を止め、爛々と瞳を輝かせていました…、、、。
父さんや母さんがいる……。
そして、私の大切な妹、キリエがいる……、、、。
自分を抑え、気持ちを伝えないままの私を悔やむことはもうしません……。
気持ちをまっすぐ…、ありのままに伝える……。
そんな当たり前を、やっと胸を張って届けられる……。
離れていってしまう怖さは、家族の温かさに溶け合って…、それすらも大切な思い出として分かち合えて……。
みんなに教わった大事なことを…、
大切に胸にしまって…、私は会いに行きます…♪
家族として……、お姉ちゃんとして……、
どんなワガママだって、どんなに夢のようだって、
大切な気持ちを、ありのまま届ける為に……、、、。
キリエの、妹の笑顔を…また見る為に……、、、♪
第6話、読了ありがとうございます(≧∇≦)b
いかがでしたでしょうか!!?
↑感想気になる!((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
今回の第6話は、第5話の言わば《回収》のお話でした♪
このSide A&Kで一番重要となる場面、というより作者の私が一番描きたかった話であります♪
アミタとキリエが抱えるそれぞれの想いが、何度か交錯しつつも、家族や仲間の言葉を受けて再び繋がっていくというモノ……。
そんな場面を十分に表現したくて、キャラクター全員に力と想いを沢山込めた台詞を書きました♪
一番力を込めたのは、キリエに対するグランツさんの言葉ですね♪
グランツさんが、どんな人物であるかという事や、話し方などについては今回の劇場版やinnocentなどで知り得ることが出来るのですが、それを自らが描くとなるととても難しくて(・・;)
物語の記述などで、ディアーチェ自身が《心から尊敬出来る人物》というニュアンスで語っていることから、伝えるべき意志と言葉は是非、グランツさんに語ってほしくて挑戦してみました♪
是非読み返して見ていただきたいです(≧∇≦)
この第6話で終わりではありません!
まだもう少しだけ続きます!
この第6話も、完成まで大分お時間を頂いて申し訳ないことこの上ないのですが……( ̄▽ ̄;)
必ず、最後までこの物語を完成させたいと思います♪
是非とも、最後まで応援宜しくお願いします(≧∇≦)b
あとがきまで読了して頂いた方も、本文だけお楽しみ頂いた方も、本当にありがとうございます(≧∇≦)b
そして……、どしどし!!!そう、どしどし!!!
ご質問やご感想もお待ちしておりますので、そちらも是非( ;∀;)
ありがとうございました(≧∇≦)b