仮面ライダージオウ ~9つのアニメライドウォッチ編~ 作:通りすがりの天才物理ゲーマー
「めでたく高校を卒業した常磐ソウゴ。彼には魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っていた。突然現れた扉によって連れてこられた町で現れたアナザー白血球を倒すソウゴ。そして次の世界へ向かうとそこはゲームのような世界で...おっと失礼。ここから先は皆さんにはまだ先の出来事でしたね。」
ウォズがソウゴが向かった2018年へ向かう前の出来事。
「我が魔王の継承の儀をしなければならないな。2018年に向かうとするか。」
「おい、待て。」
ウォズが2018年に行こうとしたとき、何者かに呼び止められた。
「おや、君は誰だい?姿から推測するにこの町の住民ではなさそうだね。」
ウォズを呼び止めたのは黒色の服を着ており、スマートフォンのようなもので写真を撮っている青年だった。
「俺は常代 士郷。(じょうだい しごう)別に覚えなくてもいい。今は俺の名前なんてどうでもいい。俺はあの怪物について話に来た。」
常代 士郷と名乗った青年は、ジオウが戦った白血球?について知っていた。
「それは有難いね。だがなぜ君が知っているんだい?」
「本来のオーマの日であればオーマジオウが生まれていた。だがお前達はジオウトリニティに変身した。驚いたね。本来なら存在しないはずの形態なんだから。」
「私もあれには驚いているよ。私も知らない未来へと進んでいるからね。」
「それを見た俺はジオウに試練を与えようと思ってね。『アニメの世界』に向かわせて、『アナザーアニメ』と戦わせ、世界を救うという試練を。」
「アナザーアニメ?なるほど、アナザーライダーではないんだね。」
士郷が言うにはあの怪物はアナザーアニメ。アナザーライダーと違い、変身者はいないらしい。
「今アニメの世界は一つの作品に対し、本来の歴史とは異なるパラレル・ワールドが増えている状況だ。様々なパラレル・ワールドが増えすぎた影響で、本来の歴史を進むはずの『オリジン・ワールド』に異変が起きている。その異変というのがアナザーアニメだ。」
「なるほど。その影響が起きてしまったオリジン・ワールドとやらに現れたアナザーアニメを倒せばいい。ということだね?」
「ああ、そうだ。今異変が起きているのは九つ。その九つのアニメの世界を巡り、九つの『アニメライドウォッチ』を集めろ。そうすればお前達を元の世界に戻してやる。」
士郷が一通り話し終えると、ウォズが一つ引っ掛かった。
「我が魔王がアニメライドウォッチを継承するとそのアニメの歴史は無くなると思うがそれはいいのかい?青年。」
ジオウがライドウォッチを継承すれば、力だけではなく、そのライドウォッチの歴史ごとジオウが受け受けることになるため、試練の目的であるオリジン・ワールドを救うことにはならないと考えたウォズ。
それを聞いた士郷は(やはりそこを指摘するか)と言いそうな顔でウォズの言葉に答えた。
「その点は大丈夫だ。九つのアニメライドウォッチが揃うと新たなオリジン・ワールドが生まれるからな。」
ウォズはそれを聞き、完全には信じてはいないが、仮にアニメのオリジン・ワールドが消えても我が魔王には影響ないと考え、試練を受けることにした。
「わからないことがあったらお前の本に載せておいたから見ればわかる。じゃあな。」
士郷はそう言うと灰色のカーテンに入り、姿を消した。
「あのオーロラもしかして門矢士と関係があるのか?...それにしても本来の歴史ではこのような試練は存在しなかった。ますます私の知らない未来へと進んでいるようだ。」
そしてウォズは2018年へと向かい、ジオウの継承の儀を行ったのであった。
「なるほどね~。2018年に来る前にそんなことが起こったんだ。だからいろいろと知っていたんだ。」
ウォズはソウゴに説明を求められ、2018年へ向かう前に起こった出来事を全て話した。
ソウゴはアニメにあまり詳しくないが、ウォズの話を聞き九つのアニメライドウォッチを集めることを決めた。
「それでウォズ、次のアニメライドウォッチはどこで手に入るの?」
「そういえば次の世界の行き方を聞いてなかったよ。さて、どうするか。」
するとソウゴとウォズの前に扉が現れた。
ソウゴ達をこの世界に連れてきた扉と見た目が全く違い、例えるならばRPGゲームにあるダンションの入り口のような扉だった。
「この扉の先に行け、ということみたいだ我が魔王。」
「じゃあ行ってみよう!」
ソウゴとウォズは扉の先へ入っていった。
「今から黒の悪魔『キリト』について話し合いを始めます。誰か情報を持っている人はいますか?」
ここはとある広場。その真ん中にいるのは白をベースとした服を着ており、オレンジ色の髪をした女性だった。
「アスナさん、昨日俺の仲間が殺られました...レベル上げの最中で後ろから急に襲いかかってきて...仲間が身を犠牲に俺を逃がしてくれたおかげで俺は助かっているが...くそっ!」
仲間が犠牲になり涙を流している男性に、アスナと呼ばれた女性は男性の肩を叩いて、慰めの言葉をかける。
「他に情報を持っている人はいますか?」
「私が持っているよ。」
そう言ったのは灰色の髪に赤い鎧を纏った男性だった。
「団長!何か情報を持っているのですか?」
彼の名前はヒースクリフ。血盟騎士団(以下KoB)の団長。
アスナもKoBに所属しており、副団長をしている。
彼の正体は実は驚きの人物だが、ここでは省略する。
「あのキリトというプレイヤーはマルチプレイヤーの場所に現れることがわかった。キリトに襲われたそこの男も他のプレイヤーとパーティーを組んでいたから狙われたのだろう。」
ヒースクリフはとあるルートで見つけた情報をアスナや広場に集まっているプレイヤー達に話す。
「そこで私から提案がある。私がパーティーを組みキリトをおびき寄せる。そして狩る。」
ヒースクリフの一言でそこにいたプレイヤー達は全員ざわついていた。
彼はSAOの中でもトップレベルの実力を所持しており、彼に叶うものは存在しないほどだ。
「そこで私とパーティーを組んでくれる者はいるか?もちろんキリトとは私のみで戦うから安心してもよい。」
ヒースクリフは一緒にパーティーを組んでくれるプレイヤーを募集する。
それを聞いたプレイヤー達は色々と話し始めるが、いくら彼がいても死ぬかも知れないという恐怖から誰も立候補しなかった。
そんな中、一人のプレイヤーが手を上げる。
「私がやります、団長。」
立候補したのはアスナだった。
アスナもまたSAO中でもヒースクリフに続くレベルの持ち主で、彼女に敵うものもヒースクリフ以外は存在しない。
「では副団長アスナ以外に立候補するものはいるか?...今は居ないようだな。ならば明日の昼、40層のダンションで待ち合わせでいいな?」
「はい。」
ここにヒースクリフとアスナによる黒の悪魔、キリト討伐が決まった。
そして一日が過ぎ、約束の日。
アスナとヒースクリフは40層のダンションの入り口の前にいた。
「緊張しているか?」
「いえ、多少はしていますが大丈夫です。」
「ならばよろしい。いくぞ。」
二人がダンションの扉を開ける。するとそこには二人の男がいた。
「ここってどこかの遺跡みたいだねウォズ。」
「そうだね我が魔王。それに右上に見える表記。気にならないかい?」
「確かに変なのが見えるけどゲームみたいでいいんじゃない?」
自分達以外は誰もいないと思っていたヒースクリフとアスナは二人の男、ソウゴとウォズを見て驚いていた。
ヒースクリフは二人に話しかける。
「君たちはプレイヤーか?なぜここにいる?ここは今日1日立ち入り禁止になっていたはずだが」
「え?それは俺が聞きたいよ。扉入ったらここに着いたんだから。」
「我が魔王、こちらの事情を話しても分かるわけないだろう。彼と彼女はおそらくこの世界の住民だ。...ここが立ち入り禁止というのはどういうことか教えてもらうのが先決だろう。」
ウォズはヒースクリフに立ち入り禁止の件、この世界について質問する。
ヒースクリフはウォズとソウゴに答える。
「なるほど。この世界はSAOというゲームで、キリトというプレイヤーを倒すためにここに来たと。」
「そちらの質問には答えた。次はこちらの質問に答えて貰おうか。」
「構わないが...どうやらそのような暇はなさそうだね。」
ソウゴ達の元に黒い影が急降下してきた。
そこにいた四人は全員避けた。
急降下してきたのは、全身を黒いロングコートで隠しており、白目を剥いており歯が剥き出しになっている。
両手に剣を持っており、胸には『KIRITO 2022』と表記されていた。
「ついに現れたなキリト」
「今まで殺されたプレイヤー達の苦しみを味わらせるわ!」
ヒースクリフとアスナは戦闘態勢に入る。
「ねぇウォズ、あのアナザーアニメはなんなの?」
「あれはアナザーキリト。本来の歴史のキリトはデスゲーム、SAOをクリアした英雄とされている。」
「ふーん。それにしてもあのアナザーアニメ、2022ってあるけど2022年って忍者の仮面ライダーがいたよね?」
ソウゴが言っているのは2022年に存在している仮面ライダーシノビのことである。
もっとも現在、ウォズがシノビミライドウォッチを持っているため、シノビの歴史は存在しないが。
「それより俺たちもいこうか。」
「あぁ我が魔王」
『ジオウ!』
『ウォズ!』
ソウゴはジクウドライバーにジオウライドウォッチにセットし、ウォズはウォズミライドをビヨンドライバーにセットする。
『アクション!』
お互いの待機音が流れると、ソウゴはジクウドライバーを一回転させ、ウォズはビヨンドライバーを折り畳む。
『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』
『投影!フューチャータイム!スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!』
二人は仮面ライダージオウと仮面ライダーウォズに変身完了した。
お互い睨み合っていたヒースクリフ達は、変身音を聞きジオウ達に奇妙な物を見るような目線を向けていた。
つられるようにアスナもアナザーキリトもジオウ達に目線を向ける。
「なんか変な目で見られているけど...」
「気にすることはない我が魔王。さっさとアナザーキリトを攻撃してあの二人の信頼を取るんだ。」
ジオウはジカンギレード・ケンモードを手にし、ウォズはジカンデスピア・ヤリモードを装備する。
「君たちは何者だ?そのようなアイテムはこのゲームにはないはずだが」
「気にしないで!俺たちは味方だから!」
そう言うとジオウはアナザーキリトに斬りかかる。
アナザーキリトは右手の剣で受け止め、左手の剣でジオウを切り裂いていく。
続けてアスナが閃光の如く素早く動き、アナザーキリトを自慢の細剣で攻撃する。
「スイッチ!」
アスナがそう叫ぶとヒースクリフがアスナの後ろから前に現れ、アナザーキリトに攻撃する。
SAO内の一位二位の実力持つアスナとヒースクリフのコンビネーション攻撃により、アナザーキリトはおされていく。
「ウォズこっちもコンビネーションを見せつけるよ!」
「いいだろう」
『エグゼイド!』
ジオウはエグゼイドライドウォッチをジクウドライバーにセットし、一回転させる。
『クイズ!』
ウォズはクイズミライドウォッチを起動し、ビヨンドライバーにセットする。
『ライダータイム!仮面ライダージオウ!アーマータイム!レベルアップ!エグゼイド!』
『投影!フューチャータイム!パッション!ファッション!クエスチョン!フューチャリングクイズ!クイズ!』
『ジカンデスピア!ツエスギ!』
ジオウはエグゼイドアーマーを装着、ウォズはフューチャリングクイズに変身した。
ジオウはエグゼイドアーマーの力を使い、空中にブロックを生成しそれを足場にしてジャンプ、そして急降下して、アナザーキリトに両腕の『ガシャコンブレイカーブレイカー』で地面に叩きつける。
「私の知らない所で素晴らしい武器が完成していたのか...一体どこで...」
「団長?どうしましたか?いきなり独り言を...」
「気にしないでくれ。我々も続くぞ!」
ヒースクリフとアスナは再びアナザーキリトに近づく。しかし先にウォズが問題を出した。
「問題。この戦いに勝つのは我が魔王である。○か×か?」
「バツダ」
ピンポーン!
「グワァッ!この能力を使いこなすのはなかなか難しい...」
『フィニッシュタイム!エグゼイド!クリティカル!タイムブレイク!』
ジオウは『クリティカルブレイク』の文字を上に吹き飛ばし、そのままアナザーキリトに向かう。
それをみたヒースクリフとアスナはすぐにアナザーキリトから距離を置く。
するとアナザーキリトは結晶のようなものを使い、姿を消した。
「あれれ、消えちゃった...」
ジオウの必殺技は不発に終わった。
戦闘を終えた後、アスナはヒースクリフを遮り、ソウゴ達に話しかけた。
「アスナ、私が話そうとするのを遮るのはあまりよろしくないと思うが。」
「すみません、団長。しかしどうしてもこの人たちに渡さないといけないものがあって。」
アスナはそう言うと右手に真っ黒なアニメライドウォッチ、キリトライドウォッチを出現させた。
「それはライドウォッチ!」
「やっぱり君のだったんだ。だったら君に返すよ。」
「おいアスナ。そんなものを隠し持っていたのか。」
「すみません、団長。あれはいつの間にか持っていたのですが、なんだか誰にも見せちゃいけないような気がしてまして...でもこの人たちならば見せてもいいってなぜか思えたんです。」
「我が魔王。あのアナザーアニメは2022年とあった。でもこの世界は2022年。どうやらタイムマジーンを使わず済みそうだ。それに都合がいいことにマップ上にアナザーキリトの居場所が写っている。」
「そうだね!じゃあありがとう二人とも!」
ソウゴとウォズはアスナ達の前から姿を消した。
それを見たアスナは誰にも聞こえないような小声で呟く。
「なんだか嵐のような人だったな。」
若干後半無理矢理感が半端ないですがお許しください...
アスナとヒースクリフのお互いの呼び名ってこれであってましたっけ...?
違ったならばご指摘お願いします!
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