仮面ライダージオウ ~9つのアニメライドウォッチ編~ 作:通りすがりの天才物理ゲーマー
紅魔の里2019→この素晴らしい紅魔の里に祝福を!2019
「高校を卒業した普通の青年、常磐ソウゴ。彼には魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っていた。士郷の試練をクリアするため九つのアニメライドウォッチを集めることとなった我が魔王は、体を守る白血球、デスゲームをクリアした英雄、キリトのライドウォッチを入手する。次に向かった世界で、問題児パーティーと呼ばれる者達と組むことになり...おっと失礼。ここから先はまだ皆さんには未来の出来事でしたね。」
-2019-
「ようこそ!アクセルの冒険者ギルドへ!お仕事なら奥のカウンターへ、お食事なら空いているお席へどうぞ!」
ソウゴとウォズは扉を潜ると、そこには鎧を着ていたり、武器を担いでいる冒険者がたくさん集まっていた。
「ここが冒険者ギルド?少しお酒臭いけど...」
「ここは駆け出し冒険者の街、アクセルという場所の冒険者ギルドらしい。ゲームでいう最初にたどり着く施設ってところだろう。」
冒険者ギルドに入ってきたソウゴとウォズを見ていた冒険者が、話しかける。
「おいそこのイケてる兄ちゃん達。見た感じ冒険者登録をするためにここに来たって感じだな。それならあのカウンターに行けばできるぜ。」
「ん?ありがとうおじさん。ウォズ、その冒険者登録ってやつをやろう。もしかしたらアナザーアニメについて何か知っているかもしれない。」
「そうだね我が魔王。」
ソウゴとウォズはカウンターへ向かう。
受付は四人。
二人がカウンターにつくとちょうど一つの受付が空き、そこへ向かう。
「今日はどうされましたか?」
「俺たち冒険者?ってやつになりにきたんだけどできるかな?」
わかりました。手数料としてお一人千エリスとなります。」
「ウォズ、お金持ってる?」
「持っていると思うかい?我が魔王」
「ですよねー」
この世界に来たばっかりの二人はもちろん一文無しの状況だった。
手数料が払えず、参ってしまうソウゴ。なんとかできないかと受付の女性に交渉する。
そんな中、ウォズが誰もいない方角を向いて喋りだした。
「そこにいるんだろう?士郷君?」
すると灰色のカーテンが現れ、士郷が現れた。
「気づいていたかウォズ。」
「何度も覗き見されていたらわかるさ。」
現れた士郷は何かが入っている袋を持っていた。
「ここでつまずくと思っていたからな。予め用意しておいた。受けとれ」
士郷はウォズに袋を投げる。
その袋の中身には、お金のようなものが入っている。
「その袋のなかには70000エリス入っている。それだけあれば稼げるようになるまで凌げるだろ?」
「感謝しておくよ士郷君。」
士郷は灰色のカーテンへと入っていった。
「我が魔王、お金が手に入ったよ。これで登録しようか。」
「まじでウォズ?」
ウォズはソウゴの分と合わせて二千エリスを払う。
「では。冒険者になりたいと仰るのですから、お二人ともある程度理解していると思いますが...」
受付の女性から冒険者について簡単に説明される。
説明の最中に免許書のようなカードをもらい、書類に必要な情報を書いていく。
「はい、結構です。ではお二人ともこちらのカードを触れてください。それであなた達のステータスが分かります。それに応じてなりたい役職を選んでください。」
ソウゴがカードに触れる。
「...はいありがとうございます。トキワソウゴさんですね。ええと...筋力、生命力、敏捷力は普通ですが...なんですかこの魔力量は!?すごいですよこの数値!あなた何者ですか!?」
受付の女性に興奮ぎみに聞かれたので、ソウゴは答える。
「俺?俺は王様になる予定だよ。」
「王様...?王族の方ですかね?」
「王族なのかな?とにかく冒険者にならせてよ!」
「冒険者!?この魔力量があれば他の役職にもなれますが...」
受付の女性はソウゴが冒険者になると言われて驚いている。
この世界では『冒険者』という職業は最弱とされている。ここでの『冒険者』はモンスターを狩ったり...といった仕事をする人全員を含める意味の冒険者ではない。
「俺、王族になるから他の役職になっても困るしとりあえず冒険者でいいよ!」
「わかりました。では次の方どうぞ」
ソウゴに続いてウォズもカードに触れる。
「ウォズさんですね...なんですかこの数値は!?すべてのステータスが平均値を大幅に越えてますよ!」
ウォズが触ったカードを見た受付の女性が、大声を上げていた。
施設内が途端にざわめく。
「すごいじゃんウォズ!」
「本来このようなイベントは我が魔王に起こるべきはずなんだが...」
ウォズはソウゴではなく自分がこういう扱いをされて、不服のようだ。
「この高ステータスがあればなんだってなれますよ!『クルセイダー』や『ソードマスター』、『アークプリースト』等々!」
受付の女性の質問にウォズは考える。
「予言者のような役職はあるかい?」
「予言者?ありますけど、いいんですか?予言者なんてある程度、魔力と知力があればなれる役職ですよ?」
「あるならばそれにするよ。別に何の役職に就いてもこちらの勝手だろう?」
それを聞いた受付の女性は、残念そうな顔をしながら渋々承諾する。
「兎も角、冒険者ギルドへようこそ!スタッフ一同、今後の活躍を期待してます!」
受付の女性はそう言って、にこやかな笑みを浮かべた。
ギルドから歓迎され、周りの冒険者から質問攻めにされるソウゴとウォズ。
上手いこと素性を隠しながら、最近起こった事件などを聞いていく。
するとある冒険者から、とある問題児パーティーが紅魔の里に行ったことを教えられる。
「そのパーティーのリーダーの名前はわかるかい?」
「サトウカズマだ。」
<サトウカズマ>
最弱職の『冒険者』でありながら、上位職業のメンバーが揃っており、魔王軍を三体も倒している人物。
ウォズはこの世界のアナザーアニメは『サトウカズマ』であると考え、紅魔の里へ向かうこととなった。
「ねぇねぇカズマ、あのカズマに似ているモンスターはなんなの?」
「俺に似ている...?あれはどちらかというとめぐみんに似ているだろ?帽子に赤い目だし。」
「いやいや、私ではありませんしあれは充血です。あのモンスターが着ている鎧はダクネスですよ!」
「違うな。あれはアクアだ。」
「なんですってダクネス?あんな怪物が私に見えるの?」
紅魔の里へ着いたカズマ達。
一夜が過ぎ、めぐみんを案内役として里の観光をすることになったカズマ一行。
その最中でカズマにもアクアにもダクネスにもめぐみんにも似た怪物と遭遇する。
その怪物は、先が尖った魔女が被ってそうな帽子を被っており、目は真っ赤に充血している。
髪は黒味がある青色をしており、体は鎧で覆われている。
胸には『KAZUMA 2019』と表記されている。
「千里眼スキルで見ると胸にカズマ2019って書かれているが...俺?」
「やっぱりカズマじゃない!なんとなく腐った顔が似ていると思ったわ。」
「まるで俺が腐っているような言い方だなアクア」
「ようなじゃなくて腐ってるっていったのよ。」
「ほう言ってくれるじゃないか宴会芸の女神さん?」
「なんですって!?私は水のm...」
カズマとアクアが言い合いをしている所をアナザーカズマは弓でいぬく。
それをダクネスが瞬時に受け、カズマには届かなかった。
「アクア、今は俺たちが争っている暇はなさそうだ。」
「えぇ、わかってるわ。先にカズマもどきをやっつけましょう」
カズマはもちろん知力が低いアクアでも今は口喧嘩するべきではないと理解する。
「めぐみんはいつでも爆裂魔法が撃てるように準備!ダクネスはデコイであいつの注目を集めてくれ!俺は後ろから弓を射つ!」
「わかりました!」 「あぁわかった」
カズマはめぐみんとダクネスを指示し、その指示通りに動く。
「ソゲキィ...」
「うっ!この攻撃...まるでカズマから弓でダメージを与えれている感覚だ...」
「相変わらずのドMには安心するぜダクネス。ソゲキッ!」
カズマがアナザーカズマに矢を放つ。
放たれた矢がアナザーカズマに刺さる。
だがアナザーカズマは全く痛がる素振りを見せない。
「全く効いてないか..なら!アクア!筋力強化魔法を!」
「わかったわ!パワード!」
カズマはアクアの支援魔法よって筋力がアップする。
上がった筋力でもう一度弓矢を放つ。
しかしそれでもアナザーカズマは一切痛がる素振りを見せない。
「手応えないな...」
「カズマ!あのカズマもどきから異常な程の魔力を感じます!これは...エクスプロージョン!?」
「それは本当かめぐみん!?おいおいここで撃たれたらまずい...」
カズマ達が戦闘している場所は紅魔の里の近くのため、そんな所で絶大な威力を誇るエクスプロージョンを撃たれてしまっては被害はとんでもないことになる。
「ここからあいつのエクスプロージョンを止める方法は...」
カズマが自分の持つ知識をフル回転し、阻止する方法を考える。
「カズマ、これってもしかしなくてもヤバい状況?私たち死ぬの?」
「私が先にエクスプロージョンを撃つにもそれだと私たちも巻き込まれますし...」
だが、何も案が見つからず、アナザーカズマはエクスプロージョンの準備を終える。
「エクスプロージョン...」
「ああああもう終わりだあああ!」
絶体絶命のカズマ達。
その時、空から機械音が聞こえた。
『スキャニング!タイムブレイク!』
その機械音と同時に三色のメダルが現れ、それを何者かが突き抜けて、アナザーカズマにキック放つ。
「セイヤー!」
キックが決まり、アナザーカズマは爆発する。
「君たちがカズマって人だよね?」
「そうだけど、あんたは?」
「俺は常磐ソウゴ。君たちに会いに来たんだ。」
ソウゴがカズマ達と出会う少し前。
カズマパーティーが紅魔の里にいると聞き、タイムマジーンで移動中のソウゴとウォズ。
「ねぇウォズ、紅魔の里ってどんなところなの?」
「この本によれば紅魔の里とは紅魔族と呼ばれる人種が暮らしている集落のようだ。」
「じゃあその紅魔族ってどんな種族なの?」
「紅い目をしており、膨大な魔力量と高い魔法適正を持っているそうだ。魔法使いのための種族っていうところだろう。」
ウォズはソウゴに紅魔族について簡単に説明する。
肝心な性格については言っていないが。
「おっともうすぐ着きそうだ我が魔王。」
「わかった。」
ソウゴはタイムマジーンを紅魔の里の入り口付近に停めようとする。
だがソウゴとウォズは異変を感じ、感じた方向へタイムマジーンを向かわせる。
「なんだかこの空気...ヤバい気がする。」
「私も同感だ。予めジオウに変身しておいた方がよさそうだね。」
ソウゴはウォズに言われた通りに変身する。
『ジオウ!』
「変身!」
『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』
変身を終えると続けてオーズライドウォッチを起動させる。
『オーズ!』
ジクウドライバーにセットし、ベルトを一回転させる。
『アーマータイム!タカ!トラ!バッタ!オーズ!』
ジオウはオーズアーマーを装着する。
それと同時に異変の発生地にたどり着く。
「ちょうど着いたようだ。...あまり状況がよく無さそうだ。早く行くんだ我が魔王。」
「わかった!後からウォズもついてきてよね!」
ジオウはタイムマジーンから飛び降りる。
『フィニッシュタイム!オーズ!』
「さっさく必殺技をきめちゃうよ~!」
『スキャニング!タイムブレイク!』
ベルトから音声が流れると、アナザーカズマに目掛けて赤、黄、緑のメダルが現れる。
「セイヤー!」
ジオウはそのメダルを潜り抜けていき、アナザーカズマをキックする。
そしてアナザーカズマは爆発した。
「とりあえずお前達が俺に会いに来たことはわかった。だけど王様ってなんだよ?俺より年上なのに恥ずかしくないのか?」
ソウゴはタイムマジーンから降りてきたウォズと一緒に、カズマ達に事情を説明する。
その際にカズマに役職を聞かれたとき、ソウゴが
「冒険者らしいけどいずれ王様になる予定!」
と言ったので、カズマは呆れている。
「王様っていいじゃない!やるべきことは全部配下に任せて、自分は遊び放題!将来の夢を持っている素敵じゃない!どこかのヒキニートとは大違いだわ!」
「お前みたいなやつが王様になったら一晩で国は壊滅だな。」
「なんですってヒキニート?私には信者がいるのよ?アクシズ国なんてものを作ればすぐに私の信者が寄ってくるわ!」
ソウゴとウォズをそっちのけでアクアと口喧嘩を始めるカズマ。
「あれ、喧嘩し始めたけど大丈夫なの?」
「いつものことなので気にしないでください。それとお礼が遅くなりました。危ないところを助けていただきありがとうございます。」
「気にしないで。王様になるには困ってる民を助けないとね。えっと...名前聞いてなかったけど教えてくれる?」
ソウゴがめぐみんに名前を聞く。
すると待ってましたと言わんばかりに、めぐみんはマントを翻し、紅い目を光らせる。
「我が名はめぐみん!アークウィザードを生業とし、最強の攻撃魔法、爆裂魔法を操る者!」
「お、おう...」
「言っていなかったが我が魔王、紅魔族は特徴的な名前と挨拶をする種族でもある。」
「それ先に言ってよウォズ...」
「ほらダクネス、あなたも自己紹介しましょう。」
「私もか!?えっと...」
めぐみんに呼ばれたダクネスがたじろぎながら...
「わ、我が名はダスティネス・フォード・ララ...ティー...ナ...アクセルの街で...ううううっ」
ダクネスは恥ずかしいのか最後の方は声が小さくなっていた。
「ねぇあの金髪の人も紅魔族?」
「違うよ我が魔王。彼女は貴族だ。」
ダクネスに聞こえないように小声で話すソウゴとウォズ。
するとめぐみんがウォズに話しかける。
「そういえばあなたの名前をきいてませんね。」
「そうだね。じゃあ私の自己紹介もするとしようか。」
そう言うとウォズは右手に持っている逢魔降臨暦を開く。
「私の名はウォズ。過去と未来を読み解き、我が魔王の忠実な配下である!」
まるで継承の儀の時の様なテンションで自己紹介をするウォズ。
ウォズの自己紹介を聞いためぐみんは紅い目を輝かせる。
「すごいです!かっこいいですウォズさん!あなた分かってますよ!」
「ふふ、私の自己紹介を気に入ってもらってなによりだ。」
二人が意気投合?している間にソウゴが入る。
「とりあえず建物の中で話さない?外で立ち話ってのもどうかと思うし。」
「そうですね。じゃあ私の家へ行きましょう。カズマ、アクアも行きますよ。」
「めぐみんのおかげで助かったな駄女神。」
「助かったのはどっちかしら?ヒキニート?」
めぐみんに声をかけられた後も続く口喧嘩を見たウォズが呟く。
「まるで我が魔王とゲイツ君を見ているようだ。」
「かくしてカズマパーティーに出会うことが出来た我が魔王。アナザーカズマが存在しているにも関わらずなぜか存在しているサトウカズマ。まるでアナザーブレイドとブレイドの様だ。まさか『カズマ』繋がりで...?」
「確かにカズマ繋がりだな。面白い偶然だ。」
「おっと士郷君。ちょうどいい、なぜアナザーカズマとサトウカズマが同時に存在しているか教えてもらおうか。」
「あのアナザーカズマは2019と表記されていた。だから2016年から存在しているサトウカズマには影響ない。まぁ2020年以降になればサトウカズマは消え、2019年にカズマ存在し始めた世界に書き換えられるだろう。その前にアナザーカズマを完全消滅しないとな」
カズマとアナザーカズマが共存している理由は、アナザーカズマが2019年で生まれているからです。
作者は、ジオウ本編で2019年のアナザーライダーと本家のライダーが共存しているのは、アナザーライダーが生まれたのが2019年なのでそれより前の時代に存在しているライダーは消えない、と解釈しています。
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