死んでも俳優~それこそが役者魂(プライド)~   作:COLK

1 / 3
1.え!?俺、まさか、死んじまったの!?でも、何で!?

大人気イケメン俳優「雨澤恭時あまざわきょうじ」。32歳。

 

彼は、人気だけでなく、実力も高い、国民的スター。さまざまなドラマ、映画、舞台、ミュージカル、バラエティ、CMと、あっちこっちから引っ張りだこだった。

 

 

 

 

 

ある夏の日の事。

 

 

 

 

 

「お疲れ様でした~」

 

「はい。お疲れ様でした~」

 

 

 

 

 

「今日も仕事が終わったな~」

 

 

 

 

 

雨澤は、1人で居酒屋に寄り道し、ビールやワイン、焼酎など、色々な酒を飲んだ。

 

「か~っ!!仕事の後の酒は最高~~~!!!」

 

 

 

 

 

酒を飲んだ後、雨澤は帰った。

 

 

 

 

 

ドアのカギを開けて、家に入り、そして、ソファーに座る。

 

だが、「ただいま」は言わない。そう、雨澤は、1人暮らしなのだ。

 

 

 

 

 

「フ~ッ!!今日は疲れた~!!!」

 

 

 

 

 

そのまま、雨澤は寝た。

 

 

次の日の朝。

 

 

 

 

 

「フ~ッ!!良く寝たな~!!!」

 

 

 

 

 

しかし、何かいつもと違う。

 

 

 

 

 

「アレ?何か妙に身体が軽い?気のせいかな?」

 

 

 

 

 

とりあえず、雨澤は、台所へ向かい、冷蔵庫から色々なモノを出して、朝食を食べ、コーヒーや牛乳を飲む。そして、

 

歯を磨こうと思い、洗面所へ向かった。

 

 

 

 

 

だが・・・・・・

 

 

 

 

 

「ア・・・・・・!!アレ・・・・・・!?」

 

 

 

 

 

そう、鏡には、自分が映っていなかったのだ!!!

 

 

 

 

 

(ど・・・・・・どういう事だ・・・・・・!?まさか、さっき起きた時に妙に身体が軽過ぎるような気がしたのと、

 

何か関係があるのか・・・・・・!?)

 

 

 

 

 

急いで寝室に戻ると、そこに、自分の身体があった。

 

 

 

 

 

(やっぱり!!!まさか・・・俺は、死んじまったのか!?でも・・・何で・・・・・・!?)

 

 

少し考えて、誰かにその事を話す事にした。だが、もし、本当に自分が幽霊だとしたら、自分の姿が見えたり自分の声が聞こえたりする人は、そうそうはいない。だが、雨澤は、

 

自分の姿が見えて、自分と話が出来る人間を探してみる事にした。

 

 

 

 

 

とりあえず、外に出て、色々な通行人に声をかけた。

 

 

 

 

 

「すいませ~ん!!!すいませ~ん!!!」

 

 

 

 

 

しかし、なかなか、誰も、反応しない。

 

 

 

 

 

(やっぱりな。俺は、死んじまったんだ。幽霊になったなんて、受け入れたくはなかったけど、もう、ここまできたら、

 

受け入れるしかないのか・・・・・・)

 

 

 

 

 

その後も、とにかく色々な場所をあたって、自分の姿と声を認識できる人を探したが、なかなか見つからなかった。

 

 

 

 

 

「畜生~~~!!!」

 

 

最後に、イチかバチか、同じ俳優の親友を頼ろうと思った。

 

 

 

 

 

「ハァハァ・・・・・・」

 

 

 

 

 

走って親友の家へ向かった。

 

 

 

 

 

〝ピンポ~ン〟

 

 

 

 

 

(身体はないけど、触れる事は出来るんだな)

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。