死んでも俳優~それこそが役者魂(プライド)~   作:COLK

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2.本当に他の人達に見えてない!!!

「は~い」

 

 

 

 

 

ドアが開いた。

 

 

 

 

 

〝ギィ~〟

 

 

 

 

 

「おう!!恭時!!!どうしたんだよ!!!」

 

「良かった!!!」

 

「え?」

 

「盾哉、俺が見えてるんだな!!」

 

「え!?何だよ!!(笑)何ワケわかんねぇ事言ってんだよ!!!」

 

「ちゃんと、俺の声も聞こえてるんだ!!!良かった!!!

 

コレは奇跡だ!!!」

 

「いや!!お前、おかしいぞ!!!どうしたんだよ!?」

 

「いや、俺、実は、死んじまったんだよ!!!」

 

「は!?」

 

 

そう、彼は、雨澤の親友で、同じ俳優である親友、

 

「阪部盾哉さかべじゅんや」だ。

 

 

 

 

 

「ん~、お前の話は、どうも信じられんな。そもそも、

 

昨日会った時だって、元気にしてたじゃねぇか」

 

「俺だって、信じられないんだよ。何で突然、死んだのかも分からないし」

 

「う~ん・・・・・・」

 

「分かった。じゃあ、俺が証拠を見せるよ。そうだな~。

 

鏡、あるか?」

 

「ん?あぁ」

 

 

 

 

 

雨澤は、鏡の前に立った。

 

 

 

 

 

「アレ?お前、ここに立ってるはずなのに、鏡に映ってない!?」

 

「あぁ、コレが証拠だよ。一応、他にも何か証拠を見せようか?」

 

「あぁ。でも、今度は、どんな証拠だ?」

 

 

「外に出よう」

 

 

 

 

 

「あの~。あの~」

 

 

 

 

 

雨澤は、色々な人に声をかけたが、皆、全く反応しない。

 

 

 

 

 

「アレ?皆、お前に全く気づいてない!?」

 

「そうだよ。皆、俺の姿が見えないし、声も聞こえないんだ」

 

「マジかよ!!!」

 

「どうだ?これで信じてくれたか?」

 

「あぁ・・・けど、どうして、他の人達に見えないお前が

 

俺には見えるんだ?」

 

「さぁ?それも、分からない」

 

「ん~・・・それに、俺は、今まで幽霊なんて、見た事が

 

ないんだ。なのに、何で?」

 

「いや、幽霊だって、人間の姿をしてるんだ。どれが生きた人間でどれが幽霊かなんて、今みたいに確かめないと

 

分かんないモンさ」

 

「そうか。確かにそう言われてみればそうかもな。じゃあ、俺は、霊感を持ってて、これまでにも色んな幽霊を見た事があって、それが全部、〝幽霊だと知らないでいた〟って事か?」

 

「多分な。俺も、良く分からないけど」

 

 

「でも、これからどうする?」

 

「う~ん・・・・・・」

 

「あ!そうだ!!」

 

「ん?」

 

「俺が代わりに事情を説明するから、とりあえず、ドラマのスタッフさん達のところへ行こう!!」

 

「あ、うん」

 

 

 

 

 

雨澤と阪部は、ドラマのスタッフ達のところへ行った。

 

 

 

 

 

「ハァハァ・・・・・・」

 

「ん?どうしたんだ?」とドラマスタッフが言う。

 

 

「あの、多分、見えないと思いますけど、ここに雨澤が

 

いるんです!!!」

 

「は!?何、馬鹿な事を言ってんだよ!!!」

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