ボクは君の体の一部   作:タシャラ

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こんにちは!梅雨のじめじめした夏ですが、体調に気を付けてお過ごしください。←梅雨入り早々に風邪を引いた人

今回は図書館編になります。こういう大きい図書館って憧れます✨
私は将来ちょっとした本屋さんみたいな書斎がある部屋に住みたいですね。


図書館

翌日。

朝7時になる鐘の音がボクたちの起床の合図だ。施設では基本自由に行動できる。1ヶ月に一度定期健診基実験が行われるが、何か特別な用事でもない限り呼び出されることはない。

 

まず共同の洗面所で顔を洗い、食堂で朝ご飯を食べる。いくらクローンとは言えお腹は空くので、普通のご飯を食べる。この食堂はいつでも使えて、ご飯はボタンを押すと出てくる。自動販売機というらしい。人件費削減だろうか。

 

朝ご飯を食べた後は今日の目的である図書館へと向かう。この図書館はクローンでも研究員でも入れるが、一部呼び名(コードネーム)つきのクローンと研究員しか入れない部分があるらしい。噂で聞いたぐらいだが、大方クローンについての研究書や機密文書でもあるのだろう。今は見なくてもいいが、いつかは見てみたいと思う。

 

さて、図書館についたはいいが……、相変わらず扉がでかいな。

通りかかったのは数年程前だが全然変わってない。たかが数年程で大きく変わっていたらそれはそれで驚くが、この4、5メートルはあるのではないかというほどの扉には、見るたびに驚かされる。

 

無駄に大きい扉をくぐり中へ入ると、想像より遥かに広い空間があった。ステンドグラス風の窓から差し込む光はとても神秘的で美しかった。

暫くその光景をぼうっと見つめていると、「そこのキミ。先に受付してくれないかな」と、声がかかった。

声の方を見ると【受付】と大きく書いた看板が下げてあるカウンターに頬杖をついているクローンがいた。……ん?もしかしてCⅠ8140番じゃないか?少し癖毛のある深緑の髪の毛を肩までのばし、少し男性的な雰囲気だから間違いなはずだ。

CⅠ8140番は呼び名(コードネーム)付きのクローンで、ボクでも知っているくらいの有名人だ。なんでも過去最多の23回もの移植手術に耐えているのだそう。

それを聞いた数年前はよく分からなかったが、知識がある今ならその凄さがわかる。

 

「キミ初めてだよね。入館証作るから、コッチついてきて」

 

「あ、はい」

 

座っていたから分からなかったが、彼はとても背が高く全体的にすらっとしている。なんだか大人って感じだ。

彼の後ろを付いて行くと、【証明書発行ルーム】と書いてある部屋についた。

 

「部屋に入って、印の付いたところに立って少し待ってて」

 

言われた通り部屋に入り印を見つけて立っていると、レーザーのような光をあてられた。

びっくりしていると光が止み、ピーゴロゴロという機械音がして「もういいよー」との声がかかった。

扉を開けて外に出ると、部屋の中が薄暗かったせいか少し眩しかった。

 

「はい、これ入館証ね。これをアレに当てればいつでも入れるから。じゃあ後はお好きなように」

 

入館証をボクに渡しそれだけ言い残すと、彼は元居たスペースに戻っていった。彼の言ったアレとは受付の横にあるゲートのことで、入館証をあてると扉が開く仕組みになっているらしい。

言われた通りに入館証をあてるとピッと音が鳴り、中に入ることができた。

 

さて、どんな本から読もうかな。案内板があったのでそれを見てみる。

化学に地学、生物学、物理学、天文学、数学、日本史、世界史、倫理政経、日本語、英語……。他にも様々な分野の本があるらしい。もちろん小説、絵本といった物語系の本もある。

とりあえず、この図書館にある本をすべてを読破することを目標にしていこうかな。

視界に映る範囲でも相当な量の本があるので、全巻となると何か月、いや、何年かかかるかもしれない。気の遠くなるような量だが、時間だけはたっぷりとある。

今日から少しづつ知識を増やしていこう。




いかがでしたか?
かなり短めですが、次は長くなる予定ですので、お楽しみに!
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