【完結】ありふれたハジケリストは世界最狂   作:味音ショユ

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奥義100 激突! 3バカVS闇拳使い恵理!!

前回のあらすじではない

 

 

雫「ではない!? 今まであらすじだったことほぼないけども!!

 

ハジメ達が神域に突入した一方その頃、地上では――

 

魚雷ガール「ギョラララララララララァァァ――――ッ!!」ポカポカ

使徒×いっぱい『ぐわあああああああああああああああ!?』

メルド「こ、これが魚雷ガールか……!?」

 

大体こんな感じだった。

 

雫「なんかもう色々と雑!!」

 

 


 

 

「行けっ! ヨー・フーにワ・フー!!」

「名前適当過ぎんだろ!?」

 

 恵理が死体の兵士二人を鈴達にけしかけるも、それより名前の適当さが気になって思わず叫ぶ蹴りウサギ。

 そんな声に、彼女は気怠くこう返した。

 

「いや、本当に数合わせでしかないから名前覚えてなくて……殺したのボクじゃないし

「最悪だなコイツ!?」

 

 恵理の発言に非難の声を浴びせる蹴りウサギ。

 すると、なぜか兵士の方からこんな言葉が飛んでくる。

 

「「いや、俺ら生きてるっすよ?」」

(どっちだよ……)

「そうなの!?」

 

 生きてないことが分かるなどと前回描写されておきながら、生きていると主張してくる兵士二人に驚きを隠せない蹴りウサギと恵理。

兵士二人は、特に何を考えるでも無く首領パッチ達に襲い掛かる。

 一方、襲われそうになっている首領パッチと天の助は各々ドンパッチソードと大根ブレードを取り、兵士二人に向かってこう宣言する。

 

「「じゃあオレ達が本当にぶっ殺してやるぜ!!」」

「何で!?」

 

 蹴りウサギのツッコミが辺りに響き渡ると同時に、二人の剣は兵士達の首を捕らえ、容赦なく斬り飛ばす。

 宙を舞う兵士達の生首。

 しかし次の瞬間、二つの生首は目を見開いたかと思うと、いきなりビームを発射し首領パッチ達に襲い掛かる。

 

「「兵士ビーム!!」」

「「ぐわああああああああああ!!」」

「兵士関係ねぇ――――――――――!?」

 

 いきなりビームを出す兵士にツッコミを入れる蹴りウサギ。

 それと同時に恵理がパチン、と指を鳴らすと、さっきまで浮かんでいた生首は同じ大きさの金属の玉へ、体の部分は金属の体へと変貌していた。

 鈴は思わず戦慄する。

 

「偽装闇拳……!」

「そう。これでボクは本来の姿と違う姿を見せてたってわけ。まさか、ゾンビを相手にするつもりでロボと戦うとは思わないよねぇ?」

「「いいや! 俺達は生きている!! この体に! 心に! 熱い血潮が流れ続けている!!」」

「こいつらの自己主張はなんなんだよ!?」

「それは本当に知らない……」

 

 兵士二人の謎多き自己主張に戸惑う一人と一匹を尻目に、鈴は兵士に対抗すべく結界術を発動した。

 

「そっちがロボならこっちもロボ! 鈴は結界術でロボを作るよ!!」

「結界術でどうやって作るんだよ?」

 

 蹴りウサギの問いに答えるかのように、鈴は結界術で一メートル四方の立方体を作る。

 そしてそれと同じものをいくつも作り、一つずつ積み上げ始めた。彼女はこれでロボを作るつもりなのだ。

 

「マイ〇ラかよ!! ロボできるのいつになるんだ!?

「そして完成品はこちらとなっておりま~す」

 

 蹴りウサギのツッコミに呼応するが如く、首領パッチは口から完成品のロボを取り出す。

 全長二十メートルの大きさを晒す、果たしてその姿とは――

 

 

 

 

「ロボじゃねえ!!」

「あら、水星ってお堅いのね。こっちじゃ全然ロボよ」

「水星じゃねえよ!!」

 

 首領パッチの軽口に蹴りウサギが律義にツッコミを入れる中、横では天の助がロボに命令を下していた。

 

「牛乳瓶ロボの攻撃、すてみタックル!!」

「うーす」

 

 天の助が命じると、牛乳瓶ロボはやる気なさげに応答しそのまま体当たりで恵理達三人を襲った。

 

「「ぐわああああああああああああああ!?」」

「質量で解決した――――――――――!!」

 

 しかし、大ダメージを負ったのは兵士二人だった。

 なぜならば、彼らが恵理を庇ったからである。そして牛乳瓶ロボは反動ダメージで崩壊した。

 

「牛乳瓶しょっぱいな!!」

「そんな、あの二人はどうしてエリリンを庇ったの!? 保険証忘れたときに歯医者代立て替えてもらったの!?」

「命かける理由おかしいだろ!? 確かに金は結構かかるけど!!

「「そ、それは……」」

 

 鈴の問いかけに、兵士達は多少言いよどみつつこう返答した。

 

「「我々は、恵理様を愛している!! この胸の鼓動と共に!!」」

 

 その言葉を最期に、兵士二人は大爆発しあるべきところへ還った。

 

「結局あいつら死んでたのか生きてたのかどっちなんだよ!?」

「へぇ……随分と男にモテるみたいじゃないの……!!」

 

 兵士二人の壮絶な死を見て、いつの間にかパチ美となり嫉妬の念を見せる首領パッチ。

 

「なら、アタイとモテ勝負しなさい! 調子乗ってんじゃないわよ!!」

「別にどうでもいいんだけど」

 

 勝手にヒートアップする首領パッチと、心底冷めきっている恵理。とはいえ何もなしでは話が終わらない。

 ということで

 

 

全宇宙百本のいもけんぴに聞いてみました。

どちらが好みでしょう?

パチ美中村恵理

0100

 

 

 結果は御覧の有様だった。

 

「「でしょうね」」

(いもけんぴ!?)

 

 分かりきっていた事実に納得する天の助と鈴に対し、なぜいもけんぴに聞いたのか分からない蹴りウサギ。

 一方、首領パッチは地面を何度も殴りつけながら、涙を流して悔しがる。

 

「どうして、どうしてアタイが勝てないのよ――――っ!!」

「偽装闇拳奥義、偽者召喚(リューゲ・ルーフェン)!!」

 

 悔しがる首領パッチを尻目に、恵理は奥義を発動。

 すると光輝や雫、龍太郎の人影をした漆黒の何かが現れた。

 これが恵理の偽装闇拳奥義。彼女が今まで出会った存在の偽物を作り出すのだ。

 後なぜか、体は同じく漆黒なのに髪だけは赤色で、片腕がなく、声優が池田秀一の男もいた。

 

「なんでシャンクスいるんだよ!?」

「久しぶりだな……天の助。待ってたぜ。同じ高みまで登って来るのを。ここがお前の死に場所だ!」

「シャンクスにそんな台詞なかっただろ!?」

「お前はシャンクスじゃねえ!!」

 

 漆黒のシャンクスが天の助に見せる殺意。しかし彼は怯むことなく戦意を滾らせる。

 だがシャンクスも負けてはいない。彼は悪い笑みを浮かべながら、天の助に銃口を向けてこう言った。

 

「フン、それがどうした? どのみちお前は……ここで死ぬ!!」

 

 にせのシャンクスが、おそいかかってきた!!

 一方、鈴は突然現れた光輝達の偽物に戸惑いを隠せない。

 

「そ、そんな……偽物とはいえ光輝君達を倒すなんてそんなこと……」

 

 そう言いながら鈴はマシンガンを構え

 

 ズガガガガガガガガガッ!!

 

「できる訳ないよ!!」

「「「「「ぎゃああああああああああああああああああ!!」」」」」

 

 偽物の光輝、雫、龍太郎、シャンクス。そして本物の天の助を銃撃した。

 

「台詞と描写何一つ噛み合ってねえ―――――――――!?」

「偽装闇拳奥義、偽物作成(リューゲ・マッヘン)!!」

 

 偽物の四人が倒されたと見るやいなや、恵理は奥義で漆黒の剣を作り出して鈴に斬りかかる。

 それも作り出したのはただの剣ではない。なんと、光輝がかつて持っていた聖剣、の偽物だ。

 所有者の制限は撤廃され、ただ力のみが宿る剣を、闇に身を委ねた少女が力任せに振るう。

 しかし――

 

「やらせないよフローラ! そんなことぉ!!」

「誰だよフローラ!?」

 

 ガキィン! と金属音を響かせ、首領パッチが偽物の聖剣をドンパッチソードで受け止める。

 そのまま彼は剣を振るい、恵理を弾き飛ばす。

 そして彼は追撃としてドンパッチソードの先からミサイルを放った。

 

「ミサイル!?」

「ぎゃああああああああああああ!!」

 

 首領パッチの放ったミサイルは恵理に直撃し、彼女は成すすべもなく吹き飛ばされる。

 それでも彼女は息を絶え絶えにしながらも必死で立ち上がり、首領パッチ達を睨みつけつつ、ある決断をした。

 

「やっぱり強い……! 流石ハイドレート様を倒したボーボボの仲間……! だったらボクは『闇継承の儀』を発動する!!」

 

 ここで恵理の胸から黒いエネルギー体が現れたかと思うと、彼女はそのままそれを握り潰す。

 同時に、恵理の後ろに巨大な黒い板のようなものが現れ、そのまま彼女にエネルギーを与えた。

 エネルギーは光となって彼女の姿を隠す。

 そしてそれが晴れると、恵理の姿が大きく成長し背も胸も大きくなっていた。また、髪の長さもショートからロングへと変わり、雰囲気も大人びたものとなる。

 

「パワーアップしたの……!?」

「偽装闇拳超奥義、偽物作成(リューゲ・マッヘン)・――」

 

 鈴の戸惑いに反応を示すことなく、恵理は右腕を大きく振り上げ、人差し指を天に抱える。

 すると、虚空から先程と同じ聖剣の偽物が現れた。

 ただし今度は一本ではなく、視界を覆うほどの圧倒的な物量で。

 

「またこんな技かよ」

「ハロンオニや三世が似たようなのやってたし、もっとバリエーション見せろよ。剣じゃなくてオオアリクイとかさ」

「駄目だしすんの!?」

 

 恵理の技を見飽きたといって非難する天の助と首領パッチ。

 一方、非難されている当人は一切構うことなく、冷徹に右腕を前方に振り下ろし、攻撃を仕掛けた。

 

「――拡張(エアヴァイテルング)!!」

 

 恵理が叫んだと同時に、虚空に浮かんでいる全ての剣が首領パッチ達に向けて放たれる。

 その物量は圧倒的で、並の存在ならばこの量で押しつぶされる絶望だけで敗北を選ぶかもしれない。

 しかし、恵理が相対している三人の中に並の存在などない。

 

「速攻魔法発動!!」

 

 恵理の剣が着弾するより前に、首領パッチは伏せていた速攻魔法を発動する。

 直後、全ての剣は首領パッチ達が居る場所を的確に襲った。

 しかし土埃が晴れると、そこにいるのは首領パッチ達ではない。恵理の敵である三人はどこにもいない。

 代わりに別の女が一人、この場に佇んでいる。

 金色の髪の毛は縦ロール。真っ白なドレスを身に纏った、身長百七十センチほどの高さの美少女が一人、ここで恵理を睨みつけている。

 

「一体何者……!?」

「わたくしの名前は鈴パッチの助! 鈴、首領パッチ、天の助三人が融合して生まれた戦士ですわ~!! この姿でいられるのは一分だけですの」

「外見と言動から名前が想像できないキャラが出てきた!!」

「融合戦士……? はっ!? さっき首領パッチが言っていた速攻魔法ってもしや……!!」

 

 鈴パッチの助の言葉を聞き、ある可能性に思い至る恵理。

 その仮説は正しい。首領パッチはさっきの瞬間、速攻魔法超融合*1を発動し、自身を含む三人を融合させたのだ。

 そして当人である鈴パッチの助は、恵理に右手人差し指を突きつけ宣言する。

 

「見せて差し上げますわ! わたくしとあなたの、格の違いというものを!!」

*1
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない融合カード

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