それは、単に私が投稿時間を一度間違えてしまっただけです。お許しください
前回までのあらすじ? おい、言葉を慎めよ……これはサイドストーリー的なアレだ
神の使徒とトータスの住人の戦いは、多分佳境を迎えていたんじゃないかな?
その中の一人、ミレディ・ライセンは戦況を見てある決断を下すっぽい。
ミレディ「この”
ゴオオオオオオ――――ッ!!
するとなんかすごい音出して、多分重力魔法だと思うけど急に飛んでそのまま彼女は神域に突入したとかそんな感じで――
雫「何もかもが曖昧!!」
「まずは小手調べだ。“極大・五天龍„」
エヒトが一言告げると、背後に炎・雷・氷・風・土にそれぞれ重力魔法を組み合わせ、巨大な五体の龍を作り出し、ハジメにけしかける。
対するハジメは即座にこう対処した。
「納豆真拳奥義、
ハジメが奥義を発動すると、彼の眼前五ミリに数メートルほどの納豆でできたドラゴンが現れた。
ドラゴンはそのまま納豆でできたブレスを吐き出し、五天龍もろともエヒトを飲み込み、そのまま溺れさせる。
「がぼぼぼぼぼぼっ!!」
「吐き出せ!!」
「ぐばぁ!?」
そんなエヒトをハジメは殴り飛ばし、口の中から納豆を吐き出させる。
だがそれはそれとして――
「ぎゃああああああああああ!?」
別に五天龍を無力化したとかではないので、ハジメは魔法をそのまま喰らった。
しかし彼は即座に反撃する
「納豆真拳奥義、ヘチマシンガン!!」
ハジメは口、鼻などの顔にある全ての穴から大量のヘチマを発射し、エヒトに向けてホーミングさせる。
だがエヒトも負けてはいない。彼の体にヘチマが命中する直前、背後から人の頭ほどの大きさの白い光球が無数に生まれ、ヘチマを消失させながら流星群のようにハジメへと降り注いでいく。
「舐めるな!」
ハジメは咄嗟に懐からNintend switchを取り出し起動。すると彼の身体能力がいきなり向上し、全ての光球を巧みに躱していく。
これに驚いたエヒトは思わずハジメに問う。
「……何をしたイレギュラー?」
「僕は咄嗟にポケモン新作を起動して、身も心もポケモントレーナーになることで身体能力を向上させたのさ!!」
得意気に語るハジメに対し、何を言われているのか理解できず戸惑うエヒト。
当然、その隙を突かない道理はない。
「納豆真拳奥義、シマリストルネード!」
「ごはぁ!?」
ハジメはシマリスのぬいぐるみを持ち、それをジャイロ回転させて投げつけることでエヒトの顔面を撃ち抜いた。
殴られた勢いでよろめき、後ろに数歩下がるエヒト。
しかしすぐに立ち止まり、背後から今度は神の使徒を模した白い人影が大量に現れ、ハジメに襲い掛かった。
「更にだ」
続いてエヒトはさっきも出した光球をもう一度数多繰り出し、ハジメを襲わせる。
「どうだ。その白い影の能力は神の使徒と同程度。そこにさっきの光球を加えた二重奏を貴様は凌げるか? イレギュラー」
「……当然!」
嘲るエヒトに対し、ハジメは奮起して返答し、即座に奥義を発動した。
「ハジケ流奥義、ヤクザ活法!!」
ハジメがヤクザ風の恰好になったかと思うと、どこからともなく舎弟のヤクザが大量に現れ、人影の群れに襲い掛かる。
『ぐわあああああああああああ!!』
その過程で半分くらい光球の犠牲になるが、残りは人影と戦い始める。
「めざましじゃんけん、じゃんけんぽん! 俺はパーを出したぞ」
じゃんけんで。
「何やってんだお前らアアアアアアアアアア!!」
『がはぁ!?』
これに対しハジメは、数メートルはあろうかというメイスを取り出して振り下ろし、人影諸共ヤクザを粛清した。
しかし一度粛清しても、エヒトの背後から代わりの人影と光球が無限に生み出され続けている。
「どうした? もうおしまいか?」
苦戦するハジメを明らかに面白がるエヒトに対し、ハジメは違う奥義で対抗する。
「納豆真拳超奥義、納豆植え!!」
ハジメは地面に納豆を一粒ずつ植え始めた。
すると、その植えた納豆から剣と盾を携え体は茨で覆われ、髪形をポニーテールにした、納豆色の髪を持つスレンダー系の美少女が大量に現れ、白い人影へと向かっていく。
辺りに響きわたる剣と剣が打ち合う音。攻撃を受け悲痛な叫びをあげる声。
美少女の集団と人影は一進一退の攻防を繰り広げ、ハジメとエヒトの戦いに互いの集団が加わる隙を見いだせない。
一方、エヒトは突如現れた美少女集団に動揺し、思わずハジメに問いかける。
「……こやつらは何だ?」
「え? いや、知らない……なにこれこわい。というか、曲がりなりにもハジケリストたる僕が、二連続で同じネタとかするわけないじゃん」
「!?」
だがハジメも現れた美少女集団について何も知らなかった。というか呼び出す意図すらしていなかった。
しかし彼はこれを好機と捉え、即座にエヒトの傍まで近づき、そのまま顔面にピザまんを叩きつけた。(※:使用されたピザまんは後でスタッフがおいしくいただき、細かい残りは一部の趣味を持つスタッフが丹念に舐め取りました)
「これが僕から君に送るバースデーケーキだ!!」
「ふざけるな!!」
ピザまんを顔面に叩きつけられたエヒトは怒り、咄嗟に雷龍がハジメへと放たれる。
「無理だね!
『ゴガァァァ』
そこでハジメは咄嗟に、迫り来る雷龍を持っていたアルフォートを渡すことで飼いならした。
しかし――
「あ、アルフォートなくなった」
『ゴガァァァァァァァ!!』
「ぎゃああああああああ!!」
アルフォートを失ったなら価値なし、とばかりに雷龍は襲撃を再開。ハジメは大ダメージを受けた。
「くっ……!!」
思わず膝をつくハジメ。
だがここで新たなる登場人物の集団が現れる。
「「「ハジメ――――――――――!!」」」
「ハジメさん!!」
「ご主人様!!」
首領パッチに天の助、鈴。シアにティオ。彼らの後ろには敵対していた筈の恵理とフリードらしき誰かが倒れた状態で引きずられている。
「まだ融合解けてないんですか!?」
(何の話?)
シアがフリードと白竜の融合が解けていないことに驚くも、何も事情を知らないハジメは頭を捻るばかり。
一方、天の助は劣勢のハジメを見て、ある物を投げた。
「ハジメ、受け取れ!!」
天の助が投げた物は、ミレディから貰った神殺しの力を持つ斧みたいな槍、ロンギンヌだった。
それが空一面、まるで雨の様に大量にハジメとエヒト達の元へと降り注ぐ。
「「何ィ―――――――――――――――――っ!?」」
圧巻の光景に、思わずエヒトと並んで驚愕するハジメ。
しかし槍の雨は止むことなく、容赦なく二人と軍勢を貫き続ける。
「くっ! 何を考えているのだあやつらは!?」
「ヤバイヤバイヤバイ!」
容赦ない槍の雨あられにエヒトとハジメは焦り、二人して防御を選択する。
「来い! 我が使徒よ!!」
エヒトは新たな神の使徒を近くに何体か呼び出し、防御させる。
もっとも、その防御自体はロンギンヌの雨には通用しなかったが、肉の壁となることでエヒトへのダメージ自体は防いだ。
「納豆真拳奥義、アイアンアンブレラ!!」
一方、ハジメは咄嗟に鋼鉄製のゾンビを呼び出し、盾にすることで雨を防いだ。
「やってること
「今更ですよ」
蹴りウサギが思わず叫ぶが、シアは諦観を隠しもせず言い切る。
その横では天の助とティオがハジメの防御策を見て感心していた。
「成程。アンブレラ→バ〇オハザード→ゾンビということか」
「完璧な連想ゲームじゃな……!」
「どこが?」
バカ二人の言い分に恵理がツッコミを入れるも、所詮敗残者の敵なので何の影響も及ぼさない。
最後に首領パッチは――
「ウフフやっくん……雨の日のデートも意外とオツね……」
(デートしてるですぅ――――――――!?)
槍の雨の中、普通の雨傘を差しながらデートをしていた。
「いてえじゃねえかお前コラァ!!」
「へぶっ!?」
「痛いのかよ!?」
だがやっぱり槍が刺さると痛いので首領パッチは鈴を殴り飛ばし、そのままの勢いで彼は懐からミレディから貰ったロンギンヌをハジメに投げた。
「ハジメ受け取れ! そいつは神殺しの槍だ!!」
「さっきと同じ槍が飛んできた!!」
「バカ! 違えよ!!」
「どう違うのさ!!」
ハジメが持つ当然の疑問に対し、首領パッチは目一杯声を張り上げてこう答えた。
「さっきの槍は、コイツが産んだ卵から産まれた子供だ!!」
「槍って子供産むんですか!?」
「子沢山じゃのう」
| ・今日の豆知識 槍は一回の産卵で千個の卵を産む。 |
「マンボウじゃん」
「ツッコむところはそこか!?」
槍に関する豆知識が虚空に表示され、読んだ感想を鈴が思わず零すも、何だかズレてるので蹴りウサギがツッコミを入れた。
一方、首領パッチが投げた槍を受け取ったハジメは即座に構え、エヒトへ飛び掛かる。
「何からよく分からないけど神殺しらしいから死ね!!」
「殺意が雑ですぅ!!」
勢い込んでエヒトに突貫するハジメ。
当然エヒトが黙って見ているはずもなく、神の使徒や光球をけしかけるが、それらは槍の一振りで次々消し飛んでいく。
やがてハジメはエヒトの元にたどり着き、エヒトの胸元に槍を突き立てた。
しかし――
「ククク……」
エヒトは消滅しなかった。
刺されたところから血は滲んでいるものの、決定的なダメージにはならず、厭らしい笑みを浮かべてハジメを見下す。
「ちょっと!? 話が違うんだけど!?」
「景品表示法違反か!!」
「弁護士呼ばなきゃ」
得意気なエヒトとは対照的に、神殺しの槍が通用せず動揺するハジメ、首領パッチ、天の助の三人。
しかし槍の効果に偽りなどない。そんな代物をミレディは託さない。
ならばなぜ通じなかったのか。答えはエヒトからもたらされた。
「いや、正直言って驚いたぞ。なにせその槍には神殺しの概念が宿っているのだからな。まともに受けていれば流石の我も滅ぼされていただろうな」
「だったら、大人しく死んでくれないかな……」
意地の悪い笑みを浮かべながら話すエヒトに対し毒づくハジメ。
だがエヒトは意にも介さず、笑みを浮かべたまま一同に解説を始めた。
「何、簡単なことだ。その槍が神殺しならば、神が受けなければいい」
「……成程のう」
「どういうことだ?」
エヒトの言葉の意味を理解したティオが苦々しく顔を歪めるも、理解できない天の助は思わず問う。
その答えはエヒト当人が教えてくれた。
「つまりだ。この体の槍を受け止めた部分のみ
「じゃあ――」
「おっと、止めたほうが良いぞ。他の部分に刺したところで、その部分を戻せばいいだけの話。そして今の我はこの体の魂に乗っている状態だ。つまり、いくら刺そうとその槍は貴様の仲間を傷つけるだけだな」
勢い込んで槍を引き抜こうとしたハジメを、エヒトは引き留める。
もっとも、その解説はハジメには何の関係もない。彼が考えていたのはまるで違うことなのだから。
「これ以上僕を、ハジケリストを舐めるなよ。納豆真拳㊙奥義――」
「うん?」
ハジメの反応が想定と違うことに訝しく思うエヒト。
彼の想定では、目の前の男は絶望し崩れ落ちる筈だったからだ。どう戦おうと、例え我を滅ぼそうとも仲間を助けることはできないという事実が、ハジメを打ちのめす筈だった。
しかし現実だと、ハジメは何一つ諦めていないどころか、勝機を見つけたとばかりに迷うことなく奥義を発動した。
「
「な、何だこれは!?」
辺りの風景が廃墟からいきなりオフィス街に変わり、戸惑いを隠せないエヒト。
戸惑っているのは彼だけでなく、シアに鈴、恵理にフリード。それから蹴りウサギも同じだがそこに構う暇はない。
ハジメはただエヒトを見据え、力強く宣言した。
「僕のやることは何も変わらない。ユエを取り戻す。エヒトは倒す。そしてトータスを救う。この世界はその一歩だ!!」
「貴様……我が世界を書き換えるとは……」
ハジメの行ったことに驚愕するエヒト。しかしそんなことはどうでもいい。
「覚悟しろ。そして教えてやる。納豆真拳の神髄を! 真のハジケリストの可能性を!!」
「そしてところてんを主食に!!」
「オレは主人公に!!」
「何か余計なのついてきた!!」
ハジメの決め台詞に天の助と首領パッチが後ろからついてきたので、恰好は付かなかった。