八幡「戸部、その告白の前に少し待ってくれるか」
戸部「っべー?待つって何を待つん?」
八幡「ちょっと、海老名さんにお呼ばれされたんだ」
海老名さんからのメールを見せた
あのメールの後に芝居用のメールを海老名さんが送ってきた。このメールを見せることで上手く誘導できるだろ
「はろはろ〜海老名だよ、急にごめんね〜 20時前位にあの竹の所に来て貰えるかな?大事なお話しがあるの。 あと、メアドは結衣から教えて貰ったから安心してね♪」
大岡「これって…あれだよな?」
大和「それな」
戸部「っべー…ないわー…でもでも!これが告白じゃないかもしれないし!俺もついて行くわー!」
上手く誘導は出来た…
後はどうやって戸部が告白できない雰囲気を作るかだ…ここで諦めてくれれば適当に海老名さんと時間潰せば終わりだったが 戸部の奴着いてくるき満々だしな
8時前に待ち合わせの場所に着いた
まだ海老名さんは来ていない…
俺の後ろの方で馬鹿どもがコソコソ隠れてる
あれ、絶対見つかるだろ…もうちょい上手く隠れられないのか…
あまりにも下手な隠れ方をするものだからそちらに目がいってしまう
海老名「はろはろ〜 ヒキタニ君」
八幡「っす」
海老名「ごめんねー中々抜けられなくてね」
海老名さんが来た方を向くと
雪ノ下と由比ヶ浜らしき人影が一瞬だが見えた
八幡「まぁ、お互い大変だな」
海老名「そうだね…」
海老名「昨日の昼に私が言った事を覚えてる?」
昨日の昼?どれの事だ?
海老名「分からないって顔してるね〜」
八幡「す、すまん…」
海老名「いいのいいの、気にしないで〜」
八幡「そろそろ…」
俺は催促した
後ろからも前からも視線が痛い
海老名「比企谷君…」
海老名さんが1歩前に出て俺の目の前に立った
海老名「比企谷君の事が好き…ううん、好きになっちゃったの、同じ腐った仲間同士だけど、比企谷君は私と違って捻くれながらも真っ直ぐに向き合ってくれた。私の無茶な依頼にもできる限り手を尽くそうとしてくれた。」
海老名「こんなハリボテみたいな関係を守ろうとしてくれた。私には出来ないことを…ううん、君以外誰も出来ない事をやり遂げてくれた。
そんな、君の姿を見て私ね…惚れちゃったんだ。だからね比企谷君、貴方の事が好きです!付き合ってください!」
それは本物の告白だった。
だけど、俺は…
八幡「っ!」
人の好意を信じられなかった…
今まで蔑まれながら生きてきて
人の好意というものを家族以外から
受ける事がなかったら、どうしても勘ぐってしまう
最低だと分かってる…だけど信じる事が出来なかった。俺は、そんな俺の事が大嫌いだ
八幡「……すまん」
そう言い残し俺は走ってその場を去った
胸が張り裂けそうな程痛い
こんな事しかできない自分を許せない
海老名side
振られちゃったな…私の初恋は実らなかった…
仕方ないよね…だって私、比企谷君の事利用しようとしてたんだから…あんな態度取られても怒る事も否定する事も出来ないよ…
涙が溢れてきた
自業自得だと分かってる
でも、どうして彼は…比企谷君はあんなにも
辛そうな顔をしたの!
それがどうしても気がかりだった。
戸部side
戸部「っべー、これ出ていくタイミング無くね?」
隼人「そうだな、ここは彼女らに任せて俺達はホテルに戻るぞ」
戸部「ヒキタニ君、海老名さんから告白されるとかうらやますぎ〜」
隼人「まぁ、でも彼は断ったみたいだしね」
戸部「でもでも〜海老名さんって誰とも付き合う気は無いって言ってたのはどういう事なの?」
隼人「さぁ…それは姫菜にしか分からないよ(きっと、依頼してるうちに、彼の優しさに触れたんだろう…)」
奉仕部side
結衣「ヒッキー行っちゃったね…」
雪乃「そうね…」
比企谷君、どうして貴方はそんなにも辛そうな顔をしていたの?
結衣「姫菜の所に行こっか」
雪乃「えぇ…」
その後海老名さんを慰めてホテルに各々戻って行った
そうして波乱の2日目は幕を閉じた