彼を抱きしめた形で頭をナデナデし始めて
何分が経っただろう…普段ならもう離してる
ところなのだけれど、安心しきった彼は
私の胸に顔を押し付けたまま眠ってしまったわ
まぁ、枕も少し硬いくらいが寝やすいと
聞いた事あし…私の胸は硬くないわよ!?
小さいとはいえ、ちゃんとあるし…
由比ヶ浜さんや姉さんに平塚先生に川崎さん…三浦さんが大きすぎるだけなのよ…
至ってふ、普通の筈よ?いえ、普通より少し…少しだけ小さいだけよ
何だか考えてて悲しくなってきたわ…
でもそろそろ起きてくれないと誰か来てしまったら…
ガラガラ
雪乃「ビクッ」
誰か来てしまった!とりあえず彼を乗車口の方に体を向けさせ ここはやり過ごしましょう
結衣「あれーゆきのんじゃん!やっはろー!」
ゆ、由比ヶ浜さん!?
雪乃「こ、こんにちはゆ、ゆ由比ヶ浜さん」
結衣「どうしたの?顔だけこっちに向けて
それに乗車口の方にそんな近づいて」
ど、どうすればいいの…
雪乃「い、いえ外の景色を見てただけよ」
結衣「そうなんだー ねぇゆきのんヒッキー見てない?昨日の事聞こうと思ったら私達が乗ってる車両に居なくて」
雪乃「え、えと…」
その時私の胸に抱きついてる比企谷君が少し動いた
雪乃「ヒャッ!」
結衣「ゆきのん!?どうしたの!」
由比ヶ浜さんがこっちに寄ってきてしまった
結衣「ひ、ヒッキー!?ゆきのんに抱きついて何してるの!!」
見つかってしまったわ
ごめんなさい比企谷君…
雪乃「こ、これは…」
結衣「ずるい!私も抱きつくもん!」
由比ヶ浜さんが何故か後ろから私を抱きしめてきた
雪乃「ゆ、由比ヶ浜さん!ちょ、ちょっと」
結衣「えへへーゆきのんいい匂いする〜」
雪乃「あ、ありがと///」
結衣「それとね、ヒッキーの事慰めてくれてたんだよね? 」
雪乃「」
結衣「ヒッキー 頑張ってくれたもんね…私達じゃ何も出来なかった事を1人でやってのけて」
雪乃「そうね」
本当に彼は頑張ってくれた
色々試行錯誤し、根回しをし
実行にうつった
その間私達がした事と言えば見守る位だった
そんな彼が1人で全部背負い込んでしまって…
雪乃「由比ヶ浜さん、そろそろ離してくれないかしら?」
結衣「えぇーいいじゃん」
雪乃「はぁ…分かったわ 空いてる席探して そちらで3人で座りましょ」
結衣「分かったー!」
その後F組の車両で美少女2人に囲まれて
寝ている比企谷が晒されることになってしまった
戸部「ヒキタニ君っべー! 結衣と雪ノ下さんに囲まれてるだなんて羨ますぎっしょ!!」
大岡大和「だな「それな」」
隼人「(良かったよ…君にもそうやって居てくれる人が居て…)」
海老名「ゆ、優美子…」
三浦「やばいっしょ、ヒキオの寝顔可愛いすぎ…」
海老名「だね…目瞑ったらこんなにイメージ変わるんだ」
この日からヒキタニ君は目を瞑ればイケメンだということが広まってしまった。
八幡「んぁ…あれなんで俺…」
目が覚めて体を動かそうとすると両方の肩に重みを感じた
八幡「何だ?」
自分の両隣りを見ると
俺の肩に頭を乗せて眠る美少女2人の姿があった
スースーと寝息をたて可愛らしい表情で眠っていた
あれ?俺確か……
思い出した…確か雪ノ下に抱きつかれたまま眠ってしまったんだった…
戸塚「おはよう八幡!」
八幡「おぉ、戸塚か」
戸塚可愛いよ〜毎日味噌汁作って
戸塚「あはは…声出てるよ八幡」
マジか!?
戸塚「えっとね、八幡刺されないように頑張ってね?」
は?刺される?どういうことだってばよ
そんな事を考えていると 多数の視線を感じた
嫉妬や羨望という類の視線だ
そっか…学年一の美少女とクラスでもトップカーストに所属し、校内でも有数の可愛さを誇る由比ヶ浜に囲まれてんだ そりゃこうなるか
それからトップカースト以外の男子から妬みの視線を向けられるようになったのは言うまでもないだろう