修学旅行から帰ってきて数日が経った
ある日のお昼休みの事
三浦から呼び出されてしまった
三浦「ヒキオ〜ちょっとこっち来て」
え、俺?なんで?
八幡「え?いや…」
三浦「何キョドってんの、キモいし…いいから早くこっち来るし」
断る暇もなく連行されてしまった
由比ヶ浜は雪ノ下とご飯食べに部室行ったし
戸塚は昼練に行ったので俺もベストプレイスに〜
と思ってたんだが…
八幡「…何の用だ?」
三浦「いいからいいから、そこの席に座って後ろ向けし」
なんかニコニコしながら言ってきたけど
いったい俺は何をされるんだろ…
シュッシュッ
八幡「ビクッ」
何か水?見たいなものをスプレーで頭にかけられた
三浦「ほーら、じっとするし」
全体的に軽く今を濡らされた所で髪の毛を触ってきた
八幡「ヒャウッ!?」
三浦「こしょばいかもだけど我慢するし」
そこから慣れた手つきで髪を整えられた
たまに首に指が触れたりして
何度もビクッとなったが何とか耐えることができた
てか一体何がしたかったわけ?
三浦「姫菜〜ちょっと眼鏡貸してくんない?」
海老名「ん?いいよ〜」
三浦に海老名さんが付けていたメガネを渡された
三浦「何してんの?早くつけろし」
そう言われ海老名さんの方をチラッと見たら微笑みで返してきた
え?なに?俺が付けていいの?
後で何か文句言われない?
とか考えていたが三浦に急かされたので
メガネをつけてみた
海老名「へ〜」
三浦「いいじゃん!」
え?何が?髪型変えられてメガネ付けただけだよ?
何でそんなにジロジロ見られてんの?
そんな事を思っていると葉山や戸部達が教室に戻ってきた
三浦「あ、隼人おかえり〜」
隼人「ただいま…えっとそちらの人は?」
俺の方をチラッと見てきて三浦に訪ねていた
いや、影薄いとは思ってたけどまさかお前からも忘れられる日が来るとは思ってなかったよ
海老名「ヒキタニ君だよ!!まさかこんなイケメンになるだなんて!!」
葉山と一緒にいた男どもが唖然としている
てか、イケメン?俺が?
隼人「驚いたよ…髪型と眼鏡だけでこんなに変わるだなんて…」
葉山がジロジロこちらを見てきた
いや、やめてくれ、やめてください!!
そこで海老名さんが鼻血出してぶっ倒れてるからね!
ハヤハチキタ-とか言って倒れちゃったからね!
戸部「っべー!!ヒキタニ君やべー!こんなイケメンだったなんて俺知らなかったわー もしかして俺も眼鏡つけたら〜イケメンなるんじゃね?」
八幡「は?俺がイケメン?」
隼人「あ、あぁ ほら今のヒキタニ君だよ」
そう言い俺の写真を1枚取り俺に見せてくる
八幡「誰だこのクール系のイケメンは」
三浦「いや、ヒキオだし」
えぇ!?なんなのこれ!?おれぇ!?
びっくりだよ!俺ってこんなにカッコよかったの!?
そんなこんなで昼休みが終わってしまった…
はぁ…昼飯食いそびれた…
放課後にマッ缶でも飲んで腹満たそ
そうしてその日は眼鏡を海老名さんに返し
髪を元に戻して 何も無かったかのように
一日を過ごした。
次の日
昨日三浦にメガネを持ってくるように言われて一応伊達メガネを持ってきたんだけど、やっぱり昨日と同じ展開になってしまった。
なんなら今日は自分のメガネがあるので、
髪もそのままで所謂イケメン八幡君の状態で昼休みからあとの時間を過ごした。
授業中は由比ヶ浜からの視線が物凄く痛かった
6限は平塚先生の授業で 終始こちらをチラチラ見ていた。いや、入ってきた時のあの顔といい少し失礼じゃないですか?
授業が終わり部室に行こうと思ったがその前に平塚先生に捕まってしまった。
平塚「ひ、比企谷…何があったんだ?もしかしてストレスでも溜まってこわれたのか?おい!比企谷!」
生徒指導室に連れていかれたと思ったら
肩を掴まれてそんな事を真剣な表情で言われた
平塚「すまなかった、そんなに学校が辛かったんだな…気が付いてやれなくてすまなかった…」
あれぇ?どういう事なの?
何で先生が謝ってんの?
なんでこんなに心配されてるの?
八幡分かんなーい
八幡「せ、先生!落ち着いて下さい!俺は特に何も無いですよ!ほら」
平塚「だ、だって 朝来た時はいつも通りだったじゃないか!あの腐った目をして!ボサボサの髪で、世の中を斜めに見た生意気なガキじゃなかったか!!」
うっわ酷い言われよう…間違ってないけど
八幡「はぁ…どうしてこうなった…」
その後なんとか平塚先生を落ち着かせて
部室にやってきた…絶対雪ノ下に怒られるだろうな
連絡してないし
ガラガラガラ
八幡「遅れてすまん、平塚先生に連れ出されてた」
……あれ?何も返ってこないぞ?
ふと前を見てみると紅茶を淹れたコップを持って固まってる雪ノ下お携帯を片手に持って固まってる由比ヶ浜の姿があったら。
こいつら器用だなービクともしてねぇ
てか、生きてるか?模型のように動かねぇぞ
とりあえず席に着いて本でも読むか
時が経てばいつも通りになるだろ
雪乃「ハッ!私とした事が目の前の光景を受け入れる事が出来なかったわ」
俺が部屋に入ってから30分程が経った
いや、いくらなんでも遅すぎだからね
雪乃「由比ヶ浜さん!目を覚ましなさい!」
へっと間抜けな声を上げて由比ヶ浜は起きた
結衣「あれ、私…何してたんだっけ?」
雪乃「時間見て見なさい…」
結衣「ぇぇえええええ!?いつの間に30分も経ったの!?」
雪乃「それで、そこにいるイケメン谷君 説明して貰ってもいいかしら?」
結衣「やっぱヒッキーだったんだ!!遠目でわかんなかったけどその髪型どうしたの!? 」
めんどくせぇ… 適当にあしらっても面倒が増えるだけだし本当の事言うか…
八幡「実はな………」
雪乃「それで、三浦さんに呼び出されイケメンにされたってことね」
八幡「大体あってる」
結衣「でもさー、なんで優美子気付いたんだろうね?」
確かに…あいつが俺の事興味あるように見えないし なんならクラス全員から意識外に追いやられてるまでもある。
そんな中あいつは俺の髪を整えて眼鏡を付けさせて
所謂イケメンに仕立てあげた
雪乃「大方新幹線で貴方の寝顔でも見られたんじゃないかしら?目を瞑れば悪い顔ではないのだから」
目を開いたら悪い顔なんですね
言うまでもなかったか
八幡「でも慣れねーなこれ… 髪もなんだか違和感感じるし」
結衣「でもヒッキーカッコイイよ!」
雪乃「そうね、世間一般的に見れば魅力的な男性なんじゃないかしら?」
もし、恋人とかそういう関係じゃなかったら
それだけで照れていただろうな
それに世間一般的か…ちょっといつとの仕返ししてみるか
八幡「それじゃ、雪ノ下から見てみてはどうなんだ?世間とか関係なく、雪ノ下の主観でいい」
予想外の返しに雪ノ下がしどろもどろしてる
最近…いやずっとしてやられてばっかだったからな
たまにはこういうのもいいだろう
雪乃「え、えっと…その…か、カッコイイわよ
私は好きよ…比企谷君の事」
八幡「っ!?///」
ちょ!ちょっと何言ってくれてるんですか!
今な一言だけで精神力すげぇ持っていかれたんだけど
ここがもし二人きりとかなら間違いなく抱きついてキスしてたわ!
八幡「っ、お、おう…サンキュな」
結衣「むぅ〜私もヒッキーの事大好きだからね!!」
うおっ!抱きついてくるな!いい匂い、柔らかい、なんで女子の体ってこんなに柔らかいの?
てか雪ノ下さんそんな怖い顔で見ないで
いや、本当に怖いから…
八幡「ぉおう…ありがとな 俺も2人のことは、なんつーか…その嫌いじゃないぞ」
雪乃「ふふっ」
結衣「あはは」
なんだ?急に笑いだして
雪乃「やっぱり比企谷君は比企谷君ね」
結衣「そうだね!ヒッキーは捻デレさんだもんね!」
何だよ捻デレって…
確かに捻くれてるけどさ
八幡「おい、由比ヶ浜そろそろ退いてくれないか?」
結衣「え〜 いいじゃん!減るもんじゃないんだし」
それ男のセリフなそれも悪いほうの
雪乃「由比ヶ浜さん、離れましょうね」ニコ
笑顔が怖いですよ雪ノ下さん
いや、なんでこっちに向けてるんですか?
由比ヶ浜が標的じゃないの?
結衣「分かった〜」
そういい、自分の席に戻って行った
そして少し時間が経つと下校時間になったので
各々自宅に帰り始めた
雪乃「待ちなさい」
八幡「ん?」
校門にさしかかろうとしている頃に後ろから雪ノ下の声が聞こえてきた。
雪乃「学校出て少し離れた所に公園があるのだけれど、少しそこに寄らないかしら?」
こいつから誘ってくるだなんて珍しいな
偶に買い物とか付き合わされるけど
基本デートとか全部俺からだしな
八幡「いいけど、どうしたんだ?」
雪乃「いえ…」
そうして二人並んで歩き
近くの公園に向かった