やはり俺は何度も選択を間違える   作:ゼロ少佐

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8話

八幡「それで、わざわざ公園に連れ出してどうしたんだ?」

 

学校を出て少し歩いた所にある公園のベンチに座り雪ノ下に問いかけた

 

雪乃「その、由比ヶ浜さんの事なのだけれど…」

 

雪ノ下が表情を暗くし俯いた

今までの雪ノ下からは考えられない位に

悩んでいる様子だ。いくら雪ノ下さんがちょっかいを掛けようが、こんな表情にはならなかった。

それ程に思い詰めているのだろう

 

雪乃「私達の関係を隠し通すのも限界と思うの」

 

それもそうだ。夏休みから付き合い始め、もう今は秋の半ば。もうすぐ生徒会選挙もあり、それを終えればすぐに冬がやってくる季節だ。

それ程長くの間 由比ヶ浜の事に隠していた

由比ヶ浜の好意に気が付きながらも俺達は

関係が壊れるのを恐れ、ずっと有耶無耶にしていた。

 

だけど、そんな関係は偽物だ。俺達が大嫌いな欺瞞そのものだ。だけど…それでもこの場所を守りたかった。

 

八幡「そう…だな」

 

由比ヶ浜は以前俺と雪ノ下が付き合っていると勘違いをし 奉仕部から離れていった事があった。彼女は人一倍空気を読んでしまうから 自分はその場に居ない方がいいと考えてしまう可能性がある。

 

だから俺達は逃げていた。

バレないように逃げ続けた

 

雪乃「この関係もそろそろ限界のようね…」

 

八幡「由比ヶ浜にどう告白するんだ?

下手したら逃げて行くかもしれん」

 

雪乃「そうね…」

 

少し考えるようなポーズを取り

目を瞑った そして数秒が経った

 

雪乃「……比企谷君…」

 

彼女はそっと目を開きこちらを向き

真剣な表情を向けてきた

 

雪乃「私達は別れた方がいいのかも…知れないわね」

 

言い終わるとそっと俯いた

 

八幡「……なぁ、雪ノ下」

 

雪乃「何かしら」

 

雪ノ下を抱きしめ言葉を紡いだ

 

八幡「俺は…俺はお前の事が…雪ノ下雪乃の事が大好きだ!だから、その… 俺はお前の為なら何を失ってもいいと思っている…だけどお前を失うのだけは嫌だ」

 

雪乃「私も…私も比企谷君の事が好き…大好き」

 

弱々しくもハッキリと言葉にしてくれた

それだけで小躍りしそうな程嬉しかった

 

八幡「んっ」

 

雪乃「んぁっ」

 

優しく口付けをし抱き合っていた腕を離した

 

 

 

陽乃「え……」

 

互いに少し距離を取った時に陽乃さんの存在に気がついた

 

八幡「あっ…」

 

雪乃「ね、姉さん…」

 

陽乃「あ、あはは〜ごめんね、私お邪魔だったね

ちょっと2人の姿を見かけて追いかけてみただけだから またね!」

 

言い終わると陽乃さんは物凄い勢いで走り去っていった

 

八幡「…見られたな」

 

雪乃「///」

 

八幡「……由比ヶ浜の事は2人でちゃんと考えような」

 

雪乃「えぇ」

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