獣電戦隊キョウリュウジャー・スーパーヒーロー大戦~史上最強のヒーローチーム   作:シャンディ

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第2話 強敵!!甲冑の魔人!!

日本……スピリットベース。

ここは獣電戦隊キョウリュウジャーの安らぎの場所で、青色の体毛と赤い嘴……そして黄色い目をした鳥人が獣電池を強く握りしめて涙を流し、心を痛めていた。

賢神トリン……大昔はキョウリュウジャーと敵対するデーボス軍の「魔剣神官トリン」として地球を破壊する側だったが、、恐竜達をはじめとする地球の生き物達の生命の躍動する様に感動して、デーボス軍を離反。

今ではキョウリュウジャー達の司令官、そして自らも閃光の勇者・キョウリュウシルバーとして、デーボス軍と戦う正義の戦士に改心している。

 

「最強と謳われた大地の勇者が逝ったか……自分の命を犠牲にし、我らに地球の未来を託したのだな……」

 

二日程前の出来事だ。

トリンは街で偶然、ゾーリ魔達に襲われ、逃げていた白いドレスを着た二十歳前後の女性を救ったのだが、その女性は獣電池をトリンに渡し、そのまま意識を失った。

最初は病院に連れて行こうとも考えたのだが、ゾーリ魔達に襲われていたところを見るに、何かデーボス軍にとって、都合の悪い情報を握っている可能性が高く、再び狙われる可能性が高い。

そう考えて、スピリットベースで安静にさせることにしたのだが、未だに意識が戻らないでいた。

 

そこで、トリンとキョウリュウジャーの面々は女性が持っていた獣電池がカギだと考えて、キョウリュウジャーのキング(リーダー)である牙の勇者・キョウリュウレッドこと桐生ダイゴの恐竜の頭部を模した銃・ガブルボルバーに女性が持っていた獣電池を埋め込む。

すると目の前に広がったのは、アメリカのロッキー山脈で魔物が閉じ込められているといわれる洞窟にある扉を監視する役目を担っていたキョウリュウブラウンの記憶であった。

 

その中には獣電池を持っていた女性の姿も映りこんでいたのだが、白銀に神々しく輝くダイヤモンドのような鎧に身を包んでいて、先端が鋭く尖った矛を片手に洞窟を守護するキョウリュウブラウンを攻撃し、守護していたキョウリュウブラウンを戦闘不能にし、洞窟にある禁断の扉を開いてしまったのだ。

スピリットベースで寝ている女性からは意識がなくとも、優しく、清らかなブレイブをひしひしと感じるのに、キョウリュウブラウンを攻撃した女性からは憎しみに満ちた、邪悪なブレイブを発していた。

それを見て、キョウリュウジャー達の面々は女性は何者かに操られただけだと、すぐに悟る。

 

その直後、すぐに女性を操った敵の正体が露わになった。

頭部が角のように尖っており、中世の騎士のような甲冑をまとい、甲冑によって素顔は見えないが、赤い目が光っている。

そして敵の左手そのものが剣に変形。

その魔人は自らをアストラスと名乗り、アストラスが首に掛かっているに虹色の宝石を扉の前に翳すと、宝石は太陽より何百倍も、眩しい光を放ち、暗黒魔人軍が封印されていた扉が開く。

 

今、この瞬間に暗黒魔人軍の封印が解かれ、野に放たれたのだ!。

 

「Oh、My……ただでさえデーボス軍で手一杯だというのに……敵勢力がもう一つ増えるなんて!」

 

ため息をつきながら、黒い服に整った黒髪の美青年、弾丸の勇者・キョウリュウブラックことイアン・ヨークランドがが頭を抱える。

 

「いや、デーボス軍は恐らく高みの見物を決め込むだろう……」

 

「え!? どういう事!? まさか魔人軍は危険だから戦いを棄権するとか!? ……アレ? もしかして、お呼びじゃない? 失礼しました~……」

 

まるふく屋というロゴが入ったTシャツとモジャモジャとヘアースタイルが特徴的な鎧の勇者・キョウリュウブルーこと有働ノブハルがオーバーリアクションとくだらない親父ギャグを言って場を凍りつかせる。

 

「もう、ノッサン! 今は親父ギャグいってる場合じゃないでしょ!」

 

「はい……反省します……」

 

黒髪のロングヘアーにモデルのようなスラッとした体型をしているお嬢様、角の勇者・キョウリュウピンクの変身者であるアミィ結月がノッサンにツッコミを入れる。

 

「……話の続きだが、暗黒魔人軍の戦力、戦士の質、どちらもデーボス軍の比ではないのだ」

 

「何でそんな事分かるの?」

 

茶髪に緑色の学生服を着た16歳、斬撃の勇者・キョウリュウグリーンの変身者、立風館ソウジが顔色一つ変えることなく、トリンに理由を聞いた。

 

そしてソウジに理由を聞かれたトリンは過去の戦いについて語り出す……。

 

かつて太古の昔、デーボス軍と暗黒魔人軍と戦いが起こった事があった。

トリンやデーボス、カオスなどが第一線で活躍し、デーボス軍は全盛期だったのだが、次第に苦戦を強いられることになる。

そしてデーボスが命を賭けた攻撃ですら、封印することが精一杯だったのだ。

 

敵の強さは魔人軍と戦ったトリンやカオス自身が一番分かっている。

 

デーボスもトリンもいない今、まともに戦えば、デーボス軍に勝ち目はない。

だからデーボス軍はキョウリュウジャーと魔人軍が戦力を削り合って疲弊したところを一気に攻め込むつもりだろうとトリンは説明した。

 

その説明の直後、トリンの髭が靡く。

 

「デーボスか?」

 

「いや……魔人軍だ……恐らくアストラスだろう」

 

「相手がどんなに強かろうが、関係ねぇよ 俺達は絶対に負けねぇ! なぁ? みんな、そうだろ!?」

 

ダイゴの問いかけにキョウリュウジャー全員が力強く頷く。

 

「よっしゃ! こうなったら、弔い合戦だぁっ!」

 

「待て!……まずは敵の戦力をだな……」

 

「おいおい、トリンらしくねぇぞ? 俺達はブラウンに会ったことはねぇけど、ブラウンも獣電戦隊の仲間だ ブラウンは俺達に自分の命と引き換えに、俺達に未来を託したんだろ?」

 

「そうだが……」

 

「ここで行かなきゃ、ブラウンの想いが無駄になっちまう! ここで行かなきゃ史上最強のブレイブチームの名が廃るってもんだ! 俺達がトリンを信じたように、トリンも俺達を信じてくれ!」

 

その言葉にトリンは何も言い返せなかった……戦場に赴く、キョウリュウジャーの面々を見送る事しかできなかった。

そして些か、過保護になっていたのかもしれないことに気づかされる。

もしかしたら、若き勇者達は……ヒーロー達は自分の知らないうちに、立派に成長していたのだ。

 

だが、もしアストラスを倒せたとしてもアストラスは魔人軍の中では鉄砲弾のような存在だろう……今のキョウリュウジャーのブレイブでは親玉の黒き意思を倒せない。

完全に倒すには歴代のヒーロー達でさえ到達できなかったブレイブの究極に目覚める必要性がある。

で、なければ、どんなに強くても、黒き意思を完全に倒すことはできない……それをトリンは過去の戦いで学んだ。

 

これからは心を鬼にして、まさしくライオンの親が子どもを崖から突き落として、たくましく成長させるが如く荒治療を施すことをトリンはその時、心に決めたのだった。

 

____________________________________________

 

地上……都内の広場にて……

 

 

「聞いて驚けぇえええええ! 牙の勇者! キョウリュウレッド!」

 

「弾丸の勇者! キョウリュウブラック!」

 

「鎧の勇者! キョウリュウブルー!」

 

「斬撃の勇者! キョウリュウグリーン!」

 

「角の勇者! キョウリュウピンク!」

 

「史上最強のブレイブ! 獣電戦隊!」

 

【キョウリュウジャー!】

 

敵は間違いなくブラウンの命を奪ったアストラスだ。

キョウリュウジャーの五人は怒りに震える。

 

「お前がアストラスか……」

 

「そうだ! 我が名は暗黒甲冑のアストラス! お前らが匿っている女を渡せば、命だけは助けてやるが、どうする?」

 

「ふざけるなっ! お前、よくもブラウンをっ!……許さなねぇ……みんな行くぞ!」

 

「出でよ! 暗黒ゾーリ魔!」

 

地面から虫が湧き出るように、大量のゾーリ魔達が出現し、キョウリュウジャーを倒そうと、一斉に襲いかかる。

 

しかし、デーボス軍との戦いで培った経験は伊達ではない。

 

まずキョウリュウブラックの百発百中の銃が前衛の戦闘員の数を減らす。

 

「楽勝ぉう!」

 

キョウリュウブルーは持ち前のパワーでゾーリ魔の足を掴み、目が回る程、回転し、投げ飛ばす。

 

「ノブハル! スーパージャイアントスウィング! ヨイショォ!」

 

キョウリュウピンクはキョウリュウブルーの周りの敵を強靭な脚力を活かした蹴りで、フォローする。

 

「one, two, three  Wow!」

 

キョウリュウグリーンは剣を逆手に持ち、群がる敵を目にも止まらぬ速さで切り刻んでいく。

 

「暗黒魔人軍とやらも大したことないな……」

 

キョウリュウレッドは銃と格闘技を使い分け、ティラノサウルスをイメージしたような荒々しく、ワイルドな戦闘スタイルでゾーリ魔達を寄せ付けない。

 

大量のゾーリ魔を倒し終えたメンバーがキョウリュウレッドの周りに集合する。

 

「見たか! これが俺達、獣電戦隊の力だ!」

 

「そうだ! 僕達は個人でも強いけど、一人一人のブレイブを合わせたら、もっと強くなるんだ!」

 

「たまにはいい事いうねぇ! ノッサン!」

 

「いや……‘たまには‘は余計だけど」

 

カッコいいことをいったキョウリュウブルーだったが、キョウリュウブラックの茶化しに落ち込む。

 

キョウリュウブルーとキョウリュウブラックのやり取りを見終えると、アストラスは腹を抱えてゲラゲラと笑い出す。

 

「一人一人の力だぁ? ……ゾーリ魔如きを倒した程度で調子に乗るなぁ! 喰らえ!鎌鼬!」

 

アストラスの左手が剣に変形。

 

そして左手を空中に高く掲げ、振り下ろす。

 

つむじ風が発生し、キョウリュウジャー五人のボディを切り裂き、強化スーツから火花が飛び散る。

 

そのつむじ風はまさしく、日本に伝わる伝説の怪異‘鎌鼬‘そのもの……一つ違うとすれば、本来の鎌鼬は傷を受けるも痛みはないが、アストラスが放つ鎌鼬は強化スーツを通り越して、生身の肉体をも傷つける。

たった一撃浴びただけで、キョウリュウジャーを地面に伏せさせる威力を誇るのだ。

 

再び、アストラスはキョウリュウジャーに向かって剣を振るう。

 

「ステゴシールド!!」

 

ステゴシールド……獣電竜ステゴッチの頭部を模し、無敵の防御力を誇り、ステゴッチのように強固な防御でどんな攻撃も弾き返すのだ。

 

「アストラス! ステゴシールドがある限り、お前の攻撃は通用しないぞ!」

 

キョウリュウブルーはアストラスステゴシールドを盾にアストラスに近づく。

 

「鎌鼬を防ぐとは! だが……これならどうかな?」

 

アストラスの右腕がつむじ風に包まれ、キョウリュウブルーに突進する。

 

つむじ風に包まれた右腕とステゴシールドが激突する。

 

拳と盾がぶつかりあった瞬間、二人の空間だけが時間が止まっているように見える。

 

「中々、固い盾のようだが……我が拳の敵ではない!」

 

一進一退の攻防を繰り返していたが、アストラスの拳がステゴシールドとキョウリュウブルー共々を押し飛ばす。

 

「我は甲冑……いわば全身そのものが武器なのだ!」

 

今度はキョウリュウブラックが銃を放つも、固い甲冑の前に弾丸そのものが弾かれる。

 

諦めずに銃を放つが、アストラスはつむじ風を発生させ、その風の力でキョウリュウブラックの弾丸をキョウリュウブラック自身に浴びせる。

 

「今度は私達が! ソウジくん!」

 

キョウリュウグリーンの放った斬撃の勢いに乗ったキョウリュウピンクの蹴りがアストラスの甲冑を捉えるが、ビクともしない。

 

逆にアストラスの蹴りで吹っ飛ばされたキョウリュウピンクキョウリュウグリーンに激突。

 

「お前、強ぇな……でも俺達は負けるわけにはいかねぇんだ!」

 

キョウリュウレッドは立ち上がり、アストラスに向かって走り出したが、それを待っていたかのようにアストラスは剣を振り下ろし、鎌鼬を発生させる。

 

「何だと!?」

 

しかしキョウリュウレッドもその攻撃を既に見切っていた。

 

「お前の剣なんざ、空蝉丸の足元にも及ばないぜ!」

 

キョウリュウレッドは鎌鼬のつむじ風の中から無傷で現れ、そのままアストラスの胸部を殴る。

何度も何度も殴り、そして蹴る……しかしアストラスの甲冑を傷つけることができない。

 

そして剣は振り下ろされ、キョウリュウレッドの肩から胸部を切り裂いた。

 

「ぬわぁぁぁぁぁっ!」

 

キョウリュウレッドはその場に膝をついてしまう。

 

「クッソォ……」

 

「終わりのようだな……死ねぇぇぇぇ! キョウリュウレッド!」

 

【キングゥゥゥゥゥゥゥゥ!!】

 

キョウリュウレッド以外のキョウリュウジャーが振り上げられた剣を見て、叫ぶが、誰も立ち上がれるような状況ではなかった。

アストラスの剣を至近距離でまともに喰らえば、間違いなく、キョウリュウレッドは重症……最悪の場合は命を落とす可能性がある。

 

振り下ろされた剣……しかしアストラスの剣がキョウリュウレッドを捉えることはできなかった。

キョウリュウレッドの斜め横から現れた剣がキョウリュウレッドを救ったのだ。

 

アストラスの剣とキョウリュウレッドを救った男が鍔迫り合いになる。

そして銃弾がアストラスの甲冑を捉える。

 

不意打ちにさすがのアストラスも後退する。

 

「遅れて申し訳ないでござる!」

 

キョウリュウレッドを助けたのは金色の陣羽織と籠手を着けている青年……空蝉丸といいい、雷鳴の勇者・キョウリュウゴールドの変身者である。

 

「話はトリンから聞きました!」

 

そういうのはおさげ髪に紫色のふちをした眼鏡の美少女は弥生ウルシェード……海の勇者・キョウリュウバイオレットの変身者だ。

 

「ウッチー! 弥生! 助かったぜ!」

 

仲間の助けにためいきをつき、感謝するキョウリュウレッド。

 

空蝉丸と弥生はすかさず、獣電池にブレイブを込める。

 

「いざ、尋常にキョウリュウチェンジ!」

 

「ブレイブイン! キョウリュウチェンジ!」

 

【ファイヤー!!】

 

「雷鳴の勇者! キョウリュウゴールド!」

 

「海の勇者! キョウリュウバイオレット!」

 

キョウリュウゴールドとキョウリュウバイオレットの姿を見て、舌打ちする。

 

「まぁ~だ仲間がいたか……つくづくメンドクサイ奴らだ!」

 

キョウリュウバイオレットの銃でヒット&アウェイ戦法の援護射撃、キョウリュウゴールドは至近距離で愛用の大剣・ザンダーサンダーを振るう。

巧みなコンビネーションでキョウリュウゴールドの剣がアストラスの胸部を一突きする。

しかし、少し火花が散っただけで、痛がる様子がない。

 

「この、五月蠅い蠅共がぁ!」

 

キョウリュウゴールドをアストラスの剣が斜め下から斜め上に向かって切り裂く。

その威力にキョウリュウゴールドのスーツから火花が飛び散り、地面に倒れ、ゴロゴロと転がる。

 

「つ、強いでござる……」

 

「ウッチーさん!」

 

「弥生殿! こうなったら拙者と弥生殿のブレイブを合わせて攻撃するでござる!」

 

「はいっ!」

 

「ブレイブイン!」

 

キョウリュウゴールドは獣電池を三本篭手に装着し、キョウリュウバイオレットの背後で剣を構える。

そしてキョウリュウバイレットはキョウリュウゴールドの目の前でしゃがみ込み、銃をアストラス向けて構える。

 

「ブレイブフィニッシュ・雷電残光!!」

 

「はぁぁぁぁぁっ!!」

 

キョウリュウゴールドの必殺技とキョウリュウバイオレットの銃の威力が合わさり、紫色のビームを金色の雷光が包み込む。

さすがにこの技を浴びれば、アストラスとて無傷というわけにはいかない。

 

アストラスは剣でその技を受け止めるが、徐々に後退していく。

 

しかし甘かった……アストラスはその攻撃を押し返したのだ!。

 

押し返された攻撃はキョウリュウゴールドとキョウリュウバイオレットを直撃。

 

二人は強制的に変身を解除され、その場でうめき声をあげながら、うつ伏せに力なく倒れている。

 

「弥生! ウッチー! アストラス!絶対に許さねぇぞ! ブレイブイン! ファイヤー!」

 

ガブティラ・デ・カーニバル!!。

 

キョウリュウレッドの相棒ミニティラが変形したカーニバル時専用の銃。

この銃によって変身しガブリボルバーと合体することによってガブリカーニバルとなり 必殺技の『獣電カーニバルフィニッシュ』を放てるのだ。

 

「獣電カーニバルフィニッシュ!!」

 

獣電カーニバルフィニッシュを全身で受け止め、甲冑の中心部で爆発が起こるが、アストラスはピンピンしている。

 

「中々の威力……だが、その程度の攻撃では我が甲冑にヒビ一つつけることはできんぞ!」

 

「それは、どうかな! お前の甲冑をよく見てみろ!」」

 

「何だと!? 我が甲冑にヒビがっ!……」

 

アストラスは甲冑の胸部を見て、驚愕する。

甲冑に小さなヒビが入っていた……そして、そのヒビは少しずつ、広がっていく。

 

「俺が……いや、俺達が何の考えもなく、お前の甲冑を攻撃してたと思ってんのか?」

 

そう……キョウリュウジャー達は甲冑の中心部を狙い、攻撃していたのだ。

アストラスの甲冑は強固で、闇雲に攻撃したところでダメージを与えるのは不可能。

だからキョウリュウジャー達は同じ場所を狙って攻撃を開始した。

一人一人の攻撃では通用しなくとも、同じ場所を全員が少しずつ攻撃することで、アストラスも知らないうちにダーメジを与えられる

 

「成程な……だが、キョウリュウレッド……一対一なら俺が勝っていた……お前程度では黒き意思様に勝てないのだ!」

 

アストラスは甲冑全体にヒビが広がり、そのまま爆死。

 

みんなでもぎ取った勝利……歓喜に沸くキョウリュウジャー達だったが、暗黒魔人軍の強さを痛感し戦いでもあった。

それでも、獣電戦隊キョウリュウジャーは戦う……地球に平穏な日々が来ると信じて……。

 

_____________________________________________

鹿児島県・屋久島……大自然の中にある寺の中に太鼓を叩く音が聞こえる。

 

寺の中では中年の男が一人、太鼓を叩き続けている。

 

「♪もうすぐ祭り~ 祭り祭り もうすぐ祭り~楽しみだ」

 

かの有名な童謡メリーさんの羊をもじった替え歌を歌いながら、精悍な顔つきで男は太鼓を叩き続けていた……。

 

 

つづく

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