俺ガイル短編集   作:ゼロ少佐

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キスの日なので
キスを題材にした八陽ものを書きました!




キスの日に起きた奇跡

キス…それは恋人通しが愛を確かめるためにする行動である。唇と唇を合わせて相手の体温をまじかで感じ、相手の心を支配するとてもロマンチックなものだ……いや最後の一言で台無しだな

 

何故今こんなことを言っているのかと言うと

今日、5月23日はどういう訳かキスの日と言われているのだ。確か由比ヶ浜辺りが理由を言っていたがもう忘れた…俺にそんなラブコメなんて起きるわけがないからな!とさっきまでそう思っていた

 

 

 

そう、ラブコメクラッシャーことこの俺…比企谷八幡はキスの日にまさかファーストキスをしてしまうだなんて思っていなかったから

 

 

 

学校が終わり放課後に奉仕部の活動(読書)をし何事もなく終わるはずだった。

 

部活が終わり…俺は久しぶりに本屋によろうと思い駅前に来てしまった。駅前に着くと人集りができていて、その中心に見覚えのある人物が立っていた。

 

その女性はあの雪ノ下雪乃を彷彿とさせる程の美人でその豊満な胸にスラーっとした脚…そしてあの怖くて怖くて仕方が無い仮面をつけていた

 

ここまで特徴を言えばみんなお察しだろう

そう雪ノ下陽乃だ

 

その雪ノ下陽乃に男が二人言いよられていた

筋肉質で身長も180cm以上ありそうな

強面のモロヤンキーと言えるだろう人達から

 

陽乃「だから、人を待っていると言ったでしょ。貴方達と出掛ける時間なんて私にはないの」

 

機嫌悪そうに雪ノ下さんは言葉を吐き捨てた。

 

多分そんな予定は無いだろう…何せあの人いつもブラブラ街を徘徊してるし…妙にエンカウント率高いし…

 

でも、そんなことを知らない男達に言うのなら少し位は効果があるだろう…とそう思っていたが

 

「えーでもさっきからその待ち人は全然来ないしさ、俺たちと遊びに行こうぜ〜」

 

「そうだよ、俺たちの方が絶対楽しませてやれるからさ」

 

そんな何の信ぴょう性の無い言葉を吐き

雪ノ下さんの腕をつかもうしていた

 

八幡「チッ」

 

その時俺は走り出していた

陽乃さんの怒っているようで、不安で怖くて仕方なさそうな表情を見ていられなくなった

 

八幡「おい、何人の彼女に手を出してんだ」

 

ドスをきかせ男共に言葉を浴びせた

もちろん彼女でも無いし、助ける義理もないのだが、どうしてだか分からないが怒気を孕んだ声が出た

 

「おい!なんだテメー」

 

「おい、ガキが調子乗ってると痛い目見るぞ

もし、嫌なら大人しく家に帰るんだな」

 

八幡「さっき向こうで警察呼んでる奴いたけど…それでもいいならやれよ」

 

態と挑発するような言葉を吐き

意識を雪ノ下さんから俺に誘導した

 

「あぁ!?そのふざけた面潰してやる!」

 

そう言い男の1人は腕を振るいあげた

 

あぁ、こいつに殴られて俺助かるかな…

 

その時もう一人いた男が殴りかかろうとしている奴の腕をつかみ止めた

 

「やめようぜ、動画取られてるし…それに本当に警察来たらヤバいし」

 

もう1人の方は俺が警察という言葉を出し

正気に戻ったようだ…助かった

 

そうして2人は駅の方に消えていった

 

八幡「…大丈夫ですか?雪ノ下さん」

陽乃「比企谷君…怖かったよ……」

 

服の袖をそっと掴み

体を震わせていた

 

このままじゃ目立ってしまうので

近くのベンチに移動し雪ノ下さんをなだめた

プルプル震える雪ノ下さんはもの凄く新鮮でイケナイ気持ちになりそうだった

それから暫くして

 

 

 

陽乃「比企谷君、本当にありがとね…助かっちゃった」

八幡「いえ、俺は当たり前の事をしただけなので」

 

陽乃「当然では無いよ…比企谷君しか出来なかったし」

 

そう言い俺はその場に立ち上がった

 

八幡「も、もう、大丈夫そうですし俺は行きますね」

 

俺は照れくさそうに話を終わらせ

その場を去ろうと歩きだそうとすると

服をグイッと引っ張られた

 

八幡「うおっ!?」

 

陽乃「んっ」チュッ

 

びっくりして振り返ると雪ノ下さんからキスをされた

 

陽乃「えっと…さっき助けてくれたお礼…それと私の気持ち」

 

惚けていた俺に雪ノ下さんは首の後ろに手を回し抱きしめ、自分の胸に俺の顔を押し付けた

 

ドクドクと心臓の鼓動が聞こえてくる

それも物凄く早い

雪ノ下さんも緊張しているのだろう

 

八幡「ゆ、雪ノ下さん!?」

 

陽乃「ほら、私ねこんなにもドキドキしてるんだ…」

 

少し恥ずかしそうに顔を赤く染めながらもこちらに語りかけてきた

 

陽乃「今こうしてるのもすごく恥ずかしいけどね、それ以上に君とこうしてくっついていられるのがすごく幸せなの……比企谷君、私をこんなにもさせた責任取ってくれる?」

 

その時の雪ノ下さんはどんな表情をしていただろうか?ものすごく魅力的で妖美な色気を出していたのか、はたまた断れるのが怖くてビクビクしていたのか…俺には分からない

 

俺は直ぐに応える事が出来なかった

今までの雪ノ下さんのイメージは怖いお姉さんだとか、強化外骨格を付けて人を弄ぶ人だとか、雪ノ下や俺を困らせて引っ掻き回すような人だったから。

だけれど今俺の目の前にいる雪ノ下陽乃は外骨格だとかそういうものは無い、本物の雪ノ下陽乃だった。

実は弱くて普通に恋をしてしまう乙女な雪ノ下陽乃だった。

俺は…そんな雪ノ下さんの事を考えていると

どんどん雪ノ下さんの事をもっと知りたくなった

どんな風に笑うのだろうか…どんな風に照れたりするのだろうか…どんな風に怒ったりするのだろうか…

そう考えているうちに俺は雪ノ下陽乃と言う人物に吸い込まれていった。そうして俺は

 

八幡「………はい…俺でよければ」

 

陽乃「…ふふっ、これで恋人同士だね…比企谷君」

 

2人は見つめ合いそして笑った

 

八幡「そうですね、雪ノ下さん」

 

雪ノ下さんは俺の拘束をとき

俺は雪ノ下さんの隣に座った

 

陽乃「こんなあっさり人の事好きになるだなんて思って無かったな〜でも比企谷君からなんだろうな…前から気になってはいたし」

 

八幡「そうなんですか?」

 

陽乃「だって、興味ない人に約1年もちょっかい掛けると思う? まぁ、今日まではおもちゃとしか見てなかったけど」

 

八幡「いや、おもちゃって…」

 

陽乃「でも、そのおもちゃも今は私の彼氏なんだから♪」

 

八幡「そうっすね」

 

はぁ…とため息をついた

 

陽乃「ねぇ、八幡…本当にありがとね」

 

八幡「だから、俺は当然の事をしただけだと」

 

陽乃「その事もだけど…私を選んでくれて」

 

そう言っている彼女を見ると

恥ずかしそうに目を瞑り

唇をこちらに少し突き出した

 

八幡「大好きですよ、陽乃さん」

 

そっと自分の唇を近づけ そして

ふたつの影はひとつに重なった

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