死の恐怖で大泣きするアチャモをなだめて慰めて数十分、ようやく落ち着いてくれたアチャモを膝の上に。バチュルを定位置と化している頭の上に乗せて、オレとヨウタは再び居間で向き合っていた。
「ロトム、解析結果は?」
「う~ん……付着してる灰は、ホウエンのハジツゲタウン周辺で見られる火山灰のそれっぽいロ。エーテルパラダイスの残留物質は無いロ」
「実はこっちの世界に元からいた……なんてないよね?」
「無い。断言していい」
「じゃあ、ウルトラホールが開いた……?」
……状況証拠から見れば、まあ、そう考えるしかないが。
「ウルトラホールが開いたら、ロトムが感知できるんだろ?」
「うん、でもボクたちがこの世界に来てからのものだけロ。それより前にこっちの世界で開いたものは、感知できないロ」
「……ってことだから……」
「で、うちの鶏小屋にか……?」
二度もこんな偶然が続くとか、なんて日だ。
それにしても危うかった。もうちょっとでばーちゃんの必殺剣でそのまま晩飯の食卓に並ぶところだった。もうちょっと開く場所考えてくれよ。
「ガバガバじゃねえの、ウルトラホール……」
「ホントにね……!!」
ヨウタは、今にも血涙を流しそうな表情で歯噛みしながらそう答えた。
どうやらよっぽど嫌なことがあった……いや、そもそもレインボーロケット団が来た理由もそれだし、ヨウタたちがこっちに来た発端もそれ。ルザミーネの錯乱も元々はウルトラホールがガバッたせいだ。嫌なことだらけだな。そりゃ嫌う。仕方ねえわこれ。
……まあ、ともかく。今のうちだな。
「ロトム、ちょっといいか?」
「何ロ?」
「こっちの世界のパソコンって対応してるか? スマホでもいい。とにかくネットに繋げるヤツ」
「パソコンなら大丈夫だロ。端子の規格を合わせれば」
「オッケー。それならいけるな。ネット上のポケモンの関連ページやデータ、かき集めといてくれないか。多分後で絶対必要になる」
「お任せロト~」
言いつつ、ロトムは近くのパソコンに自らの端子を接続。目にも止まらぬ早さでネット検索を始めた。
「何をさせてるんだい?」
「もしウルトラホールからドバッとポケモンが出てきたりしたらとんでもない異常事態だろ? もしそれが世界規模で起きたら、それだけ混乱も深まる。ポケモンの情報を求める人がネットに殺到するだろうから、サーバーもダウンするだろ、多分。そうなる前にストレージに保存していつでも見られる状態にしとくのがいいんじゃないかって」
サカキはなにも未知のポケモンを使ってたわけじゃない。ミュウツーも破格の能力を持ってはいるが、それでも既存のポケモンの範疇にはなんとか収まる程度だ……と思う。ソルガレオで追い詰めることができていたのだから、そこは間違いない。
だからこそ、情報は重要だ。どの技を使えば最も効果があるか、どの能力が秀でているか、どの能力に穴があるか……それを知ることができれば、次に戦う時にはより効率よく動けるはず。
オレのせいで逃げられたんだ。オレにできる範囲でサポートしていくのが筋だろう。
今はまだ、オレの近くにいるバチュルとアチャモの二匹だけだが、「まだ二匹」なんじゃない。「もう二匹」なんだ。この数時間で二匹もポケモンが現れていることは、偶然のものとは考えづらい。まだ推測とはいえ、推測で終わるとは到底思えなかった。
「そういうことなら、アキラにはこれ、渡しとくよ」
「これ……って、モンスターボールか!? うおっ、すっげぇ……これが本物か……!」
「お、大袈裟じゃない……?」
「大袈裟なもんか! オレたちの世界には存在しない技術の塊だぜ!?」
「そ……そっか……」
それがヨウタたちの世界では200円! すげえ!!
大量生産品だからどうした。大量生産できるってことは、つまり大量生産できるだけコストを下げられるノウハウがあるってことだ。原料もきっと普通にどこにでもあるものを使っていることだろう。興奮くらいすらぁ!
「……興奮してるところ悪いけど、バチュルとアチャモ、その中に入れてあげた方がいいよ……って話だったんだけど」
「ん。そうなのか?」
「二匹ともアキラによくなついてるみたいだし、これから先どうなるか分からないからね。ポケモンが生態系に根付いちゃうほど流入したら、連れて帰ってもしょうがないような状態になるかもしれないし……仮にそうはならなくても、モンスターボールに入れておいた方が、ウルトラスペースを移動してる最中に落とす……なんてことにならないから」
「そっか、なるほどな」
「あと、珍しいポケモンがいると盗む人もいるかもしれないし」
「なんだそれこわ……」
そういうことする人がいること自体は知ってる。共感も理解もできないけど。
まあ、ともあれあとは二匹が受け入れるかどうかの問題か。ヨウタからボールを受け取ってバチュルの前に差し出すと、自ら開閉スイッチを押してボールの中へと入っていった。
……あまりにあっさりした結末に内心「えぇー……」なんて思っていると、アチャモの方は、やけに慌てた様子で、同じように自らボールの中に入った。全然揺れない。よっぽど食肉扱いを受けたことがショックだったようだ。そりゃショックだろうが。
ボールを放り、二匹を再び外に出すと、また二匹とも元の位置に戻っていった。どうやらそれぞれ頭の上と膝の上を定位置に定めたらしい。さっきよりもちょっと遠慮が無いようにも感じられる。
「これでアキラが二匹の『おや』だね」
「みたいだな」
「ニックネームとかつけてあげたら?」
「ふむ?」
ニックネームか。そういえばゲームだと基本的にはつけてなかったな。
けど、現実世界の生物と思うとこれがまた別問題だ。人間に対して「おい人間!」と呼ぶようなものなのだし。人外が言ってたら映えるがそういう問題じゃない。
「じゃあ……バチュル……デンチュラ……チュ……ちゅ……ら、れ、り、る、れ、ろ……り。チュ……リ。チュリにしよう」
「ヂッ」
バチュ「ル」とデンチュ「ラ」、の二音の間の「リ」。分かりやすさも加味すると、こんなところだろう。
あんまり複雑な名前にしすぎても、本人――ヒトじゃないが――が分からないと意味が無いしな。
「アチャモの方はどうする?」
「アチャモか。からあげ……」
「ピッ!?」
「……はダメだな。チャモ、シャモ……シャモ。シャム……いやチャムにしよう」
「ピィ……」
「露骨にほっとしてるけど」
「さっきの今で脅かしすぎたな。ごめんな」
ゆっくり頭を撫でてやって落ち着かせる。
ちなみにシャムというのは、
……ともかく、これで正式にバチュル……チュリと、アチャモ……チャムがオレの手持ちになったということになる。ゲットだぜ。
イッシュの中盤以降のポケモンとホウエン御三家が一緒にいるっていうのも不思議な心地だが、それはそれでいいや。なんだか特別感。ヨウタの方も、アローラにいないストライク――ひいてはその進化系のハッサムと一緒なんだし、このくらいは許してほしい。ここ、ポケモン世界の特定地方とかじゃないし。
「そろそろご飯にしようねぇ」
「んー」
「あ、はい!」
さて、ちょうどいいタイミングで食事に呼ばれた。ここで一旦話を置いて、チュリたちをボールに戻してから食卓に向かう。
ポケモンたちの食事の問題もあるが、今は先に自分たちの腹を満たすことにしておこう。
ちなみに、おかずは予定通りからあげだった。普通の鶏肉の。
ヨウタは絶妙な表情をしていたが、これはその、あれだ。うちの鶏小屋の……うん。
……まあ、気持ちは分かるぞ。
〇――〇――〇
「さて、と」
食事を終えた後は調べものだ。オレの部屋に戻ってロトムをパソコンにつないだ後、テレビを点けてニュースを探す。
どうやら今日のこと、まだ全国ネットには上がってないらしい。ローカル局では「海岸で謎の爆発!?」という見出しでちょっとしたニュースを流していたが、それも核心には一切触れてない内容だし、大した問題も無いか。
「ロトム、ネットの方はどうだ? 昼間のニュースとか」
「特に見当たらないロ。あっても映画とかのニュースくらい?」
「そっか。SNSとかも?」
「う~ん……うん。無いロ」
そうか。まあ、春先の愛媛の海岸だしな。人も見てないだろ。
……しかしなぁ、そうなると疑問が湧いてくる。
「ヨウタはどう思う?」
「ニュースが無いって話?」
「いや、そっちじゃなくて。何でオレの周りでばっかりこんなことが起きるんだろうってさ」
「うーん……アキラが『Fall』だって事実と関係があるかも」
「オレを起点にしてやってきてるってことか」
「ウルトラビーストとは勝手が違うけど、そういう部分はあるかもしれないロト……」
「なるほど」
つまり、それっぽい理由は推測できるけど、確証があるわけじゃないと。
よし。
「オッケー。じゃあ面倒だしこのことについて考えるのはヤメだ。次行こ」
「じ、自分のことなのにドライだね……」
「考えても分からんこと、いつまでも考えてもしょうがねえよ。意味わからんことに対応するには、見たことだけを判断材料にするしかない」
どうせできても憶測か、いいとこ希望的観測までが限界だ。それなら余計なこと考えて動きを鈍らせるより、とっとと目の前のこと済ませてしまう方が効率的だろ。
「んで、ポケモンの食事ってどうするんだ? 専用のフードとか、そういうのがあるんだったよな。あとポケマメとか……」
「ポケマメはおやつだよ」
「あ、そだっけ?」
「基本的にポケモンフーズの方が栄養バランスも考えられてるし、適してると言えるね。けど、人の食事も食べられる。それに元々は野生の存在だから……まあ、狩りをしたり、自分で獲ってきたりもできる。『きのみ』も好むんだけど……」
「こっちにはそういうの、無いからな」
それっぽいものならあるけどな。オレンじゃなくてみかんとか。
まあ、だいたい普通の動物と同じ扱いでいいが……と思いつつロトムの方を見ると、少し照れた様子で、しかし、しっかりと胸を張っ(たように直立し)て見せた。
「こういう時はボクにお任せロ。みんなの栄養管理もバッチリやってみせるロ!」
「流石ロトム!」
「最高! 究極! 完璧!」
「えへへ~」
なんだコイツかわいいな。
なんだオレふざけたコールレスポンスしてアホっぽさが半端じゃねえな。
「じゃ、そういうことならメシ買いに行くか。怪我した後は栄養補給も大事だし」
「そうだね。それじゃあ――」
と、二人して腰を浮かせたところで、不意にロトムのモードが切り替わった。
これは――通話?
「……ヨウタ?」
「……ロトム、繋げて」
ヨウタの指示に合わせてロトムが映像を切り替える。ライブキャスター的な機能もあるようだ。
そこに映し出されていたのは、昼間にオレたちが出会い、取り逃がした男。
「――サカキ……!?」
『やあ、ヨウタ君。それにあの時の少女もか。元気そうでなによりだ』
「開口一番ナメ腐ったこと言ってんじゃねえぞハゲ今すぐ出てこい」
「アキラ、スカル団みたいになってるから落ち着いて」
見ると、ヨウタもサカキもロトムも揃ってヒいているようだった。
ちょっと先走りすぎたか。まだだ。まだサカキは画面の向こうだ。あの顔面に拳を叩き込むには遠すぎる。
軽く咳払いをして仕切り直した後、サカキは余裕の表情を作って見せた。
『まずは昼間の戦いでの健闘を讃えよう。私とミュウツーを相手に引き分けたその手腕は見事だった』
「どの口が……」
……しかしこの通話、どこから繋がってるんだ?
こっちの世界の通信端末じゃあ、電波の質がまた違うだろう。ライブキャスターなんかの、あちら側の通信機器だとすると、電波を中継する設備が存在しないのに使用できてる意味が分からない。ポケモン世界の謎技術か? ……まあ、何でもいいか。
ともかく、サカキが今いる場所を確かめよう。木。木。木。木。木。森! って感じだ。特定できる要素がカケラもねえ。クソァ!
内心焦りつつあるオレをよそに、話は続く。
『第一ラウンドは引き分けだ。しかし、第二ラウンドは私が勝つ』
「いいや。僕が勝つ。確かに今は満身創痍かもしれないけど、条件はあなたも同じだ」
『本当にそう思うのかね?』
「……?」
パチン、とサカキが小さく指を鳴らした。その次の瞬間――サカキの背後に、無傷の状態の
「「!?」」
『見ての通り、ミュウツーは健在だ。回復まで時間はかかったが』
「それは、どういう……」
『メディカルマシーンを使っただけのことだよ』
「バカなこと言ってんじゃねえぞ。オレたちの世界にそんなものは無いはずだ!」
「そうだ。それに、回復のためにあなたがこの世界から出たと言うなら、それは僕にも分かる!」
『その通りだ。ならば自ずと答えは限られるのではないか?』
……ロトムに感知されず、回復する。
短時間での回復には、メディカルマシーンが必須。「じこさいせい」ではああまで完璧に回復されはしない。
世界を移動するには、ウルトラホールを通る必要がある。しかしそれはロトムに感知され……? いや、待て。
――――まさか!?
「テメェ……
「……!?」
『御明察だ。なぜ分かった?』
「敵に教えるマヌケがいるか!」
『くくくく……それもそうだ』
実際のところ、アチャモがこの世界にやってきてたのを、ロトムが察知できなかったことを思い出したのが一つ。
次に、ヨウタが言ってたこと――この世界が非常に安定してて、ウルトラホールが開きにくいってことが一つ。「戦いの最中に偶然この世界に落っこちてしまった」なんてことは、普通ありえないはずなんだ。狙ってでもなければ!
オレの存在がきっかけになったことは確かかもしれないが……それでも、これだけ偶然は重なれば、誰か裏で糸を引いている人間がいるのは確実だ。
……その人間がサカキだとすれば、つじつまが合う。
「……何を企んでいる、サカキ?」
『敵に教える間抜けがいると思うのかね?』
「チッ」
……そりゃそうだ。オレでも分かる道理なんだから、そっくりそのまま同じ言葉を返して来るに決まってる。
クソッタレ。ロケット団的にはどうせ世界征服だか裏の世界を牛耳るだか、なんだろうが……。
『と、言いたいところだが――いくつか教えておいてやろう』
「あ?」
「何……?」
と、サカキは余裕の表情を崩さないままに続ける。
『この世界は隠れ潜むには最適な場所だった。ポケモンの存在を知りながらも、誰一人ポケモンの実在を信じない。超常現象は科学的に解明できると妄信され、人々は他人に大きな関心を持たない。表に向けた顔を取り繕いさえすれば、よほどのことが無ければそれ以上に追及もされない……』
「…………」
ポケモンの存在がフィクションとして語られているが故に、誰もその実在を信じない。当たり前だ。誰がゲームやアニメの存在がそのまま出てくるなんて思うか。
隠れて動くには好都合な条件なのはその通りだろう。誰もアイツが「ロケット団のサカキ」だなんて思うはずもない。
『何より、この地方は人が多くない』
「おいハゲやめろ」
マジメな話の途中でそこに触れるんじゃねえ。
『真面目な話なのだがね』
「人の目が届きにくいってことか」
『よく分かっているじゃないか。それに加えて言うなら――それは、あらゆる意味で『支配』しやすいということでもある』
「!」
『人々はポケモンを持たないが故に、我々に対抗する手段を持たない。絶好の土地だ』
こいつ、面倒なこと考えやがって!
ああ、そりゃそうだ。確かに効率的だ……効率的、だが。
「……オレたちの世界にだって、自分たちの街を、国を守るための力がある。それを分かって言ってるんだろうな?」
『分かっているとも』
……チッ。流石にそこは分かってたか。
だけど、流石に戦車や戦闘機なんてどうもこうもしようがないだろ。いくら伝説のポケモンだ何だって言ったって、日本の……それだけじゃない。周辺諸外国の軍備も合わせて考えれば、サカキの企みなんてそう簡単に成就するはずが――――。
『だから、こうしよう』
と。
再び指が鳴らされると共に、
夜の空に灯る星の光が霞んでいく。外を見れば、水平線の先にあるはずの空が、極彩色のオーロラによって塞がれているのが見える。
「――――な」
何が、起きた?
それを理解するには、数秒の間を要した。
重く、分厚い鉄を叩いたような音色が響き渡る。一度、二度、鐘を撞いた時のような振動が、空間を揺らしていた。
空間を。いや、
『今、この島の周囲に時空の断層を作り出した』
「……な……に……?」
『シコクと言ったかな。外からシコクへの干渉はできず、また、内部から外に出ることもできない、そういった、ある種の結界を作り出したのだ』
「……待て、そんなことができるようなポケモンは」
時空の断層。
――「時」「空」の、断層。そんなものを作り出せるポケモンなんて、「あの」二匹しか存在しない。
その答えに行き当たった時、サカキの背後に降り立つ影があった。濃い灰色の髪の偉丈夫。虚無的な印象を受ける表情は、オレの知るある人物に合致する。
『ディアルガとパルキアの能力を用いた封鎖は完了だ。これで良かったのだろう』
『ご苦労。これで何者の邪魔も入らない』
――――ギンガ団の、アカギ!
見れば、奴の背後には青い体色をしているらしい巨大な生物が見える。ディアルガの背から降りてきたようだった。
その口ぶりからすると、どうやらディアルガのみならずパルキアもまた、アカギがコントロールしている……できているらしい。
『そして、君の言う戦力』
次いで、サカキは画面を四つに分割して、それぞれに四国各地の――自衛隊駐屯地の状況を映して見せた。
一つは大海をそのまま凝らせたかのような莫大な水に押し流され、一つは無限に溢れ出すマグマによって熔け落ちる。一つは空から降る炎と雷により残らず蹂躙され、一つは全てを風化させられたうえで、跡地に見上げるような高さの大樹を屹立させていた。
いずれも、名だたる悪の首領の仕業だ。
アオギリ。マツブサ。ゲーチス。フラダリ。そして、彼らの操る伝説のポケモンたち……。
彼らは、ウルトラホールによってこの世界に降り立ったのだろう。彼らは迎撃の準備をする暇すらも与えずに、その圧倒的な能力によって全てを破壊しつくした。
伝説のポケモンにすら抗しうる戦力があるというのなら――先に全てを消し去ってしまえばいい。
清々しいほどに暴力的で短絡的な……同時に、武装勢力としては最適とも言える回答だ。
『これで全ての問題はクリアされた。我々を阻む者はいないだろう』
「……な」
『ん?』
「何が――目的だ、お前」
『私の目的は常に同じ。世界征服だ。そのためにまずはこのシコクを手中に収め、我がレインボーロケット団の軍事要塞に改造する』
――愕然とした。
どこかの、
この世界にヒーローはいない。抵抗できる勢力も今しがた叩き潰した。一般市民に彼らに対抗することができるだけの能力も気概も無い。
外へ助けを呼ぶことを封じた。中へ助けに来ることを封じた。邪魔者であるヨウタは満身創痍。
その上で、サカキはいけしゃあしゃあと言ってのける。
『――――さあ、ここからが第二ラウンドだ。是非とも君たちの足掻きを見せてくれ』
※ この物語のRロケット団大幹部はUSUM両バージョンの要素を含んでいます。
※ 4/17 アチャモのNN変更しました