最弱の英霊   作:初代小人

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FGOにハマってちゃっかり二次創作を書いてしまっている初代小人です
ちなみに嫁はワルキューレちゃん、推しはメルトリリスちゃんです。クールビューティ最高
今回に関しては英霊「初代小人」を形づくる上での土台となる部分なのでFateは全く関係ないです!ごめんなさい。
次から聖杯戦争関わってきますんでよろしくお願いします!


プロローグ(1/2)

此の世は写し世、幾重にも重なる世界が或る壱面から見ると折り重なった布切れに、叉違った視点で視れば捻れ絡まった糸のように見えたりもする。

そして糸は、布切れは、折れ曲がったり解れたりして時に思わぬ結果を(あらわ)にする。

それを人類(ひと)は運命と呼ぶ。

そして当人にとって都合のいい運命を引き寄せる力を人類(ひと)は運気、或いは単に運と呼ぶ。

これは運のない魔術師(マスター)、そして英霊(サーヴァント)が紡ぐ、悲運と孤独の物語……

 

 

 

 

 

───────────

 

 

或るところに1人の情報屋が居た。

彼は肩書きとしては情報屋であったが、彼は或いは詐欺師、或いは虐殺者であった。

日本人の父と母の元に生まれた彼は異様な程に頭の回転と洞察力に優れていた。

しかし優れた能力が必ずしも幸せをもたらすとは限らない。

 

 

つまり彼の能力は裏目に出た。

よくある話、彼の父親は夜の街の女に溺れていた。

父親はもちろん妻に気取られないように思いつく限りの証拠隠滅をしていたし、常人であれば気づかないほどそれは巧妙なものであった。

しかし残念な事に父親は自らの息子によってその偽装工作は暴かれてしまったのであった。

 

 

そして不運なことに彼は父を気遣うにはあまりに幼すぎた。

故にそれを妻である母に伝えてしまった。

 

結果として彼は愛する家族を離散させ、紆余曲折を経て孤児院に入ることとなる。

 

 

孤児院でも彼は馴染めなかった。

彼は真実を悪戯に伝える事が必ずしもいいことではないと悟ってはいた。

しかし一方で彼は他者が争っているを眺めるのを好むという、ある種呪いのような性質を生来魂に刻まれていた。

 

 

彼はいくつかの孤児院を渡り歩いた。

彼が入った孤児院は全て例外なく子供同士でのトラブルが絶えなくなり、最終的に職員まで巻き込むような事態になった。

死者が出ることまであった。

 

 

 

結局彼を受け入れてくれる孤児院はどこにも無くなってしまった。

普通であれば彼はここで野垂れ死にして、不運にも野犬にでも喰われて終わりだろう。

しかし彼は普通ではなかった。

 

 

彼は不運ながら同時にとても幸運であった。

普通であればそのまま死んでしまうシーンで九死に一生を得る力を持っていた。

 

 

彼は裏社会の情報屋に拾われ、それから情報屋としての能力全てを叩き込まれた。

そして師匠であった情報屋は、次の日何者かによって脇の下から通して心臓を貫かれて命を落とした。。

その師匠も戸籍がない捨て子出身であった。

通り名は「初代小人」

 

 

裏社会でも三本の指に入る名の知れた情報屋初代小人は人知れず正体が変わったのであった。

 

 

─────────────

 

 

 

 

 

「あーあ、ホントついてねぇわ」

男はそう独りごちた。

裏社会に入って数十年、いや、生まれてこの方自分に運が向いていたことなど一度もなかった。

 

 

「これ死ぬのかねぇ?それならそれで別にいいが」

腹を抑えていた左手を離すとニチャリ、と嫌な音を立てて固まりかけた血が少し糸を引いた。

 

 

「ま、俺もアイツらを大層沢山殺したんだ、因果応報ってやつかねぇ?」

勿論タダで死んでやるつもりはねぇけど。

再び呟いた数瞬の後、彼の体を多くの鉛玉が撃ち抜いた。

最早致命傷を特定できないほどズタボロとなった体は故郷から遠く離れた独逸(ドイツ)、の地で怨みを込めて磔にされて晒され、その後朽ち果て骨となり、風化した。

 

 

同時刻、アメリカに一通の密書が届いた。

そこには独逸(ドイツ)軍が誇る最強の暗号機エニグマの攻略法、そしてドイツ軍部高官全員の名前、顔写真、緊急時の隠れ家についてのリストが書かれていた。

密書には小さくひとつだけ署名があった。

 

 

The founder dwarf(初代小人)

 




生前の話。これがなくては英霊は書けないし、始まらない。
次の話までホントなら一気に繋げるべきなんだけど、体力が持たなかったです…すみません
なるだけ早めに次もあげるように頑張りますね!

ps.本当に良かったらなんですけど、感想、評価、指摘等置いていってください。なるだけお返事も全部させて頂きますので…指摘は優しくしてくれたら嬉しいです
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