最弱の英霊   作:初代小人

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とりあえず召喚シーン。
設定とかあやふやで調べながら書いてるので間違ってないか心配…
あとオリ主を必須タグじゃなくてタグにしてたのはすみませんでした。
速やかに対処しました。


追記:主人公の生前の殺害人数を150万から600万に変更しました。歴史上の話なので調べが甘くて申し訳ないです。


プロローグ(2/2)

聖杯────イエス・キリストが最後の晩餐で用いたとされる聖遺物。

現代においては『万能の願望器』であるとされるそれは、人類全員と言って差し支えない数の人間が望むもの。

そして聖杯を巡る争い───聖杯戦争はこれまでに幾度となく行われ、数々の死者を生み出してきた。

 

「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 我は尽く不運な血を持つもの。

  降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

 

その聖杯戦争にて武力とされるサーヴァントが今まさに召喚されようとしていた。

術者は若い男。齢は17~18位だろうか。本来あるべき術式に余分な詠唱を付け加えてしまったのは極限の集中状態での無意識か、或いは何者かによる作為か

 

  

閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)

  繰り返すつどに五度。

  ただ、満たされる刻を破却する」

 

               セット

 「―――――Anfang」

 

 「――――――告げる」

 

 「――――告げる。

  汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

  聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 

 「誓いを此処に。

  我は常世総ての善と成る者、

  我は常世総ての悪を敷く者。

 

 

 

  汝三大の言霊を纏う七天、

  抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

 

 

何はともあれ彼はサーヴァントの召喚に成功した。

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────────

 

 

あーうん、俺英霊になってたんか、ビックリしたわ。

つーか俺みたいなの召喚したとかまーった運のないやつよなぁ…俺が言えたことちゃうけど。

あ、なんか挨拶せなあかん感じか、うっかりしとったわ〜

 

 

「サーヴァント・アサシン」

 

 

「悪いが真名はあんまり言いたくない、単にアサシンとでも呼んでくれよ。ま、できる範囲内での働きはするからよ」

 

 

─────────

 

 

成功…した!?これまで何をやっても上手くいかなかった俺がサーヴァント召喚に…?

「サーヴァント・アサシン。

悪いが真名はあんまり言いたくない、単にアサシンとでも呼んでくれよ。」

 

「それは気にしないさ。俺も気にしない。ビジネスライクに行こう。俺の事はマスターとか適当に呼んでくれ、まあなんでもいい。別に主従だからって威張るつもりないし、令呪だって持ってはいるけどなるだけ使いたくはない。立場上俺の方が多少優位になるがそれでも限りなく対等に近い関係で居たいと思っているよ」

 

 

とか口先では格好付けてみたけどさ!

いやそもそもよ?突然変異だかなんだかで魔術が使える体で生まれたらしいけどさぁ!

せいぜいマッチ代わりになる位のもんだし、喧嘩は弱いし…それはこのサーヴァントも同じか。

いや、さっきからこのアサシンについて散々(内心で)言ってる自覚はあるけど、それは仕方ないよ。

 

だって身長が…

そこで唐突にアサシンが僕の首になにか冷たいものを押し当てた。

 

 

「今、失礼な事考えてなかったかい?」

下から伸びてきた腕が僕の首を捉えていた。

僕は慌てて頭を振った。

途端に彼は表情を和らげて言った。

 

「いやまあ、しゃーないわな、俺、こんな身なりやし」

それもそのはず、アサシンはかなり背が低く、筋肉らしい筋肉もそう見当たりはしない、かなりの痩身だったから。

いや、そうなんだけど今はそれより気になることがある。

 

「あー、なんで大阪弁かって?そりゃ当たり前やろ、俺大阪生まれ大阪育ちやし。一応取り繕えはするけど疲れるんよ。Hast du verstanden(わかった?)

「え…え?」

「今のはドイツ語、大阪出て東京に住んだ後ドイツに越したんよ。これちなみに大ヒントやで?大阪に生まれてドイツに移り住んだような歴史上の人物、知らんか?」

「思い当たらないが」

「ま、何にしてもこれからは一蓮托生なわけや、よろしくな」

「あ、そうだね、よろしく」

 

 

大阪人はペースが取りづらいし巻き込まれる。

 

 

「ちなみにさっきは俺の首に何を押し付けたんだ?」

「あ?それ聞く?ほんまのとこ言うとICレコーダーや。録音機っちゅうやつやな。俺基本戦闘は苦手やから武器らしいもん持ってないんよ」

俺は一気に不安になった。

 

 

 

────────

 

 

 

ふーむ、これは困った。

とりあえず上っ面だけ取り繕うて軽薄な笑み浮かべて軽口叩いたら召喚者(マスター)ある程度信用されたらしいけど、どういうごっちゃ?

俺は確かにあの戦争でかなりの人間を間接的に殺したはずやし、召喚者(マスター)の様子見るにここは日本で間違いないなら必ず教科書やらに載るはずやろ。

 

 

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