「ほなとりあえず、情報交換と行こか、まあ俺は召喚されたてホヤホヤで情報らしい情報持ってないからマスターから聞くだけになる訳やけどまあその辺は堪忍してや?」
「情報…?俺もそんなに持ってないよ?なんなら君を召喚したのも呪文だけ本で見つけて思いつきっていうかそんな感じだし」
本当に。なのにどうして成功したんだろう…嫌な予感がする…
「や、まあとりあえずわかることだけでええから教えてや、それとも何か?俺の事が信用出来ん?せやんなせやんなゴメンやで、先に詳しく自己紹介しよか」
「ちょっと一旦待って」
「なんや?言いたいことあるんやったらはっきり言わな女の子にモテへんで?」
いやだから1回黙れ。こいつ全然こっちの話を聞かずにずっと話すから会話が成り立たない…
「なら言わせてもらう。1つ目。君は騒がしすぎる。というかなんなのそのマシンガントーク、俺はどうやって口を挟んだらいいの?」
「そんなもんはその場のノリやがな〜」
「2つ目。君のことを信用してないわけじゃない。令呪だってあるし。ただ君が何が出来るのか、これをまず先に聞きたい。」
「そうやなぁ…あんま威張れる能力でもないけど、今
「何故…それを…?」
驚くことに両方が俺にとって図星だった。
いやー、このマスター、こんな種も仕掛けもある手品で驚いてくれるとか、驚かせ甲斐があるわぁ〜
人が驚いてる時の表情、俺
「さて、その顔見るに両方的中らしいけど種明かししよか、どっちから聞きたい?」
「順番でいい…」
マスターったら、可哀想に若干テンション下がってもうてはるやん、しゃーないから精一杯種明かして元気になってもらおか。
「ならマスターがついた嘘の方から。マスターさ、俺の事召喚したきっかけなんて言うた?もっかい言うてみ?」
「え、呪文だけ本で見つけて思いつきで」
「うんうん、つまり召喚方法は知ってたけど詳細はあーんまり知らんはずやろ?せやのにアンタ、自分の右の手の甲何回か見てんのに、令呪に全く驚いてないやん」
お、マスター遂に顔
「あと最初に俺が名乗った時。俺はクラスしか名乗ってないのに何も疑問に思ってる様子なかったやろ?アレも聖杯戦争知らんにしては妙やなーと思ったんよ」
「俺の嘘がバレた理由は分かった。でも俺が怒ったのがわかった理由にはならないだろう?」
「うんうん、せやな。マスターがちゃんと情報整理素早くできる子やとわかって俺安心したわ。あ、あとさっき知らんぷりしてた理由後で教えてな?ペンは剣よりも強しとか言うけど俺から言わせてみたら情報はそれより強い、思てるから。まあせやから今俺真名隠してるわけやけど。」
「分かったから早く」
「もう、マスター落ち着きや?せっかちな男の子も女の子にモテへんで?ちなみにあれわかった理由やけどな、勘や」
「…は?」
「いやまあ、もうちょい詳しく言うとな、俺生きとった頃に随分修羅場言うか、そういうのに巻き込まれてな、気づいたら自分に向けられた殺気をなんとなーくやけど感じられるようになったんよ。怒りも突きつめていけば結局は極小さな殺意やからな、俺は俺に対して怒ってるやつを感じられる。分かった?」
「まあ、一応」
「せやかて早口でまくしたてたんは悪かったな、すまんと思うてる。というわけで俺については大概話し終えたから、次マスターが知ってる事教えてな?」
「うん、分かった。俺もカッカして悪かった。」
この子やっぱりチョロいわぁ…
俺の「サーヴァントとしての能力」についてはなーんも話してない事に気づいてないわ。
愉しい事には愉しいけど大丈夫やろかこの子
今回読んで「いや、十分強いよ、最弱詐欺か?」と思われた方。
ウチの英霊は3話がピークです。次からどんどん情けないところ見せますんでよろしくお願いします。