最弱の英霊   作:初代小人

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投稿が遅れてしまったことについてまず謝罪すると共にもうひとつ読者様に謝らなくてはならないことがあります。
この物語の根幹に関わってくる主人公の殺害人数を大幅に間違えておりましたので、プロローグ(2/2)での数字を150万から600万に変更しました。本当に申し訳ございませんでした。
あと、サブタイトルの表記法をFGOに則り「第〇節 〜〜」というふうに変更しました。
未熟さを露呈させてしまって誠に情けなく思っております。申し訳ございません。


第二節 その男の名は

「それで?マスターは『この』聖杯戦争についてどんだけの事を知ってんの?」

「それについてなんだけどね、俺はこの聖杯戦争が記憶にない。」

「は?でもあんた、自分で今原作知識っちゅうのがあるって言うたとこやん?どういう事なん?」

「この聖杯戦争は、本来のFate/世界では起こらなかった、正史にはない聖杯戦争なのだろうと俺は仮定している。従って俺はこの聖杯戦争について何もわからない。」

「そうか…まあそれは他のマスターも平等なはずやからいいわ。ないもんねだりした所でしゃーないし。」

「俺にはもうひとつ分からないことがある。」

「なんやマスター、言うてみ?わかる範囲言える範囲なら教えれるかもしれんで?」

 

 

 

()()()()()()

不思議なことを言う男だ、俺はそう思った。

そもそも俺自身の真名はマスターに教えていないのに、真名が分かるはずがないのだから。

 

 

「俺はこれでもFateは割と好きだったからね。FGOだって無課金だったけど、サーヴァントの顔くらいは実装されてた子達は全部覚えてる自信がある。それなのに、君には全くと言っていいほど見覚えがない。君は一体、誰なんだ?」

ところどころよくわからない言葉が混じったが、フェイト、というのはこの世界を題材とした文学か漫画か、そのような作品のことだろうと察しはついた。

つまり彼はこの世界のサーヴァントの容姿について網羅している筈なのに俺の顔を知らない事を疑問に思っているということだろう。

 

 

「加えて言うなら、この世界がFate/の世界だと知った時に俺はこの世界の歴史についても学んだ。歴史について学ぶことはサーヴァントについて学ぶことだから。概ねは元いた世界と変わらなかった。その中に、『大阪で生まれ、ドイツに移住した大量殺人者』はどこにもいなかった」

 

 

今度はマスターではなく、俺が驚く番であった。

「今、なんて言うた?」

「君が語った経歴が本当のものなのであれば、僕は君という英霊を形づくる偉人を知らないし、この世界の人類史にそんな人物は凡そ存在しない。」

俺は何も言えなかった。

 

俺は歴史から抹消されたのだろうか。

敗戦国の闇として葬られてしまったのだろうか。

 

だとしたら俺は…俺の罪は…今も肩にのしかかって離れない呪い達は一体どうすればいいのだろうか。

 

寒い…寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い

ああ、寒さはいい。生を実感させてくれる。

もっと寒気(かんき)を、歓喜を、換気を…

 

「おい!しっかりしろ!」

我に帰った時、そこは暖房の効いた部屋であった。

ああ、寒くない…その筈なのに、体の芯まで凍ててしまったのだろうか、どこか寒気が離れない。

まあこの程度仕方あるまい。俺の罪と比べれば安いものだ。

 

 

「大丈夫か?」

マスターは案じて問うてきたがそれよりも俺は聞かなくてはならない。

「ああ、これは俺の問題やから。ただひとつ、聞きたいことあるんやけど、ええか?」

「何だ?答えられる範囲なら構わないが」

独逸(ドイツ)大虐殺(ホロコースト)で死んだ、殺されたユダヤ人は、この世界では何人や?」

大虐殺(ホロコースト)?何を急に言い出すかと思えば…確か600万人程だったと記憶しているが、それがどうした?」

「それは、独逸(ドイツ)が調べたんか?」

「いや、どちらかと言うと戦勝国側が調べたはずだ。どこの国かはさすがに覚えていないが…」

 

 

どういう事や?待てよ?このマスターが別の世界からの転生者ってことは…

 

「ああそうか、なるほどそれも「縁」になったわけか。」

「どうしたんだ?何かわかったことがあるのか?」

「ああ。俺は真名バレを恐れなくていいらしい、ってことが分かったわ」

「どういうことだ?」

「俺も、マスターと同じで平行世界のような所から来た英霊らしいってことかな?名乗らん理由がないならとりあえず名乗っとくわ」

 

 

「我が名は初代小人。ドイツのホロコーストの犠牲者を倍に増やした反英雄のアサシンや。改めてよろしく頼むで」




ちなみに投稿が遅れている間何をしていたかと言いますと、FGOをしていました。
具体的に言うと全体宝具アサシンでめちゃくちゃ可愛いグレイちゃんが欲しくて2部一章と2章を駆け抜けたあと、シナリオをこなしたりタケノコ狩りをしたりしていました。まあ弱小な私のカルデアでは30バトス(謎の単位)くらいが関の山だったわけですが…
事件簿イベ、良かったですね。重過ぎず軽過ぎず、きちんとやれば終わる程度のミッション量。シナリオも多過ぎないテキスト量でいい内容でした。ライネス師匠欲しかったけどアストライアさん当たったからもういいやって諦めました…
あと嫁鯖のワルキューレちゃんが絆10になりました…

あれ?後書きに小説本編の事全く書いてないじゃん…
本編はまだまだ構想を練りつつ書いていく形になりますので亀更新になるかと思いますが、是非とものんびりよろしくお願いします。
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