FAIRY TAIL The Travelogues of Phantasm   作:水天 道中

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前回の投稿から割と間が空いてしまいました、設定集第3弾です。
今回から少しの間は妖精のオリキャラの紹介になりますが、情報量の都合上、キャラクターの登場順から多少前後することになります。
また、前回の『設定集No.2』で報告し損ねましたが、スミレ山関連の登場キャラの情報は、設定集第1弾よりもネタバレを多めに含む内容となっています。
本編を読む前に目を通す前提で作っていると言ってしまった手前申し訳ありませんが、内容の半分ほどが『裏設定・小ネタ解説集』同様に情報まとめサイトのような形式となっているので、その点はご了承下さい。


設定集No.3(妖精+α)

ルミネア

『聞こえる……。あなた達は人間ですね?』

 

年齢:?(外見年齢10歳)

好きなもの:明るい曲

嫌いなもの:大きな音

イメージ:壬生(みぶ) 朝霞(あさか)(ブラック・ブレット)

種族:音楽妖精(プーカ)

 

黒髪ストレートヘアーに紫色の(はね)が特徴の少女。幼い容姿をもつ妖精(ようせい)の中では比較的頭が良く、少しなら敬語も使える。大人(おとな)しい性格で、静かな話し方をする。口癖は「聞こえる」。

音楽妖精(プーカ)の楽団長を務めており、バイオリンの演奏が得意。

自身の魔法(まほう)で周囲の様子がわかるため目を閉じていることが多く、風妖精(シルフ)並みの聴力をもつ。

 

リリス

『あたいの可愛(かわい)い使い魔達相手に随分(ずいぶん)と暴れてくれたそうじゃないか』

 

年齢:?(外見年齢16歳)

好きなもの:使い魔のフェンリル

嫌いなもの:一人

イメージ:火焔猫(かえんびょう) (りん)(東方Project)

種族:猫妖精(ケットシー)

 

両サイドを三つ編みにしたおさげの赤髪にネコ科の黒い耳と尻尾(しっぽ)が特徴の少女。気さくで陽気な性格で、人懐(ひとなつ)っこい。

使い魔の巨大な狼・フェンリルとは強い絆で結ばれており、常に行動を共にしている。右の(ほお)に描かれた水色の大小二本の牙状のペイントはフェンリルとの絆の証。

猫妖精(ケットシー)の中でもトップクラスの実力をもち、『迅狼(じんろう)使いリリス』の名で知られている。また、ハイレベルテイマーの一人でもあり、フィオーレ王国に近い方角の森に()むモンスター達は彼女がテイムした。

フェンリルの背中に乗って戦うことが多いが、降りて戦う場合は猫妖精の敏捷(びんしょう)度を翅で更に加速するため、走る速度はフェンリルにも負けない。

戦闘(せんとう)ではロングボウによる精密射撃とクロー系の武器(ぶき)を用いた高速戦法を得意とする。

 

フェンリル

 

種族名『剣歯狼(サーベルウルフ)』。

四つん()いの状態で高さが二メートル近くもある巨大な狼型のモンスター。

白銀に輝く体毛と剣歯虎(サーベルタイガー)めいた犬歯(キバ)をもつ。その巨体からは想像できない速度で走ることができ、『迅狼(じんろう)』とも呼ばれる。

優しくも勇敢(ゆうかん)な性格で、とても利口。初対面の相手でも敏感に善悪を感じ取り、相手が善人と判断すればリリスの命令がない限り(うな)り声も上げない。

また、氷属性の魔法(まほう)を操ることができ、冷気のブレスを吐いたり自身の(きば)に氷をまとって破壊力を上げたりと多彩な技でリリスの戦闘をサポートする。

 

ネフィリム

『ねぇねぇ、私と遊ぼうよー』

 

年齢:?(外見年齢10歳)

好きなもの:夜、暗い場所

嫌いなもの:太陽

イメージ:ミスティア・ローレライ(東方Project)+フランドール・スカーレット(東方Project)

種族:闇妖精(インプ)

 

紫色のサイドテールと鳥のような異形(いぎょう)の黒い(つばさ)が特徴の少女。愛称は「ネフィ」。ただし翼は自身の魔法(まほう)でつくり出した仮の姿で、実際は昆虫の翅に似た流線形をしており、色もクリアグレー。

とてもやんちゃで、いつも誰かを困らせては楽しんでいるが、戦闘(せんとう)に関しては冷静でクレバーな面も見られる。

また、見かけによらず妖精(ようせい)の中でもずば抜けて高い魔力(まりょく)を持ち、その戦闘能力はラグリアに「セリナと同格かそれ以上」と言わしめるほど。

魔力を高めるための(つえ)を常に持ち歩いており、戦闘では「魔法職(メイジ)」を主に担当する。

 

ベルクス

『妖精がみんな馬鹿(ばか)なんじゃねぇ。馬鹿が多いだけだ』

 

年齢:?(外見年齢17歳)

好きなもの:料理、暴れること

嫌いなもの:子供、妖精(バカ)

イメージ:里見(さとみ) 蓮太郎(れんたろう)(ブラック・ブレット)+ジュダル(マギ)

種族:水妖精(ウンディーネ)

 

一つの大きな三つ編みに束ねた水色の長い髪が特徴的な長身の少年。常にぶっきらぼうな態度を取るが、根は誠実で面倒見がよく仲間思い。

そのため部下の水妖精の少女達からも兄のように(した)われており、表面上は面倒臭がりながらもしっかりと仕事を教えている。

また、フェンリルやネフィリムにも(なつ)かれており、特にネフィリムは顔を合わせる(たび)に寄ってくるため、毎回苦労して引き()がしている。

リリスやミレーネからは以上のことについてよくからかわれており、特に立場も近いリリスとはよく軽口を(たた)きあう仲。

料理の腕は一流シェフ並みだが、あまり積極的にやろうとはしない。ただし、気分がノっている時に料理をさせると剣や魔法(まほう)を使い始めるため、近づくとかなり危険(それでも料理はしっかり完成する)。

戦闘(せんとう)では魔法は補助程度に(とど)め、身の丈ほどもある大剣(たいけん)でのめった()りを得意とする。

 

サーペント

 

ベルクスが『水蛇突咬』で放つ水の大蛇。なぜか感情と意思をもっており、リリスに(なつ)いている。その正体はアシュリー(いわ)く『生物の形をとる魔法(まほう)が突然変異を起こして魔法生物に変化したもの』。普通の生物と同じように飲食が可能で、摂取したエネルギーは彼が住み()である大剣に戻った時点でベルクスの魔力に変換される。

ちなみにベルクスの大剣には医学の神の力が宿っており、刀身をかざすことで強力な治癒(ちゆ)魔法を発動できる。また、特殊能力により刃こぼれしてもすぐに再生する。

これらの能力はサーペントにも反映されており、触れた対象者の傷や疲労等を()やし、またどんな傷を負っても再生する。




今回は、妖精の中でも特に目立って描写されている四人と、その関連情報の解説でした。
現時点の予定では、スミレ山関係の登場キャラ紹介は次回の『設定集No.4』で、『設定集』の投稿はその次の『設定集No.5』でそれぞれ一旦締めくくるつもりです。
また『裏設定・小ネタ解説集』は現在登場しているすべてのキャラについて一人ひとり順を追って投稿していく予定ですからご期待下さい。

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