識別名:リーパー【完結】   作:兎秤

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狂三キラー
死神は悪夢と衝突した


 転校生が来ました。いや、転校生が多いですねこのクラス。十香ちゃん、私、そして今回の人・・・・・何故でしょうか?しかも、今回も女子生徒らしいです。あっ、入ってきました・・・・・あれ?

 

「時崎狂三と申しますわ。・・・・・(わたくし)、精霊ですのよ」

「「「「!!」」」」

 

 彼女の言葉をその場で正しく理解したのは私を含めて4人。あとは、士道と十香ちゃんそして折紙さん。私の表情はかなり厳しいものになっているでしょう。他の3人は疑心暗鬼という感じです。他の人達は、天然な子という受け取り方しかしてないみたいです。

 

 ちなみに彼女、時崎さんが言ったことは嘘ではないです。確かに体から精霊の霊力を感じることを出来る。それにこの霊力は街中にかなりの数いた者の物。

 

 つまり、時崎さんの天使は分身が使えるような能力でしょうか?

 そんな事を考えていると時崎さんは士道に学校案内を求めていました。何故、士道なのでしょうか?ラタトクス的には万々歳でしょうが・・・・・何かある気がします。

 

 一応、監視をしておきますか。

 

 

〜精霊監視中〜

 

 

 十香ちゃんと折紙さんと一悶着ありましたが特におかしな事はありませんでした。あと、十香ちゃんヒンケツは貧尻ではなく貧血です。足りてないのはお尻のお肉ではなくて血ですよ。

 

 あっ、時崎さんが男3人と裏路地に入っていきました。精霊ですし、その辺の人よりは強いですから心配ないでしょうけど・・・・・

 

「ぎゃぁあああああああああぁぁぁ!!」

 

 悲鳴!?でも、この声は男の方?

 慌てて、その場へ移動すると時崎さんを中心として血だまりが出来ていました。

 

「うっーーーーー」

 

 気持ち悪くなり吐き気がします。今すぐにでも〈霊魂看守(サリエル)〉を使い押さえ込みたい衝動に駆られますが、わざわざ正体をバラす訳にはいきません。

 

「あら?貴女は士道さんといた同じクラスの・・・・・」

「魂月ですよ。時崎さん、これは一体何をしたのですか?」

「ただ、(わたくし)はこの方々の時間を貰っただけですわ。・・・・・ただ、貴女に見られたのは厄介ですわね。申し訳ありませんが、消えて下さいまし」

「ッ!〈霊魂看守(サリエル)〉!!」

 

 躊躇無く放たれた弾丸を切り裂きます。

 

「人殺しの精霊・・・・・貴女が〈ナイトメア〉ですか」

「そういう貴女は〈リーパー〉違いまして?」

「よくご存知ですね」

「それにしても、全く霊力を感じませんでしたわ。いったい、どうやってますの?教えて下さいませ?」

「嫌ですよ。そっちこそ、妙な霊力の感じ方する理由を教えて欲しいですよ」

 

 馬鹿みたいに多い霊力反応の個数。それに、一体を除き他の個体の霊力の少なさ。どういうことなんでしょうか・・・・・

 

「少し待ちやがれです」

 

 歪んだ敬語のような言葉を聞き私は振り返ります。そこには青い髪でポニーテールの少女が立っていました。

 あれ?この子の顔立ち、どこかで見たことあるような気がします・・・・・

 

「〈ナイトメア〉だけじゃなくて〈リーパー〉もいやがりますか」

「あらあら貴女は・・・・・」

 

 どうやら、この子と時崎さんは知り合いみたいです。決していい意味ではない。

 

 青髪の少女が早着替えをし戦闘服になります。

 今のどうやってやったんでしょうか?などと考えていると早速レーザーを放ってきました。狭い裏路地なので上へ一度退避します。そこには待ち構えていたAST。

 また折紙さんいますよ・・・・・さて、私はさっさと逃げましょう。時崎さんも精霊、しかも総合危険度Sならそれなりの戦闘力はあるでしょうから。

 

 いつも通り、逃げ切りますが少し気がかりなことがありました。時崎さんの霊力が消えたのです。もちろん、街中にいる個体の全てが消えた訳ではありません。あの裏路地にいた個体だけです。

 まさか、殺された?そんなありえないことがあるのでしょうか・・・・・もしそうだとしたら、あの青髪さんとてつもなく危険ですね・・・・・

 

 霊装を解除し、先に帰っていた士道と十香ちゃんに追いつこうとします。

 

「あっ、見えてきましたーーーーーあれは・・・・・」

 

 士道と十香ちゃん以外にもう1人の姿が見えます。青髪にポニーテール・・・・・いや、まさか・・・・・さっきの子ですね・・・・・

 近づきたくないですね。怖いですので。

 

「兄様!」

 

 そんな事を思いつつ影から見守っているとポニーテールの子が士道に、そう言って飛びついた。

 士道に琴里ちゃん以外にこんな可愛い妹が!?私の妹にしなければ!!あと、士道は隠していた罰を受けさせないといけませんね。

 私は士道達のもとへ近づいて行きました。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

「しかし驚いたぞ、士道にもう一人妹がいるとは」

「隠し子ならぬ、隠し妹!やるねぇ〜!」

 

 本当です!けしかりません!私によこしてください。

 

「でも、確かにそっくりだよね〜!」

 

 顔立ちに覚えがあったのはこのせいでしょうか?と考えていると自称士道の実妹の真那ちゃんと、義妹の琴里ちゃんが実妹、義妹勝負を始めました。

 

「じつまい・・・ぎまい・・・・・・・お米でしょうか?」

「ピンポンピンポン!大せいかーい!因みに2つ合わせて丼にするとそれはそれは禁断の果実のような味がするだよ〜!」

 

 よしのん!?なんで、そんな知識まで持っているのですか?

 

「なんだと!?シドー今度作ってくれ!」

「俺を犯罪者にする気か!」

「十香ちゃん、それは食べ物じゃありませんよ。士道は変態ですね、けしかりませんーーーーーあっ、作ったら私が食べますので、お願いしますね?」

「変態はお前じゃねぇか!」

 

 士道の叫び声が家の中に響きました。

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