少し、執筆作業が捗らないので・・・・・
あの後、次々と日をまたぐ度に、12人の中の誰が消されていきました。
私は〈
「見つかりましたか。案内お願いします」
七罪さんを捜索に当てていた【
「こんばんは、七罪さん。月が綺麗ですね?」
「っつ!?」
まさか、他の精霊が接触を計ってくるとは思っていなかったのでしょう。七罪さんは驚き、一瞬で天使を呼び寄せ鋭い眼光でこちらを睨んできました。
「まぁまぁ、落ち着いてください。別にあなたを今すぐどうこうするつもりはありません」
「そんな言葉信じられると思う?貴方は士道君のお仲間かしら?」
「そうと言えばそうですし、違うと言えば違います」
「?一体どういう意味かしら?」
「まぁ、私が一方的に士道の手助けをしているだけなので仲間と聞かれると微妙なラインなんですよ」
「そう。それで?そんなアナタは何しに来たの?私を捕まえて士道君に突き出すつもり?」
「いえ、そんなことはしません」
士道がちゃんとクリアして、七罪さんの心を開いていかなければ最終的に霊力封印が出来ませんからね。
「ただ、貴方が消した人たちの無事を確認したかっただけです。士道は全員無事だとあなたを信じていましたが、私はそうすんなり信じることが出来ないんですよ」
「士道君は私を信じてるの?とんだ、お人好しね」
「私もそう思いますよ。それで?答えを聞かせて貰えませんか?」
「教えるわけないでしょ?〈
「あれ?」
七罪さんが天使を発動させると私が持っていた〈
「あらあら、武器が無くなっちゃったみたいだけど?」
「いえ、問題ないですね。喰らい尽くせ【
外に控えていた【
「なっ!?」
「もう一度、聞きますよ?消した皆さんは無事なのですか?教えてくださいませんとあなた自身にこの狼をけしかけますよ?」
「くっ・・・・・わかったわ、降参よ。一応、全員無事よ。眠ってもらっているだけ」
「そうですか。なら、いいです」
「確認しなくてもいいの?」
「大丈夫です。では、また会う日まで」
私はその場から立ち去りました。
━━━━━━━━━━━━━━━
士道と七罪さんのゲームの最終日。残ったのは、琴里ちゃん、耶倶矢ちゃん、折紙さん、美九さんの4人でした。
見事に演じるのが難しい人ばかり残りましたね。琴里ちゃんは二面性、耶倶矢ちゃんは中二病、折紙さんと美九さんは変態、これらを演じきるのは流石に大変でしょう。
今は、この4人と士道は地下の一室に集まっています。私は監視カメラでその様子を確認していきました。
そして、七罪さんが現れ士道が七罪さんが化けているだろう人を指名していきます。しかし、外れてしまい折紙さん、耶倶矢ちゃんが箒の中に吸い込まれていきました。絶対絶命かと思いましたが、美九さんの発言からヒントを得て何とか士道は七罪さんを当てることが出来ました。
よしのんに化けるのはずるいと思います。
室内が光に包まれ、消された人が眠った状態で姿を表しました。そして、部屋の隅には小さな七罪さんがいました。
あれが、七罪さんの本当の姿!?えっ?七罪さんじゃなくて七罪ちゃんだったんですか?可愛い!妹にしましょう!
そんなことを考えている間に七罪ちゃんは七罪さんへと姿を変えて天使をみんなに向かって使います。部屋はまた光に包まれ、そのせいか監視カメラがダメになりました。
慌ててみんなが居る地下室に向かうと、そこにはパジャマ姿で倒れている、亜衣麻衣美衣トリオにたまちゃん先生、殿町君。いつも通りの士道。そしてーーーーー
「なんですか!?コレは!?」
ーーーーー幼女化した、少女達がいたのでした。