識別名:リーパー【完結】   作:兎秤

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 春休み
 長くてとても
 暇してる

 コロナめぇ!!


鳶一デビル
少女は世界が改変されたのを知った


 今日は11月の3日。

 

 今日もいい天気ですね!士道が七罪ちゃんを封印して数日、今の所新しい精霊は出てませんし楽でいいですね!時崎さんや〈デビル〉も最近大人しいですし・・・・・いや、大人しくしてませんでしたね。七罪ちゃんの時、めちゃくちゃ攻撃してきましたわ。

 さて、学校へ行く準備を進めましょうか。外に出ると、既に十香ちゃん達、精霊組は外に出ており士道を待っているようでした。

 

「みなさん、おはようございます」

「おぉ!千夜、おはようなのだ!」

「今日も良い天気だな」

「挨拶。おはようございます」

 

 そんなふうに、挨拶をかわしていると士道が出てきて、十香ちゃんにお弁当を渡しました。私は最近は自分で作っているんですよ?

 学校につき、いつも通り席に着きます。席に着くと、士道がずっと左の、私から見ると正面の空席(・・)を眺めていました。どうしたのでしょうか?今日の士道は妙に浮き足立ってますね。そういえば、何故ここは空席なんでしょうか?別に私がここでも良かった気がするような・・・・・いじめ?いじめなの?いじめなら起訴も辞さない。

 

 いつも通り、タマちゃん先生の出席確認をしてそれを終えると、突然士道が妙なことを言い出しました。

 

「先生、折紙はどうしたのですか?」

 

 折紙?えっ?もしかして、千羽鶴を作ろうみたいな宿題ありましたっけ?いや、でもそんなはずは・・・・・

 

「折紙さん?それって、一体どなたですか?」

 

 あっ、人名だったんですか。折紙・・・・・凄い名前ですね。

 

「折紙?何それ人の名前?」

「五河君が先生に千羽鶴プレゼントしたとか?」

「なぁっ!?五河、まさかのタマちゃんルート突入か!だと?」

「まじ引くわー」

 

 クラスメイトも疑問に思っているみたいですね。良かった、私だけ記憶がおかしくなったのかと思いました。

 

「シドー?どうしたのだ?どこか痛むのか?」

「いや、大丈夫だ」

 

 そういう士道の後ろ姿は、酷く寂しげでした。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

「それで、士道はどうですか?」

『どうもこうも、料理中も上の空で危ないったらありゃしないわ』

 

 夜、私は琴里ちゃんと士道の様子について電話をしていた。

 

「なんか学校でも元気がありませんでしたし」

『家でもそんな感じよ。まるで昨日までの記憶が無いみたいな感じだったわ。〈デビル〉についても忘れてるぐらいよ』

「〈デビル〉の事を!?」

 

 それって、かなり重症なんじゃ・・・・・

 

『そっちでも何かわかったら教えてちょうだい』

「あっ!そういえば、朝変なこと言ってました。折紙さん?がどうとか」

『折紙?ASTの鳶一折紙の事?』

「あぁ、そんな人いましたね。何か関係あるのでしょうか?」

『分からないけど、とりあえずこっちで探ってみるから』

 

 琴里ちゃんとの通話を切り、ベットに体を預けて士道の事を考える。

 士道は何故〈デビル〉について覚えていないのか、クラスに居ない折紙という少女が何故、クラスに在籍していると思っていたのか・・・・・まるで、違う世界から来たみたいだ。〈デビル〉がいなくて折紙という少女がクラスメイトである、そんな世界から。

 

「記憶の操作なら・・・・・〈破軍歌姫(ガブリエル)〉。でも、美九さんにする理由はないし・・・・・そうすると、1番怪しいのは・・・・・」

 

 時崎狂三〈ナイトメア〉だ。

 

「接触してみますか」

 

 家を出て、街まで出ていく。少し薄暗い路地に入って、呼びかけてみる。

 

「時崎さん。いませんか?話がしたいのですけど」

「あら、千夜さん?どうしまして?」

「士道の変化の理由。鳶一折紙との関係、知ってますか?」

「あらあら、何故(わたくし)が知っているとお思いまして?」

「むしろ、あなたが知らないとなると士道本人に聞くしかないと思っていますよ」

「それは買いかぶりすぎですわ」

「それで、知っているのですか?」

「えぇ、知っていますわ」

「教えては?」

「いいですとも、どうせ早いか遅いかの問題ですし。そうですわね、口で説明するのも少し時間がかかりますが、お話しましょう」

 

 時崎さんの話、過去を改変し改変した本人の士道とその手伝いをした時崎さん以外は本筋を覚えていないという事を聞き、私は耳を疑うことになったのでした。

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