思わぬ人物・・・・・誰でしょうね(すっとぼけ)?
さて、やって来ました、我が家!我が家と言っても、五河家の近所の今住んでいる家ではなく、おじいちゃんが住んでいるほうですけどね。
さて、約束した時間より早くついてしまいましたが・・・・・入ってしまっても、いいでしょうか?何故か家の前に黒塗りの高級車が止まっているんですけど・・・・・お客さんでも来ているのでしょうか?来るとしたら、おじいちゃんの知り合いと言うことになりますよね・・・・・普通の知り合い?それとも、会社の方の取引相手?まぁ、私が考えても仕方がありませんね。
敷地内に入ると、中居さんが掃き掃除をしています。悪戯心が働き、こっそり後ろから近づき、首元を触ります。
「ひゃっ!?な、な、なんですか!?・・・・・あぁ、お嬢様でしたか。脅かせないでくださいよ・・・・・とても冷たくてビックリしたんですからね?」
軽く謝りながら、自分の手のひらを見ます。士道にも言われましたが私ってそんなに体温低いのでしょうか?自分のほっぺを触ってみますが・・・・・う〜ん、分かりません。
「随分とお早いですね。お約束の時間より1時間ほど早いようですが」
「思ったより、電車が混んでいませんでしたから・・・・・あっ、そういえば誰か来ているんですか?」
「旦那様のお仕事関係の方が・・・・・あぁ、あの方々ですね」
中居さんが向いた方に視線を向けると、白髪の男性とエレンさんがおじいちゃんと共に玄関から出て来ました。エレンさんを見た瞬間にDEMの関係者、しかもかなり偉い人物ではないかと考えます。そう考えると、自然と体が強ばりました。
「うん?あぁ、君が千夜君かい?初めまして、アイザック・ウェストコットだ。よろしくね」
「魂月千夜です。よろしくお願いします」
アイザック・ウェストコット・・・・・確か、この前サイトで見た、DEM社の代表取締役の名前もそうでした。つまり、この人が黒幕ということですか。
「君とはいつか話がしてみたいと思っていたんだよ」
そう私を見つめる、切れ長の青い瞳には光がなく、底知れぬものを感じました。まるで、全てを見透かされてるような気分でした。さらに本能が危険を知らせているのを感じます。
「アイク。次の予定が入っています」
「あぁ、そうだったね。すまない、私達はこれで失礼するよ」
アイザックは軽くてをふり手を振りながら、外の車へ向けて歩いていきました。エレンさんも軽く会釈をしてその後に続いていきました。
2人が車に乗り、去っていくことで体の力が抜けました。私はしばらくその場から動くことが出来ませんでした。