休みすぎた・・・・・
真奈ちゃんと時崎さんとの共闘を終え、五河家へ戻り琴里ちゃんから士道と時崎さんの話の内容を聞きました。
内容を一言で表すと、デレさせた方の意向に従うというものでした。つまり、士道と時崎さんがお互いにお互いをデレさせようとし、士道が先にデレてしまえば時崎さんの勝ちで霊力を全て奪われ、時崎さんが先にデレれば士道の勝ちで霊力を封印を出来るという勝負です。
相変わらずの事ながら士道は無茶をしますね。全霊力を奪われる=死ってちゃんと分かっているのでしょうか?
それにしても、時崎さんはどうやってエレンさんの襲撃を知ったのでしょうか?あの場にいた真奈ちゃんも昨日、時崎さんがやってきて教えてくれたって言ってましたし、確実に何かあるはずですが・・・・・
DEMに忍び込もうとしても、今はアイザックの元に全知の魔王〈
「うーん・・・・・よし!」
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「だからって、本人に聞きに来るのはどうですの?」
「考えても仕方が無いと思いまして」
「で、わたくしが教えると?」
確かに、そうなんですけど・・・・・でも、士道の事なので教えてもらわないと困りますし、嫌な仮説も立ってしまってますから。
「時崎さん・・・・・多分ですけど、士道の身になにか起きたんじゃないんですか?」
「・・・・・何故、そのようなお考えに?」
「だって、時崎さんがDEMの動きを完全に掴んでいるとしたら、アイザックの天使の使い方がよっぽど下手か、〈
琴里ちゃんが言うには、エレンさんの襲撃は本当に直前まで完全なステルスが働いていて、気がついてからでは対応が出来ない程だったらしく、真奈ちゃんが足止めしていなければ士道がかなり危険だったそうなのです。
アイザックが時崎さんという脅威を見過ごすとは思えませんし、襲撃されても撃退出来れば時間を戻す必要性がないはずです。よっぽどの事が起きなければ・・・・・例えばーーーーー
「時崎さん、未来で士道が死んだんですか?そして、あなたはその未来を変える為に、〈
「はぁ・・・・・その通りですわ。これまでで9回士道さんはDEMの手で殺されてますわ」
うっ・・・・・予想していたとはいえ実際に聞かされると、こう心にくるものがありますね。すでに9回も士道が死にやり直しをしてるなんて・・・・・その時間軸の私は何をやっているのでしょう。
「そういうことなら、私にも協力させていただきます。士道の護衛の精度を上げ、もし襲撃を許してしまったのなら事前に教えてください。まぁ、これからは許す気はありませんが」
「嫌ですわ」
「は?」
えっ?・・・・・この人、何を言ってるんですか?協力して士道守ろうと言っているのに嫌?
「なにをっ!?」
「知っての通り、わたくしと士道さんは勝負の真っ最中ですわ」
「それとこれとなんの関係が?」
「あなたが動けば確実に士道さんは何かあると気がついて、そしてわたくしに負い目を感じてしまいます。あの方はそういう方ですから。わたくしはこの勝負をフェアなまま戦いたいのですの」
そういう時崎さんの目は決意に満ち溢れていました。確かに、私が学校生活をほっぽり出して護衛をしていたら士道に気が付かれるでしょう。士道が気が付かなくても、琴里ちゃんや折紙さんが気がつくかもしれません。
「分かりました。つまり、士道に悟られなければいいんですよね?」
「はい?」
「【
〈
「なっ、千夜さんが2人に!?」
「「分身はあなたの専売特許ではないんですよ、時崎さん」」
これは、【
「これを、士道の護衛に付かせます。それならいいですね?」
「はぁ・・・・・分かりましたわ。ご協力感謝しますわ」
「あっ!何回も時間を戻してるってことは、だいぶ霊力を消費してますよね?今回は多めに渡しておきますね」
こうして、私は時崎さんと秘密裏に手を結んだのでした。