「・・・・・やはり、君もか―――十香。・・・・・あぁ、そうだろうね。もしも私に立ち向かうものがいるとするなら、それはきっと君か千夜だと思っていたよ」
「・・・・・何?」
「私も・・・・・ですか?」
令音・・・・・いや、澪さんの言葉に私と士道が困惑します。すると、十香ちゃんがそれに応えるように言ってきます。
「詳しくは私も分からないのだが・・・・・私は皆とは違う精霊らしい」
「「違う精霊?」」
「・・・・・私は自分の力を10の
「っ、まさか、それが・・・・・?」
「・・・・・十香ちゃんって事ですか」
まさか、十香ちゃんが本当の意味で精霊だったとは・・・・・あっ、だから十香ちゃんは名前が最初なかったんですね。
「なら、私は?」
「憶測の範囲から出ない話だが・・・・・君は私が造った
「「「なっ!?」」」
私が士道に生み出された精霊?士道が
「シンがその
「まさか!?」
私はその
「俺があげたロケットを覚えてるか?」
「あぁ、今はどこにあるか分かりませんが、薄い紫色の宝石が・・・・・って、まさか!?」
「その宝石なんだがな、気がついたら持っていたものだったんだ。それをはめ込んで千夜にプレゼントしたんだ」
士道が私が引越しをする前にくれたロケットについていた宝石が
慌てている私を見かねてか十香ちゃんが声をかけてきました。
「千夜、いけるか?」
「十香ちゃんこそ、困惑してませんか?」
「―――困惑は、ある。名を持っていなかったことに苦しんだことも、ある。だが私は今、その事実に感謝している。私は名を持っていなかったから、シドーに名をつけてもらうことができた。私は人間ではなかったから、こうしてシドーの前に立つことができた!」
「えぇ、私もです!この力があったからこそ士道に再会出来ましたし、十香ちゃん達と友達になれました。そして、なによりも今こうして士道を守ることが出来る!」
すると、今まで後ろにいた士道が立ち上がり私と十香ちゃんに肩を並べるように前に出ました。
「シドー?」
「士道?」
「まだ、何か手があるかもしれない。もう、諦めたりしない。―――一緒に戦わせてくれ!」
「うむ!」
「はい!」
私たちは士道の言葉に力強く頷くのでした。